
Claude Code v2.1.179〜v2.1.181 の主要アップデート
クラウド事業本部の石川です。Claude Code の v2.1.179 〜 v2.1.181(2026-06-16 〜 2026-06-17)のアップデートをまとめてご紹介します。
アップデートサマリー
対象は 2 バージョン(v2.1.179・v2.1.181、2026-06-16 〜 2026-06-17)です。なお v2.1.180 は公開されていません(欠番)。今回は不具合修正が中心で、新機能としてプロンプトから任意の設定を変更できる /config key=value 構文などが追加されたほか、ファイル破損やセッション履歴の喪失といったデータ保全に関わる修正、起動時の安定性向上が含まれています。
注目のアップデート
- 新機能: プロンプトから任意の設定を変更できる
/config key=value構文を追加(v2.1.181) - 不具合解消: ネットワークドライブ/クラウド同期フォルダで Write/Edit が0バイト・切り詰めファイルを生成する問題を修正(v2.1.181)
- 不具合解消: 別プロセスのトランスクリプトクリーンアップでアイドルセッションが履歴を失う問題を修正(v2.1.181)
対象バージョンと期間
| バージョン | 公開日 |
|---|---|
| v2.1.179 | 2026-06-16 |
| v2.1.181 | 2026-06-17 |
※ v2.1.180 は公開されていません。
新機能
/config key=valueでプロンプトから任意の設定を変更(v2.1.181): プロンプト上から任意の設定を直接変更できる/config key=value構文が追加されました。例えば/config thinking=falseのように指定でき、インタラクティブモード・-p(非インタラクティブ)・Remote Control のいずれでも利用できます。sandbox.allowAppleEvents設定を追加(v2.1.181): サンドボックス化されたコマンドが macOS で Apple Events を送信できるようにするオプトイン設定です。CLAUDE_CLIENT_PRESENCE_FILE環境変数を追加(v2.1.181): 指定したマーカーファイルを目印に、マシンの前にいる間はモバイルのプッシュ通知を抑制できます。
改善
- 長い段落のストリーミング表示を改善(v2.1.181): 最初の改行を待たず、テキストが行単位で表示されるようになりました。
- 自動リトライを改善(v2.1.181): 思考中に API 接続が切断された場合、「Connection closed while thinking」を表示する代わりに自動でリトライするようになりました。
- サブエージェントパネルを改善(v2.1.181): アイドル状態のサブエージェントは30秒後に自動で非表示になり、リストは最大5行(スクロールヒント付き)に制限され、フッターにキーボードヒントが表示されるようになりました。
- MCP OAuth ページを改善(v2.1.181): MCP の OAuth ブラウザページが Claude Code のビジュアルスタイルに合わせられ、認証成功時に自動で閉じるようになりました。
- リモートセッションのプラグイン読み込みを高速化(v2.1.179): リモートセッションでのプラグイン読み込みパフォーマンスが改善されました。
- メモリ更新表示を簡素化(v2.1.181):
Improved N memoriesの行で、verbose モード以外では個別ファイルを列挙しなくなりました。 - Bun ランタイムを 1.4 にアップグレード(v2.1.181): バンドルされている Bun ランタイムが 1.4 に更新されました。(Bun ランタイム 1.4について、執筆時点で詳しい改善点に関する情報はありませんでした。)
修正(主要なもの)
安定性・操作性に関わる修正を中心に抜粋します。
- Write/Edit によるファイル破損を修正: ネットワークドライブやクラウド同期フォルダで、Write/Edit が0バイトまたは切り詰められたファイルを生成する問題が修正されました(v2.1.181)。
- アイドルセッションの履歴喪失を修正: 別の Claude Code プロセスが30日分のトランスクリプトクリーンアップを実行した際に、長時間アイドル状態のセッションが履歴を失う問題が修正されました(v2.1.181)。
- 起動時のブロック・クラッシュ・フリーズを修正: 劣化したネットワークでアカウント設定の取得が遅い際に最大15秒ターミナルが空白のままブロックされる問題、
.claude.jsonに破損した null エントリがあると起動時にクラッシュする問題、Spotlight の再インデックス中に macOS の TUI がフリーズする問題、2.1.169 で混入した約120msの起動リグレッションがまとめて修正されました(v2.1.181)。 - プロンプトキャッシュの未読み込みを修正: カスタム
ANTHROPIC_BASE_URLおよび Foundry で、リクエストごとに変わるアテステーショントークンが原因でプロンプトキャッシュが読み込まれない問題が修正されました。コストに影響するため、該当環境の方は要注目です(v2.1.181)。 - ストリーミング中の接続切断時の挙動を修正: ストリーミング中に接続が切断された際、生のエラーを表示する代わりに部分的なレスポンスを保持するようになり、スピナーが「running tool」で固まる問題も解消されました(v2.1.179)。
- macOS の認証フロー失敗(error -600)を修正: Apple Events エンタイトルメントの追加により、
open・osascript・ブラウザベースの認証フローが error -600 で失敗する問題が修正されました(v2.1.181)。 - AWS 認証情報の頻繁なリフレッシュを修正:
awsCredentialExportで残り有効期限が短い認証情報が毎分リフレッシュされる問題が修正され、aws configure export-credentialsの JSON 形式も受け付けるようになりました(v2.1.181)。 - WSL2 のマウスホイールスクロールを修正: WSL2(Windows Terminal・VS Code)でマウスホイールのスクロールが効かない問題(2.1.172 でのリグレッション)が修正されました(v2.1.179)。
- このほか、サンドボックス設定の評価、サブエージェントのネスト深度制限、MCP 接続ステータスの表示、IDE 選択範囲の行番号、AskUserQuestion の入力処理、クリップボード操作、
/statsの日付表示、各種ターミナル表示など、多数の細かな不具合が修正されています。
破壊的変更・非推奨
本アップデート範囲には、互換性を壊す破壊的変更や非推奨化はありません。ただし、挙動変更として次の点に注意してください。
- フルスクリーンモードでの URL オープンが Cmd+クリック / Ctrl+クリックに変更(v2.1.181): ネイティブターミナルの挙動に合わせ、フルスクリーンモードでは URL を開く際に Cmd+クリック(macOS)または Ctrl+クリックが必要になりました。
最後に
v2.1.179・v2.1.181 は、/config key=value 構文の追加を除けば、安定性と UX の改善が中心のリリースです。特にネットワークドライブ/クラウド同期フォルダでのファイル破損や、アイドルセッションの履歴喪失といったデータ保全に関わる修正が含まれているため、該当する使い方をしている方は早めのアップデートをおすすめします。気になる変更があればアップデートして確認してみてください。
参考文献






