[レポート] つながろういつでも、何とでも。LINE Thingsからはじまるモノと人との新しいコミュニケーション #linedevday_report

2019年11月20日(水)・21日(木)にLINEのデベロッパーカンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2019」が開催されました。本記事ではセッション「つながろういつでも、何とでも。LINE Thingsからはじまるモノと人との新しいコミュニケーション」をレポートします。
2019.11.21

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

つながろういつでも、何とでも。LINE Thingsからはじまるモノと人との新しいコミュニケーション

2019年11月20日(水)・21日(木)にグランドニッコー東京 台場でLINEのデベロッパーカンファレンス「LINE DEVELOPER DAY 2019」が開催されました。

本記事は、セッション「つながろういつでも、何とでも。LINE Thingsからはじまるモノと人との新しいコミュニケーション」をレポートします。

スピーカー

立花 翔氏(LINE Technical Evangelismチーム Technical Evangelist)

個人アプリケーションデベロッパーとして世界中で1000万近くのユーザーと接点を持った経験を元に、デベロッパーのLINEのAPIを利用したビジネスの成功をお手伝いさせて頂いております。各種APIを始めとするプラットフォームとしてのLINEを啓蒙し、目指すのはスマートフォンアプリはLINEだけ入っていれば良いという世界の実現。Bot/Clova/Things等、何でもお気軽にご相談お待ちしております。

セッション概要

LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」を通してBLE搭載デバイスとのコミュニケーションを可能にするIoTプラットフォーム「LINE Things」をリリースし、コーポレートミッションである「Closing the Distance」の実現を目指しています。昨年発表されたLINE Thingsに、自動通信機能が追加されました。より簡単に、より自然に、モトと人がつながることで、新しい価値が次々と生み出されています。本セッションではそれらの活用事例を例に取りながら、より実践的な解説を行うとともに、自動通信の詳しい実装手法、そしてLINEのIoTプラットフォームならではの活用例をご紹介します。

スライド

レポート

  • 事例を交えながらLINE Thingsを使った目指したい世界を話します
  • LINE APIで困ったらなんでも聞いてください、主に得意なこと4つ
    • 技術のサポート
    • 企画のサポート
    • アライアンスのサポート
    • ビジネスのサポート
  • 今日までのLINE Things
    • 昨年11月に発表
    • 1年間に1800プロダクトトライアルしてもらった
    • 164,000,000 グローバルMAU
  • LINE Platformのメリット
    • No Install
      • QRやリンクタップですぐサービスを始められる
      • LINEがあれば独自アプリを取得する必要もない
    • No Signup
      • LINE上でサービスする場合は、基本オートログインになる
    • No Credit Card
      • LINE Pay APIを使って課金できる
    • No Unreachable User
      • 友だち追加した時点で通知は絶対に届けることができる
    • No Useless Development
      • 様々な対応などなしで開発できる
  • LINE Thingsについて
    • デバイス連携
      • 1つのLIFFで複数の接続も可能
    • LIFF BLE
      • LIFF SDKのBLE Native ComponentがBLEデバイスと接続できる
    • 自動通信
      • バックグラウンドでも通信できる
      • Scenarioを作り登録することで、LINEアプリに同期される
      • WebhookへThingsからボットリクエストされる
      • 接続即時・任意のアクションでWebhookへリクエスト
    • 構成を作成する必要があるもの
      • Botサーバー
      • LIFFサーバー
      • プロダクト
    • Data Access
      • Read / Write / Notifyの機能がある
    • JavaScriptの数コードで実行可能
    • 自動通信の注意点
      • autoClose: BLE_NOTIFICATIONのケースでは動作しない
      • バックグラウンドは100%稼働を保証されていない
      • スリープは5秒以内
      • バックグラウンド通信の振る舞いはOSに依存する
  • 事例
    • Car Battery Checker
      • 車のバッテリー状態を確認する
      • 自動通信でバッテリーに異常があった場合に通知する
    • Drink Bar
      • LINE ThingsとBLEで飲み物を飲める
      • LIFFで商品を選択、決済できる
    • LINE Bacon
      • 調理器具につなぐことで燻製を最適な状態で作成できる
    • Mirai Gomibako
      • LINE Payで決済するとごみが捨てられるもの
    • Quiz Buzzer
      • クイズボタン
      • LIFFで問題の作成もできる
  • リリースが近いサービス
    • LINE Thingsに対応したメガネ
      • 公式アカウントからもLIFF接続できる
      • 眼鏡の傾きなどを確認できる
    • スマートペン
      • ノートに書いた文字をLIFF上に書いたものが表示される
  • ブースにあるプロトタイプがあるので体験してください
    • 自動で開くカーテン
      • 朝やることを通知してくれる
    • スマートハンガー
      • 乾き具合をチェックできる
      • 乾いた通知もできる
    • LINE Things Cafe
  • LINE Thingsの利用料
    • トライアルは無料
    • プロダクションプラン1年目は無料、それ以降は従量課金で利用料の設定がされる予定
    • Messaging APIは別料金
  • 作っていきたい世界
    • モノを単にコントロールするだけでなくシームレスにつなげて新しい体験を作るプラットフォームを目指している

まとめ

LINE Thingsを使うことでリアルとデジタルの接続が容易に実現できそうです。まずは弊社で運営しているDevelopers.IO CAFEなどでも実験して行けたらと思います。