コンテンツは読者目線で作ろう!〜 #Wantedly の勉強会に参加してきました〜

2017.04.14

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最近、Wantedly の更新担当をしているので 採用につなげるオウンドメディアの立ち上げと運用方法 に参加してきました。

オウンドメディアやコーポレイトサイトなど、ちょっと固めの記事を考えるときに役立ちそうな内容が多かったので、内容をシェアします。 成功しているメディアが、いずれも大切にしているのは “読者目線” のようです。

イベント画像

LT:サイボウズ式

  • サイボウズに興味を持ってない人も見てくれるような内容を探すようにしてる。 → 常に読者目線で考えるのが大事
  • 編集部では、常に kintone で情報交換してる → 企画のアイデアブレストを行ったり、今気になってるコトをリアルタイムで共有し続ける
  • オフライン(編集会議)でブレスト

企画に落とすときに大事にしている5つの要素

  1. タイトル案
  2. コンセプト:ひとことで表すと?
  3. バリュー:誰に何を伝えたい?
  4. コンテクスト:どうしてサイボウズ式でやる必要が?
  5. 思い:なぜやりたいのか?

→ 上記5つを整理することで、記事の方向性が明確になる。

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LT:木村石鹸

  • 社長へのロングインタビュー(老舗企業アピール) → テレビで老舗企業特集に取り上げられた!
  • 特集:汚い部屋を募集して、綺麗にします! → 面白い募集だねと、有名メディアに取り上げられる
  • 会社の所在地 → 一言でも伝えられるけど、あえて「xxの検挙率No.1」のような特徴をつけて印象的な表現にして紹介してみる → 1行で語れちゃう内容も「伝え方」で印象は変えられる

人が面白いと思う5つの要素

同じ情報でも、見せ方・伝え方の 細部 が重要

  • Most / First
  • Story
  • Katharsis (本音)
  • VS (対決)
  • Gap

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LT:サイタ

  • 小さい会社でも自分たちでできることを探した
  • 「仕事のやり方や人生の考え方を語ろう」 → NG:あれは経営者が言うから刺さる
  • 「『メドレーに入社した理由』みたいな特集をしよう」 → NG:面白いけど、実は編集力がものすごく高い!
  • 「実際の担当者が、リアルなサービス開発の実務を、外部の人が見ても役立つノウハウの形にしたものって、意外とないよね。」 → OK : これならできる!やってみよう!

運用してみた

  • チームリーダー以上が月1本ノルマでブログ(外部の人が読んでも楽しめるクオリティ)を書く → 2ヶ月やったが、「まじ、きついっす」と現場から声が上がる。 → 書きたい人が書くように運用変更。
  • 1記事あたり、「50はてブ、100ツイート、500フェイスブックいいね!」もらえると、欲しい人材にリーチできることがわかった。
  • まとめると、書きたい人が、リアルな実務ノウハウを真面目に全力で書くのが大事。

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LT:Wantedly

Wantedly Blogの運営は、自社のインターン向けに、一緒に働いているかのような疑似体験をしてもらうことを意識している。(インターンの数も多いので、いちいち説明するのが工数かさんでいたので、そのカバーもできている)

Weekly Newsの運営は、社内向け。どこのメディアでピックアップされたよ!とか、どんなイベントやったよ!とかを紹介するようにしている。

会社紹介を魅力的に書きたい

「そもそも、会社の紹介を読みたい人っているの?」 → 「読者の気持ちを考えて書いてみよう」

よく見かける企画その1「No.1営業マン紹介します」 → 読者「で? お前誰だよ・・・」 よく見かける企画その2「オフィスを新しく移転しました!」 → 読者「はぁ、御社のことそもそも知らないです・・・」

でも、CEOやCTOでもない、普通の社員を魅力的に紹介したい!!

フツウの人を魅力的に書く3つの法則

  • GAP GAPの見つけ方 インタビュアーの要素をババっと全部出す その要素のうち、いちばんGAPのあるもの(要素の距離感が遠いもの)を抽出する たとえば・・・ NG:マス広告代理店 ←(距離近)→ Web広告代理店 OK:ニトリの販売員 ←(距離遠)→ Droid会議登壇
  • 具体性 “その人しか話せないこと” を深掘りしていく
  • 共感 自分自身をターゲットにする 数年前の自分に伝えたいこと、だと、“自分と似たような人が拡散してくれる” ことも

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まとめ

GAPの話をされていた時の一例に「35歳、5度目の転職なのにマネジメントではなくメンバーになった理由」があったので、生き方を考え直すきっかけになりそうだった(笑)IT界隈における35歳は、何かと注視される文化があるけど、現場でバリバリやることの定年という意味合いもあるのかもしれませんね……

いちばんよかったのは、忘れがちな読者目線を忘れることなく、コンテンツを考えていかなきゃな、と反省できたことです。試しに、自分のギャップ探ししようと思ったんですが、ホテルの配膳からJavaエンジニアになって、マーケティングに転向したので、もうそれでいいんじゃないかな、と終了してました。キャッチコピーをつける感覚で、社員全員できたら面白いかもしれませんね。単語で表現するのでなく、印象的なひとことで表現するような努力など、今後のコンテンツ作成に役立てていきます。すぐに仕事に役立てられそうな内容の勉強会って、本当楽しいですよね!