AIも使える高機能なスプレッドシートのサービス Rows をちょっと試してみる
Rowsは、スプレッドシートを超えた次世代のデータ分析と自動化プラットフォームです。従来のスプレッドシートソフトウェアに比べて、より高度なデータ処理や分析機能を提供しています。
複数の箇所からデータを簡単に連携できるとの噂だったので、データ連携だけとりあえず使用してみようかなと思います。
Rowsの特徴
データベースやAPIとの統合
複数のデータベースや外部のAPI・サービスと直接連携することができます。リアルタイムでデータを取得し、分析や可視化を行うことが可能。
高度なチャート作成
ビジュアルダッシュボードの作成に特化したGUIも提供されており、洗練されたチャートやグラフを簡単に作成することができます
コラボレーション
複数人同時編集・コメント追加等々,共同作業効率向上が期待できる
AI分析
データセットから得られる重要な情報を要約する、データセットのトレンドとパターンを得る、スクリプト・アドオン・コードを使わずにChatGPTをスプレッドシート内で利用できる。
統合に関しては、
OpenAI, Google Analytics, Salesforce, Stripe, HubSpot, Snowflake, Bigquery, MySQL, PostgreSQL などさまざまなサービスに対応している模様です。
Templateがたくさん
タスク管理、レポート、売上、マーケティング、ファイナンスなどのテンプレートが豊富に用意されていて、初めて使う時などは参考にしたり、学習に使用したりとありがたい状態ですね。
データ連携を試してみる
スプレッドシートの作成
Home画面から作成が可能です。
今回はCreate Spreadsheet
から作ってみます。
他にはファイルをインポートして作る、テンプレートから作る が用意されていますね。
データを追加
このようにスプレッドシートが作成されました。
ここに他のソースからのデータを連携して表示させていきます。
Data Actions
をクリックすると、右の方にスプレッドシートに対してできる操作の一覧が表示されます。
Import data from an Integration
を選択すると
統合できるサービスの一覧が表示されます。
ここから選択してデータを連携させるということですね、。
今回はBigQueryを使ってみます。
Imports a table from a BigQuery dataset.
でテーブルからデータをインポート、
Use SQL to query your BigQuery tables.
はカスタムクエリを書いてデータをインポートできます。
Imports a table from a BigQuery dataset
を選んでみます。
Project、Dataset, Tableを選択してインポートするようです。
※ 初回はintegrations
の設定でBigqueryへの接続を作成する必要があります。
選択し終えたら、下部にあるボタンを押して処理を開始します。
Build Table with all data
を選択して、すべてのデータを読み込んでみます。
すると、何ということでしょう、
速攻でデータが読み込まれました。
複数のデータを同じスプレッドシートないに読み込ますことも可能です。
読み込んだデータでグラフを作成することも簡単にできる。
Chartをクリックすると、
こんな感じでグラフが作られました。
AI分析もちょっと実行してみます。
表のメニューにAI Analyst
というアイコンがあるので、これをクリックすると実行してくれました。
Quick insights
はデータセットから得られる重要な情報を要約して教えてくれる機能で、
Deep dives
はデータセットのトレンドとパターンを発見するための機能です。
Deep dives
は表に追加することができますね。
所感
今回は同期だけ試した簡単な記事ですが、
外部のデータをスプレッドシートに簡単に同期できるだけでも便利だと思うのですが、ここからさらに分析もできるとなるとかなり使えるサービスではないでしょうか。
Salesforceと社内に散らばっているスプレッドシートのデータを連携して分析、 Bigqueryにあるデータと外部のAPIから取得したデータを突き合わせて分析したりできると思うので、 今後試していきたいと思います。
※ サービスの料金について