オフィスの照明をヒューを使って音声で操作できるようにしました

はじめに

こんにちは。徳道圭一@上越オフィスです。

オフィスのスマート化をしています上越だよりです。先回の記事でオフィスの照明を音声でオン、オフできるようになりました。

【前回記事】Amazon EchoとSwitchbotでオフィスの照明を音声でオン・オフしてみました

元々設置済みの照明はカフェやバーならムードの出そうな電球色のスポットライトです。上越オフィス以外のテナントは飲食店が中心なので共通の設備のようですね。照明の数はそれなりにあるのですが、以下の理由で昼間でも手元の明るさが不足している感じでした。

・部屋の中心にある
・執務室になっている場所は窓がない
・スポットライトは光が拡散しない
・赤系の色は暗く感じる

手元が暗いとちょっと困ることも多いので照明の増設を検討することになりました。

PC用の電源活用

オフィスとして入居した際にOA機器用に照明用ダクトレールを天井に増設をしています。

これが照明用ダクトレールです。レールの範囲であればフリーで照明や電源コンセントを増設できるもので、最近はこれを設置しているお店も多くなりました。

この写真は照明用に部屋の真ん中にあったものですが、PCの電源用に執務室スペースの両サイドに増設をしています。これを使って、各デスクに補助電灯がつけられないものかな、と思いました。しかしここは電源用ということで、ON/OFFの手元スイッチを用意していません。

そこで出番なのがフィリップスが販売しているAlexa対応のLEDランプ、ヒュー(Hue)です。

フィリップス LEDランプ ヒュー(Hue)

LEDランプ ヒュー はオランダの電器メーカーフィリップス社がAmazon Alexa/Amazon Echo正式対応を謳っているインテリジェントLEDランプです。

家庭用電球と同じE26口金と差し替えて使えるLEDランプです。仕組みや動作についてこちらの記事で詳しく紹介されていますのでご覧ください。

Philips Hue 3rd generation(電球)をAmazon Alexaで操作してみた【スマートホーム】

これをAmazon Echo(スマートスピーカー)で音声によるオン・オフをデスクごとにできるようにしよう、ということです。

フィリップス ヒューはAmazonなどのインターネット通販で入手可能です。最初に購入する場合は必ずスターターセットを買いましょう。スマートスピーカーで操作するにはコントロール用のブリッジが必須です。今回はLEDランプが3個、ブリッジが1個ついているスターターセットを導入しました。

ヒューを照明用ダクトレールに設置

ダクトレールに電球などを装着するにはダクトレール用の口金が必要です。最近ではちょっと大きなホームセンターでも、2000円程度で買えるようになりました。

こんな感じで設置します。こういうタイプであればある程度向きを調整することができます。ヒューは口金に接続するとすぐにONになります。

ヒューブリッジは有線で社内ネットワークに接続しました。接続機器が増えてきましたので有線で済むものは有線にします(もちろんWiFiで接続することもできます)。

Hueとブリッジの間はZigBee Light Linkという無線プロトコルで結ばれています。この規格は帯域は小さくとも広範囲・多数デバイスの通信によく用いられているZigBeeが制定した照明機器用のプロトコルです。Bluetoothとは違って汎用性はないですが安定した通信が可能です。

スマホアプリでヒューを設定する

ヒューもIoTデバイスのセオリー通り、まずはスマホアプリをインストールしてヒューブリッジと連携します。ヒューは正式にAmazon Alexaに対応しているので、個々のLEDランプ設定も含めてAlexaアプリからの設定が可能です。もちろんApple iOS、Androidのどちらも対応しています。

アプリを起動するとまずヒューブリッジを検索します。ヒューブリッジのボタンを押すとペアリングされます。

ヒューブリッジのファームウェアのアップデートがある場合はここで行っておきます。

ヒューブリッジのセットアップが完了するとヒューランプのシーン(スキップ可能です)やルームのセッティングになります。ルームの作成は必須です。

ルーム名を上越オフィスとして、3個のヒューを登録しました。

ルームタイプはオフィスがないので「書斎」が一番近いでしょうか?もっとも後で色は変更できますので、ここは適当に設定します。

これでヒューの基本設定はできました。

Alexaスキルでヒューを設定

※ここから先はAmazonのユーザーアカウントをお持ちであることを前提に記載しています。Amazonのユーザーアカウントをお持ちでない方は作成してAlexaアプリを使用できるようにしましょう。

