GIMPを使ってブログのアイキャッチ画像を作成する
ブログを書いていると、『アイキャッチ画像』(興味関心を引くためにページのサムネイルとして用意する画像)が欲しい!という時があるかと思いますが、Skitch等の簡易画像ツールでサイズを整えたり、EXCELでちょちょいと加工して作ったりという事はこれまでも良く行なって来ている一方で、"ちゃんとした"ツールを使って作る事はこれまでして来てはいませんでした。
という訳で、これを機に画像処理ツールを使ってアイキャッチ画像なり、ブログで活用出来る画像を編集・加工する術を学んで見てみようと思い、その手順も併せて備忘録として残しておこうと思いました。
活用するツールは『GIMP』と呼ばれれる画像処理ツールです。フリーウェアで各種OS版も対応しており、有償のグラフィックソフトにも引けを取らない様な機能の充実さを誇ります。個人的にはこの手のツールはこれまで活用した事は無かったので、基本的な使い方の部分を踏まえた形で手順を残しておこうと思います。
インストール
導入は至極簡単です。下記サイトからインストーラを入手し、起動するだけ。
解凍したファイルはアプリケーションフォルダにコピーしておきます。(Macの場合)
起動後の画面です。計3つのウインドウが表示されています。
Macデフォルトのカラーピッカーの色指定方法変更
これはツールの設定では無いんですが、GIMPを使う上でこちらの方が都合が良いと思ったので併記しておきます。Macにはユーティリティーツールの1つに『カラーピッカー』が存在します。既存の画像やデザインの色情報を参考にしたい場合に活用出来るのですが、こちらのツールを使う際のカラーチャート情報を取得する際の方法を#000000の形式になるように変更しておきます。
作成する画像&背景色情報の取得
今回は普段使っているAWSのアイコンの中の1つ、Amazon Redshiftのアイコンと同じものを作ってみたいと思います。カラーピッカーを起動し、グレーの背景画像の部分にカーソルを当て、情報が出て来た状態で[Command + Shift + C]を実行。
RGB16進数の情報は以下の値となりました。
#5B5E61
新規作成&背景色の指定
ここからは実際のファイルを作成していきます。[ファイル]→[新しい画像]を選択。
ブログで用いるアイキャッチ画像は400ピクセル四方の正方形が推奨のサイズとなりますので、サイズ指定もそのように行います。指定したら[OK]押下。
白地の正方形キャンバスが表示されました。
ツールアイコン類の下の方にあるカラーパレットをクリックします。
任意の方法で色指定を出来ますので、先程取得したRGB16進数の情報を入力。現在の色が指定した色になるようにします。
『塗りつぶし』ツールを選択し、キャンバスの上でクリック。背景が指定の色で塗られました。
画像レイヤーの追加&サイズ、配置指定
Amazon Redshiftのアイコン画像を入手します。既存サービスであれば、AWSアイコンの資料サイトから入手したものを使うのが一番てっとり早いでしょう。(今回もそれを使います。)新規サービスの場合は...何やかんやして入手しておいてください。画像サイズはそこそこ大きい物が良いでしょう。
今回は上記AWSシンプルアイコンの中から、SVGファイルを利用する事にしました。ファイルをそのまま背景画像の上にドラッグアンドドロップします。サイズ指定を求められるので任意のサイズで落とし込みます。
配備されました。レイヤーも1つ増えています。
アイコンの下に文字を配置したいので、その分のスペースを確保するためにアイコン画像を少し上にずらします。矢印十字のアイコンを選択し、移動させたい要素のレイヤー(この場合は画像)を選択。移動させます。
テキストの追加
次いで、アイコンのサービス名を追加します。フォントアイコンを選択し、任意の場所でクリック。すると文字が入力出来るようになるので、任意の文字を入力します。フォントサイズも変更可能、文字色はカラーパレットで変更可能です。
フォント自体もこのように変更可能です。インクリメンタルサーチで該当する候補を出してくれます。
要素の位置揃え
要素の位置揃えについては、矢印十字の右にあるアイコンで設定が可能です。画像アイコンとフォントを真ん中寄せにしたいので、それぞれを選択した状態で指定のボタンを押下、要素が真ん中寄せで配置されました。
画像のエクスポート
ここまで来たらあとは画像として出力するだけです。メニューの[ファイル]→[名前を付けてエクスポート]を選択し、所定の名前でPNG画像としてファイルを作成します。
御覧の様に400ピクセル四方のアイキャッチ画像が出来ました!
まとめ
以上、GIMPを使ったアイキャッチ画像の作成手順に関するご紹介でした。GIMP自体利用するのは今回が初めてでしたが、感覚を掴んでしまえば割とサクサク使えるなと思いましたので、今後は積極的に活用して行きたいと思います。また今回の範囲はGIMPの機能の中のホンの触りの部分に過ぎないと思います。今後画像を作成していく上でこの他にも色々な機能を使わざるを得ないケースも出てくるかと思いますので、その際は情報を追記してより活用度を高めて行きたいと思います。こちらからは以上です。