[アップデート] Amazon Quick の Reseach(研究)の出力に「研究モード」をサポートしたので試してみました

[アップデート] Amazon Quick の Reseach(研究)の出力に「研究モード」をサポートしたので試してみました

Amazon Quick Researchに「研究モード」が追加され、Fast(4〜7分)とDeep(20〜30分)の2つの調査深度を選べるようになりました。実際に使ってみて、それぞれの違いと使い分けのポイントを紹介します。
2026.06.27

クラウド事業本部の石川です。Amazon Quick の Research(Amazon Quick Research)で、調査の深さを切り替えられる「研究モード(Research mode)」が利用できるようになっています。研究目的を入力する際に、短時間で結果を得る 高速 と、より深く分析する 詳細 のどちらかを選べる機能です。

「とりあえず早く概要が欲しいとき」と「腰を据えてじっくり調べたいとき」を使い分けられるようになり、Quick Research のレポート出力がより実務にフィットするようになりました。

Amazon Quick Research とは

その中の Amazon Quick Research は、社内ドキュメント・データベース・インターネット・サードパーティデータなど複数のソースを横断して調査し、引用(ソーストレース)付きのレポートを自動生成する「ディープリサーチエージェント」です。研究目的を入力すると調査計画を立て、バックグラウンドで情報を収集・分析し、構造化されたレポートにまとめてくれます。

アップデート内容

今回のポイントは、研究目的を入力する画面に 「研究モード(Research mode)」の選択が加わったことです。

主な変更点は以下のとおりです。

  • 研究目的の入力時に、任意で 研究モード を選択できるようになりました
  • 高速 モード: 約 4〜7 分で調査が完了します。手早く概要をつかみたいときや、時間がシビアな調査に向いています
  • 詳細 モード: 約 20〜30 分かけて、より網羅的で深い分析を行います。論点が複雑で、踏み込んだ調査が必要なテーマに向いています

モードを選んだ後は、調査に使う素材(Research materials)を選択し、「Review plan」で調査計画を確認・修正してから始めることも、「Start researching」ですぐに調査を開始することもできます。生成されたレポートは引用付きの構造化された形式で、PDF / Word でのダウンロードや要約(Summarize)、共有(Share)にも対応しています。

やってみた

前提条件

  • 検証環境: 東京リージョン(ap-northeast-1)
  • [研究を始める]ボタンを押して、レポート作成
  • 研究モードは、高速詳細

元データにPowerPointを指定した場合(失敗例)

研究(Research)の対象として、ファイル名に「北海道大学-学部紹介.pptx」が含まれるスペースを指定して、北海道大学の学部に関するレポートを作成しました。

しかし、私科検証用に用意した「北海道大学-学部紹介.pptx」のファイルの情報量が足りないため、研究モードは、高速詳細の出力されたファイルの内容の違いは殆どありませんでした。更に詳細の方が単に遅くなってしまいました。詳細でレポート出力したいのならそれなりの情報を用意する必要がありそうです。

以降は、長崎大学について公開情報(ウェブ)から情報を収集して検証したいと思います。

研究モード: 高速 かつPowerPoint出力

研究モード: 高速で、以下のプロンプトを指定して作成しました。

長崎大学の研究について過去から現在に至る研究とその成果・学術的貢献について深くリサーチしてください。powerpointでレポート出力してください。

20260627-20250626-amazon-quick-new-research-1

17ページのPowerPointファイルが、約14分で作成できました。十分いい感じの資料です。

20260627-20250626-amazon-quick-new-research-5

研究モード: 詳細 かつPowerPoint出力

研究モード: 詳細で、以下のプロンプトを指定して作成しました。プロンプトは変更していません。

長崎大学の研究について過去から現在に至る研究とその成果・学術的貢献について深くリサーチしてください。powerpointでレポート出力してください。

20260627-20250626-amazon-quick-new-research-3

26ページのPowerPointファイルが、約20分で作成できました。単に情報量が多いだけでなく様々なレイアウトを用いた視覚的にも良い資料が作成されました。時間があるのならこちらで作成すると見栄えると思います。

20260627-20250626-amazon-quick-new-research-6

軽く試した所感としては、概要把握なら 高速 で十分早く、判断材料として深掘りしたいテーマでは 詳細 が頼りになりそうという、想像どおりの使い分けでした。

Excel ファイル出力

以下のプロンプトを指定して作成しました。

長崎大学の研究について過去から現在に至る研究とその成果・学術的貢献について深くリサーチしてください。excelでレポート出力してください。

Excelファイル出力においてもPowerPointファイルと同様の傾向がありました。研究モード: 高速は約5分で8シート、 研究モード: 詳細は約14分で9シートでした。

研究モード: 詳細の方が、よりエビデンスが可視化されている印象です。

スクリーンショット 2026-06-28 0.21.36

注意点

  • 研究モードの選択は任意です。指定しない場合は高速でしたが、最後の設定が次回もでてきました。このあたりの挙動やデフォルトの扱いは、ご利用の環境で確認することをおすすめします
  • 高速 / 詳細 の所要時間(約 4〜7 分 / 約 20〜30 分)はあくまで目安で、調査範囲やソース量によって変動します
  • 「研究モード」は専用の発表ページがなく、ユーザーガイドの更新として反映された機能です。UI や仕様は今後変わる可能性があるため、最新情報は公式ドキュメントをご確認ください

最後に

Amazon Quick Research に、調査の深さを切り替えられる「研究モード(Research mode)」として 高速(約 4〜7 分)詳細(約 20〜30 分) が用意されました。スピード重視の概要把握と、じっくり深掘りする本格調査を、目的に応じて使い分けられます。

Amazon Quick / Quick Research をすでにお使いの方は、まずは身近なテーマで 高速 と 詳細 を見比べてみると違いが掴みやすいと思います。

例えば、様々な研究データをスペースに登録して、研究成果を整理させたり可視化やレポートするのにも役立ちそうに感じました。


国内企業 AI活用実態調査2026 配布中

クラスメソッドが独自に行なったAI診断調査をもとに、企業のAI活用の現在地を調査レポートとしてまとめました。企業規模別の活用度傾向に加え、規模を超えてAI活用を進める企業に共通する取り組みまで、自社の現在地を捉えるためのヒントにぜひ。

国内企業 AI活用実態調査2026

無料でダウンロードする

この記事をシェアする

AWSのお困り事はクラスメソッドへ

関連記事