
1 on 1 plus 1 の紹介
とーかみです。
みなさんは定期的な 1 on 1 は実施していますか?
自主的に実施しているものもあれば、組織内の流れで始めることもあると思います。
1 on 1 でのやり取りを通して不安が解消されたり、状況や行動にいい影響が与えられる可能性があり、注目されている取り組みです。
一方で、環境の変化が小さかったり、 1 on 1 以外のやり取りの中で日々の業務で必要なコミュニケーションが取れている場合は、ネタ切れになることがあると思います。
そんなときに試していただきたい 1 on 1 のアイデア「1 on 1 plus 1」を紹介します。
プラス 1 ホップ : ななめ 1 on 1
「ななめ 1 on 1」は、普段の業務では関わりのない別チーム・部署の人(さらに立場が少し違う人)と行う 1 on 1 です。
単発で実施するだけでもよいですが、定期的に行うのもいいと思います。(チーム外メンターのような形で)
別チームの人は、違うものを見ていたり、同じものを違う視点で見ていたりするので、視野が広がったり、得られにくい情報や知見を得ることができたりします。
別のチームの人と話して得られた情報を自分のチームに共有することでチームによい変化を与えるきっかけにもなると思います。
プラス 1 人(物理)
いつもの 1 on 1 にもう 1 人呼ぶ「1 on 2」の形で実施する形式です。
リーダー、上司、メンター側が複数人と 1 on 1 をしているのであれば、他のメンバーを呼んでもいいですし、逆にリーダー、上司、メンター側が 2 人になってもいいと思います。
これまでの 1 on 1 で話した話題に対してインタビューをしてみたり、 2 人が議論してもう 1 人がファシリテートをしてみたりすると、違った視点からの意見やアイデアが生まれるかもしれません。
プラス 1 人(仮想)
これは、参加する人数は 2 人ですが、仮想的なもう 1 人を想定して実施する 1 on 1 です。
例えば、過去の自分、未来の自分、今後チームに採用したい人のペルソナなどです。
この形を取ると、 2 人で 1 on 1 をやっているときより客観的に捉えやすくなるためふりかえりや目標設定の際に効果があると思います。
また、やってみたことはまだないのですが AI エージェントを入れての 3 人での実施もおもしろそうです。
まとめ
上司と部下、リーダーとメンバーのような上下の立場で行うシンプルな 1 on 1 から plus 1 することで、普段と違うやり取りが生まれるアイデアとして「1 on 1 plus 1」を紹介しました。
普段と違う組み合わせや関係性、問いかけを行うことでこれまで出てこなかった話題が生まれるのではと思います。
1 on 1 の中での役割を作ってみて、ペアプログラミングのオペレーターとドライバーのように役割を交代しながら特定のテーマについて話してみるというのもおもしろそうです。
1 on 1 が「業務・目標の進捗確認会」や雑談だけになってしまっているのであればこのアイデアを試してみてはいかがでしょうか?