#FlutterEngage Keynoteセッションレポート: Flutter 2.0のアナウンス、Flutter for WebがStableに

FlutterEngageというイベントのKeynoteセッションレポートです。
2021.03.04

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FlutterEngageというイベントをリアルタイムで視聴しています。今回はKeynoteのセッションレポートになります。

セッション冒頭でいきなりFlutter2のリリースがアナウンスされました。

Flutter Events | Flutter Engage - March 3rd

Flutter2はflutter upgradeを叩くことでもう試すことができます。

Flutter2以後、Flutter for Webだけでなく、macOS, WIndows, LinuxでFlutterがstableになります。ただし、Flutter for Web以外はearly relase flag付きとあり、これはstabel channel でstable版直前のものが試せるというものとのことです。 キーノートではSkiaとwasmを活用したパフォーマンス改善や折り畳み等の画面対応などについても触れられました。 また、合わせて現在クロスプラットフォームで動いているFlutterアプリケーションのが紹介されました。デモアプリケーションは実際に触って試せるだけでなくコードも閲覧できるようになっています。

Flutter Folio Showcase

MicrosoftがFlutterへのContributeしている件について紹介され、そこで折りたたみ端末への対応についても触れられていて、ドキュメントも紹介されていました。折りたたみ端末対応に関するAPIについてドキュメントでは触れられています。

Announcing Flutter support for foldable devices | Surface Duo Blog

Flutter for WebのデモとしてFlutter Plasmaが紹介されました。リンク先は音声ファイルが再生されるので注意してください。

Flutter Plasma

iRobotのアプリがFlutter製として紹介されました。

iRobot Coding

Flutter2で改善された各種ツール

コマンドで古いコードをマイグレートしてくれるflutter fixというコマンドが紹介されました。これにより破壊的な変更を自動的に修正することができます。また、Null Safety対応を手厚くサポートしてくれるdart migrateというコマンドも紹介されました。

devtoolも改善されていて、エラーの原因であるウィジェットを直接確認できるようになりました。これは普段の開発に役立ちそうに感じます。

Google Mobile Ads SDK for Flutter

Betaではありますが、Google Mobile Ads SDK for Flutterが公開されました。

AdMobのバナー広告のWidgetも合わせてセッションで紹介されています。

まとめ

Keynoteでは主要なリリース情報が一気に紹介されました。イベント自体はまだ始まったばかりなので、今日は朝まで寝られそうにないですが楽しみたいと思います。