お城でリモートしてみた。

お城でリモートしてみた。

Clock Icon2018.05.17

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人は城、人は石垣、人は堀。。。どうもこんにちは、せーのです。
今、私は名古屋に来ております。名古屋と言えば、名古屋めし。色々な名古屋名物を食べ歩きながら名古屋を満喫したいところですが、お仕事で来ているのでなかなかそんな時間が取れません。

そんな中、一日作業をするスケジュールが取れました。私の場合、作業に必要なのはPC、メモ帳、筆記用具(とたまにEcho dot)くらいなものですので、どこで作業していてもさほど変わりません。
普段は某コーヒーショップや某ファミレスに駆け込んで閉店までひたすらもくもくPCとにらめっこしている所なのですが、せっかくの名古屋なので、どこか名古屋らしい所の近所に陣取って、作業が終わり次第散策に行きたい。ついでにそこに美味しい名古屋めしがあれば最高です。

そんな時、たまたま泊まっているホテルから歩いて10分くらいのところにうってつけの建物がありました。

そう、名古屋城です。

名古屋城でリモートはできるか

名古屋城。日本100名城に選定されており、国の特別史跡に指定されている、言わずとしれた名城のアレです。金のシャチホコのアレです。
なんとなくのイメージでそういう由緒正しい建造物ってのは専用の乗り物に乗って、居住まいを正した者のみを受け入れるような敷居の高いものだと思っていたので、まさか徒歩で、しかも入館料500円で入れるとは思っていませんでした。私の地元にある豊平川さけ科学館並のフレンドリーさです。

あっという間に着いてしまいました。

リモートワークが出来るかどうか、という基準は

  • PCを叩けるスペース
  • ネットワーク(テザリング可)
  • (できれば)電源
  • 飲み物、できれば食べ物も近くで確保できる
  • PCを叩いている人間を受け入れてくれる周囲の空気

と考えています。名古屋城をぐるっとまわってみたところ

私がオススメするポイントは2ヶ所です。

天守閣下 甘味処

まずはこちら。

天守閣です。

名古屋城の天守閣は隣にミュージアムショップなどがあり、とても広々としたスペースが広がっています。そして、この天守閣のすぐそばにお土産やさんと甘味処が併設されたイートインスペースがあります。

ここは机もあり、みんなでのんびりスマホをみたり、お話したりしています。サラリーマンの方も何人かPCを広げており、仕事をするのにちょうどいい空気が広がっています。

また、名古屋城は数箇所でWi-Fiが通っている場所があるのですが

ここ天守閣下もその一つです。ですのでテザリングできない人も重いネットワークの使い方でなければ作業が可能です。

見上げれば金のシャチホコ、といういにしえの雰囲気を感じながら、抹茶アイスクリームを食べつつ作業に没頭してみるのもいいものです。

旧国宝天守礎石

名古屋城は1945年の米軍最大規模とも言える東海大空襲により、一度焼失しています。その旧天守の礎石が現在ある天守を再建する際に、大天守の北側、御深井丸の東側に移築し、もとのとおりに整列させ保存展示されています。

この礎石を奥の方に進んでいくと、ベンチがいくつか置いてあります。

由緒ある礎石にあるベンチになぜかアップルマーク

ここが作業をするのに非常に捗りました。
周りは竹や木々に囲まれ、とても静か。眼下には緩やかにたゆたう堀の水面。涼しいそよ風も吹き、とても居心地がいいのです。

ただ残念ながらWi-Fiは通っていないので、テザリングonlyになります。キャリアネットワークはバリバリ通じる場所なので、テザリングできれば作業は問題なさそうです。レッツウルトラギガ

初心者用名古屋めしが全て揃っている

名古屋城で一番いい所。それが城下に入る前に広がっている「金シャチ横丁」です。

このストリートの左右に食事処がずらっと揃っているのですが、名古屋に来たら食べようと思っていた食べ物がほぼここの一箇所で済んでしまいます。

例えばひつまぶし

例えば味噌カツ

例えば名古屋コーチン

と、とりあえずここにいれば一通りの名古屋めしにありつけます。これは便利!

ということで結局、ほぼ半日ここで作業をし、二食の名古屋めしを戴いて大満足でホテルに帰りました。

まとめ

名古屋城と言えば震度6以上の地震で倒壊する、とのことで現在のコンクリ天守を完全木造で復元させる、という大決断をした建物です。名古屋市長は「史実を復元させる」ということに重きを置いているようで、天守閣へのエレベーター設置を拒否して色々と問題になっているようです。
実際に現場にくると、確かに石垣のひび割れ具合がすごいです。空襲の際に石が熱を帯びて崩れやすくなったそうです。間近で見てると、確かに何かの振動があれば崩れるかもしれない、と感じました。

建築物としてのクオリティと、それを支える技術と悲しい歴史。様々な深みと時代の流れを感じながら仕事をするのもいいものです。
皆さんも是非名古屋出張の際は名古屋城でのリモートワークをご検討下さい。

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