2016年 AKIBA.swift忘年会を開催しました! #akibaswift
はじめに
おばんです、逃げ恥も終わってしまいますね、もう火曜がハグの日ではなくなってしまうことに悲しみを覚える田中です。
今回は2016年 AKIBA.swift忘年会の開催レポートになります!
内容
今年も一年お疲れ様でした、乾杯!
?の波動を感じる...
iOS/Swiftエンジニアといえば寿司!ということで今回の忘年会は寿司の出前をとりました!
主催からの一年の振り返り
話した詳細内容は以下のリンク先になります!
盛り上がるLT
田中孝明さんによるSwiftで非同期処理をflatMapでつなげる方法の紹介
一つの非同期処理の結果から、さらにまた非同期処理を行ったりする連続した非同期処理を書きたい場合、非同期処理の記述がどんどんとネストしていってしまうという問題があります。
そこで登場するのがFutureやPromiseといった考え方。非同期処理の結果をオブジェクトとして返すことにより、非同期処理をメソッドチェーンで連続して記述することができるというもの。ここではBrightFuturesというライブラリを例として取り上げ、その有用さを紹介いただきました。
Scalaなどでは言語仕様でこれに対応しているため、Swiftでも言語仕様として取り入れて行って欲しいと語る孝明さん。
前日に開催を決定したため当然発表資料が無いなか、自分が以前書いたブログを元にLTをキメるというブログの会社ならではの機転で発表をいただきました。
Kohei Tabataさんからのfastlane勉強会発足の告知
AKIBA.swift第6回にてfastlane勉強会を開催した際にメンターをしていただいたKohei Tabataさん。自身のfastlaneを用いた自動化の経験を活かして新たにfastlane勉強会を2月に開催する予定なので、ぜひ参加してくださいとのことでした。
そして3月のtry! Swiftに参加し、fastlaneをより布教すべく公式エヴァンジェリストになりたいとも語られていました。今後の活躍に注目!
loveeさんによるSwift 3からの正規表現の使い方
これまでのSwiftにおいては正規表現を扱うためには文字列をNSStringで表現する必要がありましたが、Swift 3.0からはString型のまま正規表現を扱うことができるようになったという話。
ただしそのためのメソッドの定義にジャンプしようとしたところ、実装を見ることはできませんでした。考えられることは以下の二つです。
- 定義元にジャンプできないバグ
- そのメソッドがprivate APIである
もし後者だった場合、その追加されたメソッドを使ったアプリを申請してしまうと問答無用でrejectされてしまうので注意が必要とのことでした。
loveeさんによる自作ライブラリの紹介
CoreImageフレームワークを使った画像のフィルター処理が面倒だ!というお話。例えば以下の画像のソースコードのようにガウシアンブラーを使う例で言うと
- 一つの結果を得るために面倒なことに多くのステップを踏む必要がある
- フィルタ名など文字列指定しなくてはならず、実行時の動的なチェックに頼る必要がある
そこで登場するのがloveeさん作のUsamiというライブラリ。こちらを使うととても簡単に記述できるようになるとのこと!
Usamiを使うとこんなにシンプルに。
import UIKit let baseImage = UIImage(named: "lena.png")! let gaussianBlurFilter = GaussianBlurFilter() let filteredImage = gaussianBlurFilter.getFilteredImage(from: baseImage)
盛り上がるSwift話
などなどのLTの他にも、「こういった実装ってどうしたらいいかな?どんな概念が登場するだろうか?」などざっくばらんな会話がありました。
ホワイトボードを使ってコーディング!「Girlfriendという型のインスタンスを外部から注入するにはどうするか?」
まとめ
今回の忘年会は前日発表という急な開催にもかかわらず8人もの方々にご参加いただきました。少人数開催ということも相まって普段よりも参加者同士の距離が近く、技術に関する会話も弾みました!
来年も引き続き開催していきますので、今後ともAKIBA.swiftを宜しくお願いします。m(_ _)m