ヒューは最初からAlexaスキルに正式対応しているので、こちらでもすべての制御が可能です。スマートホームスキルからPhillips Hueを追加して有効にします。

 

他のIoTデバイスでも同様ですが、Alexaスキルからデバイスにアクセスすためにはアカウントリンクが必要です。Hueの場合はAlexaアプリ上でアカウントの作成も完結することができます。メールアカウントと名前、パスワードを入力します。

 

届いたメールにある「電子メールの確認」をクリックします。アカウント承認され有効になりました。

 

ヒューブリッジのボタンを押してリンクします。

 

アプリケーションを信用しますか? → はい をタップすればリンク完了です。

 

スマートホームスキルで「デバイスを追加」すると、リンクされたヒューを検索して追加してくれます。

これでAmazon Echoから音声でヒューを操作できるようになりました!

Amazon Echoから音声でヒューを操作

前回のSwitchbotでAlexaスキルを使用したときと同様に、ヒューも呼びかける名前を呼びやすくしないといけません。同じような試行錯誤をして、ちょっと言いにくさはあるのですが、入口から見た位置をそのまま名前にしました。また、「でんきをつけて」では個別の操作でまた「どれですか?」とEchoから聞き返されるのも癪なので、「ライト」にしています。こうした名前付けはセンスのある・無しがすぐに出ますね。。。

・前のライト
・右のライト
・左のライト
・デスクのライト

なお、「デスクのライト」は「すべてのHueライト」を変更したものです。最初から全体の割当がされているのは使いやすいですね。また今回はデスクのライト個別のほかに、先回設定したSwitchbotの照明も「オフィスの電気」のワンフレーズで全てオン・オフできるようにグループ化します。

 

では声で操作してみます。

「アレクサ、デスクのライトをつけて」

 

個別に操作してみます。

「アレクサ、前のライトをつけて」

 

ちょっと連続して操作してみます。

「アレクサ、デスクのライトの色を赤」「アレクサ、デスクのライトの色を白」「アレクサ、デスクのライトの明るさを50%」

 

最後に全照明の連動です。

「アレクサ、オフィスの電気をつけて」

 

うまくいきました!これでオフィスの照明を声で自在に操作することができます。

音声でHueが点灯する仕組

Amazon Echoはどのような仕組みでヒューを点灯しているのでしょうか?動作の流れを簡単な図にしてみました。

Amazon Echoは音声コマンドをアレクサボイスサービスという音声アシスタントに受け渡します。アレクサボイスサービスが音声コマンドを分析し、スキルという機能(この場合はスマートホームスキル)を呼び出します。スマートホームスキルは有効なスキルから音声コマンドの目的に合致するデバイス(この場合、「デスクのライト」=ヒュー) を選び、アカウントリンクしている連携システムにコマンドを渡します。あとはコマンドを渡されたシステムが自前の仕組みでヒューに点灯命令を出すことで点灯するのです。

最後に

如何でしたでしょうか?

フィリップス ヒューはスマートホームデバイスとしては比較的認知度も高く、使い勝手の良い照明デバイスと思います。まだ日本語では色の切り替えなどの語彙が少なく、どんなシーンでもストレスなく使えるか、というとまだ難しいところがあります。しかし単純な操作や明るさの調整は軽快に操作ができますのでスマートホーム製品としての普及が進むといいですね。 できればブリッジの通信が標準化されて、ブリッジ一台あれば家中のIoT製品を集約制御できるとより使いやすくなりますので、そうした機器の登場が待たれます。

今回は異なる種類のデバイスをAlexaスキルで束ねて、照明の一斉点灯・消灯を行いました。異なる種類をまとめて操作する使い方は、応用に可能性があるかもしれませんね。