「これから始めるAWS移行のベストプラクティス」について話をしました #devio2020

2020.06.17

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はじめに

6/16から7/7までテーマごとに合計7日間、クラスメソッドの年次技術イベント「Developers.IO 2020 CONNECT」を開催しております!セッションは100本以上となります。

Developers.IO 2020 CONNECT

初日のライブセッション2本目で、「これから始めるAWS移行のベストプラクティス」について話をしました」について話をしました。

登壇資料

動画

Q&A

Q. Webサーバはセキュリティの観点からプライベートサブネットに配置した方が良いと思うのですが、要件次第なところがあるのでしょうか。

A. 基本的にはELBをパブリックサブネット、Webサーバをプライベートサブネットに配置する構成で問題ございません。 プライベートベートサブネット配置時に、Webサーバーからインターネットに対する通信はNAT Gatewayを経由します。 NAT Gatewayはデータ処理量に応じて課金が発生しますので、Webサーバでインターネット経由で頻繁にファイルを取得するような使われ方をされていますと、NAT Gatewayの課金が増えることがございます。 そのような場合はパブリックサブネット配置する構成も検討いただければと思います。 パブリックサブネットに配置した場合もセキュリティグループを適切に設定いただくことで、セキュリティを確保いただけます。

Q. I/Fが複雑なシステム群をクラウド移行する際の移行タイミングの切り出し方など、考慮スべき点があればご教示頂けますか。

A. 複雑なシステム群を移行するときは、対象一覧でシステム間の依存関係がわかるようにしてください。I/Fで依存関係があるのであれば同時に移行する計画を建てることになります。 外部IFの場合は、AWS移行によって制約にひっかからないかという観点で確認は必要と思います。
また、最初から複雑なシステムをクラウドに移行するのはおすすめされませんので、まずは移行リスクの低い複雑でないシステムから移行ください。

Q. オンプレから移行にするにあたり、どのようなサーバが向いている、不向きはありますでしょうか

A. クラウドに移行することによって、高い可用性ののサービスを構築できたり、負荷に応じたスケーリングや、 運用負荷の軽減など、多くのサーバーで恩恵を受けることができます。
不向きのケースですが、オンプレ環境で取得される大量データを処理するような使い方で、AWSへデータ転送が非効率となるような場合は、オンプレミスのまま使用いただいた方がいいこともございます。