[合同勉強会 in 福岡][全セッションまとめ] 福岡のエンジニアと合同で勉強会を開催しました! #gbfukuoka
こんにちは!
モバイルアプリサービス部の田中孝明です。
2月11日土曜日に株式会社ヌーラボ3階会議室にて 合同勉強会 in 福岡 が開催されました。
主催として参加させていただきましたので、そのレポートを記載いたします。
タイムスケジュール
# | 時間 | セッションタイトル | スピーカー |
---|---|---|---|
- | 12:30 - 13:00 | 開場・受付 | - |
- | 13:00 - 13:10 | 挨拶 諸注意事項 | 田中 孝明 |
1 | 13:10 - 13:30 | Amazon CognitoとAmazon S3を組み合わせてiOS向けの写真共有サービスを作ってみた | 田中 孝明(クラスメソッド株式会社) |
2 | 13:30 - 13:50 | アンドロイダーが取り組むXamarin開発 | 堤 大輔(株式会社アイキューブドシステムズ) |
3 | 13:50 - 14:10 | JSフレームワークを振り返る | 国広 輝夫(株式会社ヌーラボ) |
- | 14:10 - 14:20 | 休憩 | |
4 | 14:20 - 14:40 | Scala × AWS - 組み合わせてつくるサーバサイドレシピ5選 | 和田 祐介(クラスメソッド株式会社) |
5 | 14:40 - 15:00 | NULLの話 | 荒井 祐輔(株式会社ヌーラボ) |
6 | 15:00 - 15:20 | そして誰もいなくなった。本当はコワイ運用事件簿 | 小室 啓(クラスメソッド株式会社) |
- | 15:20 - 15:30 | 休憩 | |
7 | 15:30 - 15:50 | 楽してログを可視化したい | 藤本 真司(クラスメソッド株式会社) |
8 | 15:50 - 16:10 | AWSからAzureへ | 松村 亮輔(株式会社アイキューブドシステムズ) |
9 | 16:10 - 16:30 | データベースの使い分けを考える | 甲木 洋介(クラスメソッド株式会社) |
- | 16:30 - 16:40 | 休憩 | |
10 | 16:40 - 17:00 | Server-side Swift | 平川 剛一(GyazSquare株式会社) |
11 | 17:00 - 17:20 | NetBeansのメモリ使用ログから機械学習できしだが働いてるかどうか判定する | きしだ なおき(きしだのはてな) |
12 | 17:20 - 17:50 | LT | LT |
- | - | 開発してるサービスの話 | @akase244 さん |
- | - | 5分で作る! PostCSSでDarkテーマ | @k_kato さん |
- | - | クラウド時代におけるテキストエディタのご提案 | @kiwanami さん |
- | - | ボッチソンのたのしみ | @nobkz さん |
- | - | 自分で作った BitBar プラグインについて | @morygonzalez さん |
- | 17:50 - 18:00 | クロージング/片付け/退出 | - |
会場の雰囲気
広々とした空間に、フリーのWiFiも提供された会議室にて開催されました。
Twitterハッシュタグ #gbfukuoka でつぶやかれた内容に関しては Togetter にまとめましたので、そちらも参照いただければ、当日の雰囲気がつかめるのではないでしょうか。
このような素敵な会場の準備と片付けをしていただいた、ヌーラボの荒井さん、国広さん、本当にありがとうございました!
Amazon CognitoとAmazon S3を組み合わせてiOS向けの写真共有サービスを作ってみた
田中 孝明(クラスメソッド株式会社)が、以前から作ってみたいと考えていたサービスを、なるべく手間をかけずに作る方法を登壇してきました。
Amazon CognitoとTwitterの認証を利用して、煩雑になってしまうユーザー認証に手間をかけず、S3に写真データを配置するところまでをデモを含めて話しました。
合同勉強会 in 福岡 で Amazon CognitoとAmazon S3を組み合わせて写真共有サービスをつくるまでをテーマに話してきました #gbfukuoka
アンドロイダーが取り組むXamarin開発
堤 大輔(株式会社アイキューブドシステムズ)さんから、自社で注力されているXamarinでのモバイルアプリ開発について取り組まれたことをについて登壇していただきました。
iOS先行で仕様が策定されることや、双方のプラットフォームの違いもあるので、無理に共通化しないことなどを、例を含めて話していただきました。
JSフレームワークを振り返る
国広 輝夫(株式会社ヌーラボ)さんからJSフレームワークを振り返るというテーマで登壇していただきました。
MVC、MVVMが主流だったフレームワークがFLUX(REDUX)というFacebookが発表した一方向データフローが出てきて、DOMの逐次更新コストが減ったことなど、アーキテクチャ図や問題点なども含めて発表していただきました。
国広さんが個人のブログにも登壇ブログを執筆されていますので、そちらも参照いただければ幸いです。
合同勉強会 in 福岡で登壇しました
Scala × AWS - 組み合わせてつくるサーバサイドレシピ
弊社の和田 祐介(クラスメソッド株式会社)が、外部サービスとの連携、マネージャとワーカーのスループットを上げる、DDoS攻撃に対する対策などをScalaとAWSのサービスを組み合わせて実現した話で登壇しました。
DDoS攻撃の話はフィクションだそうですが、一連のタイムラインや対策を打つまでの流れは臨場感があり、妙に生々しい話でした...
