[iOSDC Japan 2019 リポート] 午前セッション! 色と視覚についての知見を得てきた!

2019.09.06

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

CX事業本部の中安です。

東京・早稲田大学構内で行われている「iOSDC Japan 2019」に参加をさせていただいています。今朝より本イベントが始まりました。

3日間に渡るこのイベントを、弊社iOSアプリ開発メンバーと一緒に色々とレポートしていければと思います。

昨晩のダークモードから通常に戻ってます(笑

オープニング

自分はiOSDC初参加なのですが、オープニングに有名声優さんを使っての会場説明とスポンサー紹介が恒例のようですね

エヴァンゲリオン風のムービーに合わせて、碇シンジ役の緒方恵美さんと葛城ミサト役の三石琴乃さんがナレーションを担当されていました

(写真撮り忘れたYO)

ダークモードはどうして対応しないといけないの? 「色の難しい話に負けない体づくり60分」

午前はオープニングに続いて、1セッションだけ行われました。

自分が参加したのは、しもとりさんによる「色の難しい話に負けない体づくり60分」というセッションでした。

内容

カラーコードとUIColor (or SwiftUI Color) さえわかれば色の話は十分だと思っていませんか?残念ながら違います!私たちが色に関するガイドラインを覗いたとき、謎の数式と用語も私たちを覗き返してくるのです。そこから逃げ出して曖昧な理解のままアプリを作ったら、きっと使いにくいものになってしまうでしょう。

本セッションでは、知っておくと心強い光と色の知識をみなさんと一緒に確認していきます。 色の決まりや仕組みを理解することで、ドキュメントやガイドラインの意図を正しく掴むことにつながり、私たちが気をつけるべき点をしっかり抑えることができるようになります。小難しい話の並んだドキュメントももう怖くありません。 もちろん、色のお話はiOSやiPhoneだけのものではありません。他のアプリやスライド資料などを作るときにも役立ちます。読みにくいスライドで聴衆のみなさんをがっかりさせてしまった……ということがないように、この機会に色への意識を変えていきましょう!

色と視覚に特化したお話でした。 「体力づくり」というタイトルが何を指し示すかはタイトルから分からなかったのですが、色を深く理解して扱うためには実にいろいろな知識がひつようになるというお話で、その予備知識=体力づくりがあれば、アクセシビリティやダークモードなどの対応のときに役立つでしょうというお話でした。

60分のセッションは聴き応えがあり、たとえば「なぜ人間は赤色を赤色と認識できるのか」という生体的な話は、 光の波長と、それを受ける錐体細胞の話、数値化と座標化に至るまで まるで医学学会にでも出席しているかのようでした(本物はもっと難しいでしょうが笑

そして話は、色覚異常や視覚過敏の問題になり、そこでアクセシビリティへの対応への言及に入っていきます。 視覚過敏であると、白色のノートに書き込むことすらも辛い人がいるという話も興味深かったです。

こう思った

昨日は「一言に文字列といっても奥が深い」という話を書きましたが、今回は「一言に色といっても奥が深い」に尽きます。

CG系の処理(最近はUIColorにも)には色空間を指定するものがありますが、 色空間って正直あまりきちんと理解をしていなかった部分もあります。 そのあたりをスッキリまとめて話してもらえたので非常に勉強になりました。

今回の登壇では「コントラスト比とアクセシビリティ」の話がありました。 大阪メンバーのブログに近しい領域のブログがありますので、ぜひ参考になさってください

コントラスト比が低いUIは20人に1人以上に影響! 対策をまとめてみた https://dev.classmethod.jp/visual-design/basic-knowledge-about-color-contrast-of-ui-element/

まとめ

お昼からも、色々インプットしてこようと思います。ご飯食べてきます!

では、また