ベテラン依存とDX推進の壁

ベテラン依存とDX推進の壁

2026.03.12

こんにちは。クラスメソッド 製造ビジネステクノロジー部の細見です。

皆さんの職場は、本当にDX推進ができていますか? 
新しいシステムが導入されたが、半ば強制的に使わされている状態、もしくは、使いこなせておらず、関連業務においては、まだまだ手作業が残っている、ということになっていませんか?

今回は、多くの企業が抱えるバックオフィスの課題**「ベテラン依存とDX推進の壁」**について、考えてみました。

1.「今のままで大丈夫」という安心感

経営陣から見ると、ベテランの皆さんが長年の経験でトラブルなく現場を回してくれているため、**「今のままでも問題なく動いている」**と見えています。

その結果:
「わざわざ変えなくてもいい(今のやり方が一番効率的)」という評価になり、新しい仕組み(DX)や、仕事の引き継ぎへの関心が薄くなってしまっています。

2.ノウハウが「秘伝のタレ」になっている

仕事のコツや進め方が、ベテラン社員/ベテラン派遣社員の方々の「頭の中」だけに大切に保管されています。これが**「属人化(その人にしか分からない)」**の状態です。

その結果:
仕事がブラックボックス(外から見えない状態)になり、いざデジタル化しようとしても「何をどう自動化すればいいか」のルールが誰にも説明できない壁にぶつかっています。

3.「教える余裕」と「教える材料」の不足

特定のベテランさんしか手順を知らないため、新入社員が入ってきても、そのベテランさんが忙しければ教育が止まってしまいます。マニュアルも共有できておらず、一つの業務を進めるのに、どこを見たらわかるのか、探しながら仕事をしなければならず、想定以上に時間を要する状態です。

その結果:
せっかく入った新人が「何をすればいいか分からない」と不安になり、次世代が育たないという**「成長の停滞」**が起きています。

【補足】ベテラン社員/派遣社員の方への依存について

長年支えてくれている安心感がある一方で、**「その方がいなくなった瞬間に、その仕事の進め方が誰も分からなくなる」**というリスクが、静かに膨らんでいる状態です。
ベテラン社員/ベテラン派遣社員も、突然の部署異動のみならず、いつの日か卒業(離職・退職)の日がやってきます。

いつも特定の方の経験に頼りきりで、現場の負担が限界にきていませんか?
このままでは大切なノウハウが次世代に繋がらず、組織が立ち行かなくなります。

経営陣の皆さんへ

今の『誰かがいないと回らない』状態は、”経営課題”である、と認識してください。
組織として、非常に脆い資産運用をしている状態です。ベテランの知恵をデジタルの力で標準化し、新人が即戦力になれる仕組みへ変える必要があります。

ベテランの皆さんの『職人技』を、みんなで共有できる『会社の財産』に変えませんか?
単純作業はデジタルに任せ、人はもっと人間にしかできない創造的な仕事、付加価値の高い業務へシフトすべきです。
今のノウハウを土台にして、バックオフィスを最強のチームへアップデートしましょう!

クラスメソッドでは、データ収集から可視化や活用、運用まで、データに関する業務を一気通貫で支援します。
まずはお気軽にご相談ください。

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