【登壇資料】AWSを使うサーバーサイドレシピ – ElastiCache, Amazon ECS, WAF + Lambda #gbfukuoka
NULLの話
荒井 祐輔(株式会社ヌーラボ)さんからNULLについて纏めたことを登壇していただきました。
業務などでScalaやGoを書かれるとこが多く、各言語ごとのNULL特性をはじめ、NULL=悪としてではく、ScalaなどにあるOptionの特性を生かして、Future、Either、Errorを組み合わせて処理を書くことなどを話していただきました。
スライドはqiitaにまとめられています null (タイトルです)
そして誰もいなくなった。本当はコワイ運用事件簿
弊社の小室 啓(クラスメソッド株式会社)が案件の運用について起きた事件について登壇しました。
開発メンバーが運用フェーズになった時にいなくなって保守が困ったことや、リリースしたモバイルのアプリの接続先が開発環境を指していたことで、サーバーサイドで大至急対応を迫られた時に行った対策を話していただきました。
何件か対策を出し、各対策のメリットデメリットを出し、デプロイするまでを4時間で行った話など、臨場感あふれるトークでした。
[合同勉強会 in 福岡]運用事件簿〜ステージングサーバー緊迫の救出劇〜 について話してきました #gbfukuoka
楽してログを可視化したい
弊社の藤本 真司(クラスメソッド株式会社)がログの可視化について登壇しました。
アプリケーション開発者向けでもわかりやすい内容で、ログについて説明し、ログの可視化の課題を挙げ、それらを解決する手段としてAmazon AthenaとAmazon QuickSightを使ったログの可視化をデモを含めて話していただきました。
合同勉強会 in 福岡で Athena と QuickSight を使ったログ可視化について登壇しました
AWSからAzureへ
松村 亮輔(株式会社アイキューブドシステムズ)さんから、自社のサービス基盤をAWSからAzureに移行した時の話を登壇していただきました。
環境毎にバラバラだった環境設定をAnsibleのPlaybookにまとめる作業の大変さや移行時の検証内容などを話していただきました。
あとはTerraformでAnsibleで構成管理したインスタンスを構築するところをデモ(ビデオ録画)していただきました。
データベースの使い分けを考える
弊社の甲木 洋介(クラスメソッド株式会社)がデータベースの使い分けについて登壇しました。
RDBMSやKVS(Key-Valueストア)、データレイクなどの概要の説明に加え、各項目で重要なキーワードに黄色の強調文字が使用されているので、その場でわからない単語を調べながら丁寧に解説いただきました。
とりあえずKVS(Key-Valueストア)にデータを入れることのメリットデメリットの話は、アプリケーション開発者にもわかりやすい内容で、会場の皆様からも共感をいただきました。
【登壇レポート】システムにおけるデータベースの使い分けについて考える(RDB, Hadoop, Redshift…) #gbfukuoka
Server-side Swift
ゲストスピーカーとしてお招きした、平川 剛一(GyazSquare株式会社)さんからServer-sideのSwiftについて登壇していただきました。
なぜサーバーサイドでSwiftを使うのかという話から、現在のフレームワークの状況や、Swift開発者のメーリングリストから読み取れる、今後の動向などを話していただきました。
2016年の10月にようやくServer APIs Projectが発足するなど、まだまだ課題が多く手が出しにくいですが、ワークグループに参加することでオープンソースに貢献できる可能性があることなどを話していただきました。
NetBeansのメモリ使用ログから機械学習できしだが働いてるかどうか判定する
ゲストスピーカーとしてお招きした、きしだ なおき(きしだのはてな)さんからNetBeansのメモリ使用ログを機械学習で解析し、稼働されているかどうかを判定するプログラムを作成されたことについて登壇していただきました。
JMXを作成されたプログラムから利用し、InfluxDBに格納してGrafanaで可視化するところを話していただきました。
時系列データのウェーブレット変換からマシンが稼働している状態を可視化されていることについてお話しいただきました。
解析を行うソースコードも公開されています。
analyzenb
LT
開発してるサービスの話
akase244 さんから所属されているイノベーター・ジャパン様が開発した chirami のリリース時に起こった顛末と解決策についてLTしていただきました。
これからも転ばぬ先のDevelopers.IOという存在であり続けれれるよう、頑張ります!
5分で作る! PostCSSでDarkテーマ
@k_kato さんから 5 分で作る! PostCSS で Dark テーマ というLTしていただきました。
作成されたpostcss-stylish-dark-theme-geneを使用して、Connpassのページを開発者に好まれるDarkテーマに変えてるデモをしていただきました。
クラウド時代におけるテキストエディタのご提案
@kiwanami さんからクラウド時代のエディタとしてカスタマイズされたemacsについて、デモを交えてLTしていただきました。
型チェックのできるjsの予測変換や、PDFのビュワーなど、emacsへの凄まじい愛を感じました...
ボッチソンのたのしみ
@nobkz さんからボッチソンのたのしみというテーマでLTしていただきました。
ボッチソン成果はBitBacketのプライベートリポジトリにコミットし、「公開しない」という徹底ぶりです...
作られてきたプログラムのデモをしていただきました。
自分で作った BitBar プラグインについて
@morygonzalez さんから自作のBitBarプラグインについてLTしていただきました。
BitBarとは標準出力に書き出された内容をMacのメニューバーに表示するプログラムで、こちらを利用して電車の本数が少ない場所でも乗り過ごさないように時刻表をJSONに変換し、Goで作ったプログラムで標準出力させ、BitBarでメニューバーに表示させるプラグインを公開されました。
atmo
seihin-weather
bitbar / seihin.10m.sh
BitBarは他にも使い道ありそうなので、利用してみたいと思います!
最後に
今回県外のイベントを主催するという自分にとって初めての試みで色々学びのある経験ができました。
自分自身の発表内容や運営対応など、まだまだ至らない点がありましたが、登壇者と参加者の皆様の協力で無事開催することができました。
今回、参加していただきた皆様、発表していただいた登壇者の皆様、そして会場を提供、設営していただきました株式会社ヌーラボの皆様、本当にありがとうございました。
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