RIAコンソーシアム・ビジネスセミナーレポート

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去る7/26(火)にRIAコンソーシアム(RIAC)主催のセミナーが行われました。

RIAコンソーシアムは、完全にエンジニア思考ではなくアプリケーションの使い勝手など、エモーショナルな部分に注目されているところがポイントです。

それではセミナーの内容に移っていきましょう。今回のプログラム内容は以下の通りです。

プログラム

■「RIA」は既に死語なのか??

運営委員長 三井 英樹様

■「アマゾンクラウドという選択肢」~RIAとクラウドのオイシイ関係~

アマゾン データ サービス ジャパン株式会社 マーケティング・マネージャ 小島英揮様

■「クックパッドのものづくり」

クックパッド株式会社 技術部部長 井原 正博様

内容

■「RIA」は既に死語なのか??

google検索エンジン「RIA」で検索時のヒット数 127,000,000件(4/23~7/24の3か月間)と予想以上に多い

【RIAに対して何を考えないといけないか】

現在ブラウザシェアでは、IEが全PCユーザーの半分以上を占めている。そこでIEのようなレガシーブラウザをどうやって見切りをつけるかが今後の課題

【ユーザビリティに期待している結果とは?】

売上に直接結びつき/ACD対策/アクセス数の向上/CMSでしっかりと管理できる

【ユーザビリティの考え方の変化】

・外れないUIを作るためには、ガイドラインとホスピタリティが必要

・evernoteでみるユーザビリティ=「デザイン」/「価格」/「領域」/「機能」

・デザインやユーザビリティが多少悪くても、アプリケーションとの連携がどれだけとれているかが一番支持されるポイント

・実装期間の短縮化 今まではアプリ制作に半年、iOSアプリに1~2か月かかっていたが、今後は実装短縮化させることも大切

【PCの定義の変化】

[PCの希少化]PCが持てなかった時代⇒[PCの一般化]PCが誰もが持てる時代⇒[PCの離脱]PCを持つ必要のない時代

将来は、壁がコントローラーになったり薬剤そのものにデジタル説明が表示される

⇒RIAというキーワードでこれから生きていくのはちょっと違うのでは・・ しかしRIAの考え方は使える

■「アマゾンクラウドという選択肢」~RIAとクラウドのオイシイ関係~

国内のRIA投資動向は横ばいでそんなに大きく伸びない・クラウドは拡大中(ITマーケットが多くなっていくわけではなく、金の使い方がシフトしている)

【アマゾンがクラウド移行でシフトしたサービス】

1.一般消費者様向けサービス⇒アマゾンEコマース

2.セラー様向けサービス⇒アマゾンマーケットプレイス物流サービス

3.開発者様&ITプロ向けサービス⇒アマゾンクラウドコンピューティング

【クラウドの特徴】

・アマゾンのAWSは制作途中からでも参入できる、という利点がある。今までの技術で作成したい場合はアマゾンが効果的

・対応ライセンス、ミドルウェア、アプリケーションが多い・テストだけAWSを使用するのもOK

・従来はデータセンターリージョンがシンガポールしかなかったが、今は東京にもサーバーがある

・S3:写真交換サイトのほとんどに使用されている/ロードバランサーの心配がない/スマホ用のサービスも充実

・信頼性:冗長性の高いアーキテクチャ/高い持久性:サーバーリージョンの分散化

・Amazon VPC:企業の「プライベートクラウド」として利用(社内で安く使える)

【クラウド利用のメリット】

・抽象化+オンデマンド+エラスティック+自動化=クラウドメリットを活用したシステム運用

・従量課金では安くなるケースが多い(無駄を省き必要な分だけ使う)

【クラウドがもたらす開発上のメリット】

業務分担の相対比「7:3」がキーワード今まではこの対比が「対照的な業務:本来の業務」であったのが、これからは「本来の業務:クラウドの管理」に変化

=業務時間が今までと変わらず本来の業務時間が使え、結果が同じ場合でもコストは下げられるというメリット

【RIA×クラウド事例】

・「Cacoo」= Flex×AWS  図形の作成とリアルタイムコラボレーションツール(株式会社ヌーラボ)

・「SkyEditor2」 = Silverlight×AWS  業務系開発ツール(株式会社テラスカイ)

・「クロスマーケティングリサーチサービス」 = HTML5 X AWS (株式会社クロス・マーケティング)

・「ウェブポ」= Silverlight×AWS   年賀状作成ツール(リプレックス株式会社)

■「クックパッドのものづくり」

【クックパッド様の目標】

1.世界で一番エンジニアが働きたい会社にする

2.世界で一番エンジニアリングが高い会社にする

【ミッション】

1.毎日の料理を楽しみになる会社にする

2.誰かのために食べさせる、楽しい時間を増やす

3.世の中から楽しくない時間を減らす

【ものづくり3原則】

1.公開前にサービスの説明をしない

2.無言語化:機能を言葉で伝えない

3.サービスに値段をつける:どんなサービスでもいくらの価値があるか値段をつけて考える

⇒お金を払ってでも使いたいサービスを作る

⇒いくらの価値があるのかを皆がきちんと考える

⇒ファンを作るという立ち位置

他にも井原さんは、「使いやすさ」=「レスポンスの早さ」を強調し、ユーザビリティへのこだわりと熱意を示した。