[iOS][Swift] UIKitをベンリにしてくれる Spring (3)
はじめに
Springは、Meng Toさんが GitHub で公開されているライブラリです。Core Animation を使ったアニメーションや、View の周りの border の調整など UIKit のアレやコレを、カンタンにしてくれます。
各種設定値を見る
前回は、どんな種類のアニメーションが実現できるかを見てきました。
今回は、大きさや座標値など、各種設定値を見て行きましょう。
各種設定値
以下のような設定値が用意されています。これらを組み合わせることで、さまざまな動きの調整をすることができます。
変数名 | 型 | 内容 | 初期値 |
---|---|---|---|
autostart | Bool | オブジェクトが生成された際自動でアニメーションを開始 | false |
autohide | Bool | はじめに alpha 値を 0 にするか否かを設定。※試した所現在まで設定値による表示の変化を確認できていません | false |
animation | String | アニメーションの種類を指定 | |
force | CGFloat | 対象にかかる「力」の大きさ。例えば、この値が大きいほど伸縮が大きくなる。 | 1 |
delay | CGFloat | アニメーションが開始されてから実際に動き出すまでの時間 | 0 |
duration | CGFloat | 継続時間(秒) | 0.7 |
damping | CGFloat | 振幅する動きに関わる値。小さいほど振幅する動きが大きくなる | 0.7 |
velocity | CGFloat | 振幅の初速 | 0.7 |
repeatCount | Float | 繰り返す回数 | 1 |
x | CGFloat | X座標の初期値 | 0 |
y | CGFloat | Y座標の初期値 | 0 |
scaleX | CGFloat | 初期のX方向の倍率 | 1 |
scaleY | CGFloat | 初期のY方向の倍率 | 1 |
rotate | CGFloat | 回転 | 0 |
curve | String | イージングの種類を指定 |
Springをつかったアニメーションが標準で使えるクラス
ここまで SpringView を使ってきましたが、他にも以下のクラスを利用することができます。 たとえば Storyboard で Button を置き、Custom Class として Spring Button を指定すれば良いです。
クラス | 継承元 |
---|---|
SpringButton | UIButton |
SpringImageView | UIImageView |
SpringLabel | UILabel |
SpringTextField | UITextField |
SpringTextView | UITextView |
SpringView | UIView |
次回
今回まで見てきたことを組み合わせて、少し複雑なアニメーションを実現してみます。お楽しみに!