【資料公開】2023年上半期のDX推進に必須のデータ基盤最新動向について解説しました

2023.10.16

2023年10月12日にクラスメソッド社主催のウェビナー「クラウド時代のデータ活用基盤!最新動向と応用を徹底解説」が開催されました。

こちらのウェビナーにて「DX推進に必須のデータ基盤最新動向2023」のセッションを担当しました。この時使用したスライドを公開すると共に、補足事項やセッション後のQ&Aにて頂いた質問の回答などを紹介致します。

登壇内容

登壇資料

参考URL

質疑応答

Q:ザックリとした質問で恐縮なのですが、SQLはどの程度の経験値があるエンジニアをイメージすると良いでしょうか。最低必要スキル等あればご教示いただけますと幸いです。

データベース管理者ではなく、DWH(上のデータ)を操作するエンジニアの最低限としては、

  • SELECT文が使える
    • 複数のテーブルをJOINして目的のデータを得られる
    • 関数を使って、目的の形にデータを変換できる
  • テーブルに対するDML文が使える
    • INSERT
    • UPDATE
    • DELETE

まず最初はこのくらいでも始められると考えています。

事例として、キャリアデザインセンター様では、全くSQLが使えない状態から書籍で勉強するところからスタートされました。

Q:日本では内製リソースを抱えることが難しいケースが多いと思いますが、そういった場合にうまいやり方やベンダーとのかかわり方等があればおしえてください。

会社がDXを(ポーズではなく)本気で目指されるのであれば、やはりデータを扱える人材を社内に持つのは必要な事になると考えます。(ウェビナー内でヒト・モノ・カネ・情報のお話をしましたが、経理を完全にアウトソースする会社ってほぼ無いですよね、それと同じと考えます)

少なくとも、社内のデータはその会社のものであり、ベンダーが自由に触るものではないので、社内のデータを詳しく知る(どこにどんな情報があるのか)人なり組織を社内に構成すれば、ベンダーとの会話もスムーズに進むと考えています。

最後に

本セッションの中で、各データウェアハウスサービスの特徴と選択時のポイントを紹介しましたが、重要なのは「どのデータウェアハウスサービスを選択導入したか」ではなく「構築したデータ基盤が業務に活かせてるか」です。BigQueryを選んだら自動的に会社の業績がアップする、Snowflakeを選んだので失敗だった、という性質のものではありません。

質疑応答の内容の繰り返しになりますが、経営資源として「ヒト・モノ・カネ」に加えて「情報」と言われ始めてかれこれ少なくとも20年、恐らく30年は経っています。お金や在庫の情報をシステム化する事で管理できるようになったのと同様に、自社の顧客や売上計画、実績などの情報もシステム上で扱えるようにし、KKD(勘と経験と度胸)に頼らない、より迅速な経営判断ができるように備えておくべきではないでしょうか。

ウェビナー内でも触れましたが、本場USを中心に、海外ではデータウェアハウスやデータレイクが構築できた後の未来に発生するニーズ(データの共有やガバナンス管理)を実現する機能やサービスが登場しています。弊社では機能紹介や活用のご相談を受けておりますので、ぜひご連絡ください。

また、これらのサービスの一部は無料トライアル利用枠も提供されているので、まず触ってみましょう!!