[レポート]Japan IT Week【春】前期に参加してきました
こんにちはAIソリューション部のさかじです。 2019/4/10 - 2019/4/12に行われたJapan IT Week【春】前期(IoT/M2M展、組込みシステム開発技術展)のレポートになります。私の興味、担当している横田deGoプロジェクトに使えそうな情報が無いかと思い参加してきました。
Japan IT Week【春】とは
本展は、IoT/M2M展、組込みシステム開発技術展、ソフトウェア&アプリ開発展、ビッグデータ活用展、情報セキュリティEXPO、クラウドコンピューティングEXPO、データストレージEXPO、データセンター展、モバイル活用展、店舗ITソリューションEXPO、通販ソリューション展、Web&デジタルマーケティングEXPO、AI・業務自動化展の13の専門展から構成されている日本最大のIT展示会です。 幅広くIT分野を網羅して開催することで、ビジネス拡大を求める出展社、来場者にとって欠かせない展示会となっています。 出展ブースでは製品・サービスの販売・受注、課題についての相談、見積り・導入時期の打合せなどが行われ、“実質的な商談の場”として活用いただいています。
今年は前期(4月),後期(5月)に分かれており前期はIoT/M2M展、組込みシステム開発技術展が開催されました。 たくさんの企業が出展されますので、私一人で面白そうと思った内容を選りすぐってご紹介したいと思います。 撮影禁止だったため、写真等は直接出展企業のサイトをご確認ください。
レポート
アットマークテクノ
一階の受付から一番近いところのブースでした。一番最初に見えるのは弊社も開発支援しているIoTセンサDeguとArmadilloです。
センサーやアクチュエータなどのIoTデバイスをオープンソースで作れるプロジェクトです。 IoTではデバイス側、クラウド側を簡単に接続することが開発スピードをあげる、IoTを使う敷居を下げることができるプロジェクトです。
電子ペーパー値札
各所で見かけました。弊社のDevelopers.IO CAFEでは値札は手書きです。手書き風の表示ができる電子ペーパー値札もありましたので導入できると面白いと思いました。また遠隔から書き換えるシステムを構築している企業もありましたので、急速に広まっていくのではないかな?と思っています。
RFIDタグ
こちらも各所で見かけました。価格が下がってきたのと、工場から管理できるということで、工程管理や在庫管理をはじめ、「薬品の持出管理」などにも使えこれからも利用されていき、RFIDタグの価格も下がっていくと思います。現在で10円を切っているのですが、2020年には5円以下、2025年には1円以下の目標で開発されているそうです。
Intel RealSense Depth Cameraを使用した商品取り出し補充
特定の商品は学習済みでJetsonTX2で素早く認識していました。学習していない商品は動画をとっておき日々学習させて制度を高めるそうです。
Intel RealSense キヤノンITソリューションズ Youtube キヤノンITソリューションズ 資料
IoT向け無線技術
独自規格も多くどれを選べば良いか本当に悩む技術です。必要なパラメータ(省電力、距離、台数、価格など)を決定して選ぶ必要があります。
など
推論特化ボード
学習は別に行い、推論特化ボードを使用するのを多くみました。推論に特化することで単体で安く・小さく作れるのでこれから使いやすくなると思います。
など
RISC-V
IARのRISC-V用開発環境は間も無く発表できるそうです。いろんなアーキテクチャの開発環境を手がけているため、基本部分は使い回しコンパイラ部分を置き換えることで開発の高速化が計れているそうです。私はARM用の開発環境を使ったことがありましたが表示はほとんど変わりがなかったです。 IARの担当者に確認したところRISC-Vの波もしっかり感じている様子でした。
CASIO 屋内一即位システム Picalico
LEDランプとカメラとPCというシンプルな組み合わせで位置を即位できる、個人的に面白いソリューションだと思いました。屋内で自動運転とかでも有効では無いかと思いました。
参考サイト
https://spring.japan-it.jp/ja-jp.html
最後に
駆け足かつ写真が無いかつ私の好みだけでご紹介しました。出展されている各社がいろんな技術を利用しながら新しい提案をされていいて非常に濃い1日でした。後期は別の分野ですが開催されます。興味がある内容がありましたらぜひ参加して新しい技術へ触れてきてください。参加費用は5000円となっているのですが、事前登録することで無料で入ることができます。