
出力結果を読み込むのがしんどい…そんな時はhtmlを活用してみよう
はじめに
営業の和田です。
ビジネス職の方の場合、Claudeのユースケースとして企業分析などの調査を依頼することも多いのではないでしょうか。
その際に、調査依頼がMarkdown記法で返ってくることがありませんか?
Markdown記法でも読めはするものの、**太字** や | --- | --- | といった記号がノイズになって肝心の中身が頭に入ってこないことが私はままあります。
大量の文字を一生懸命読み込むのも一考ですが、業務効率化の一環でClaudeを利用しているのであれば読み込みもサクッと終わらせたいものです。
そこで試してみたのが出力結果をhtmlファイルで返してもらうことでした。
htmlファイルだと、WEBページを見るようにグラフィカルに出力結果を読むことができます。
今回はMarkdownとhtmlファイルでどれくらい差がでるのかを実演したいと思います。
htmlにすること自体はClaudeに指示すればすぐ出力可能なので今回は双方の比較を行っていきます。
前提
今回は企業分析を行っていきます。
| --- | --- |などのMarkdown記法がいっぱいでてくることを見越して財務分析に絞っています。
クラスメソッドでは財務ハイライトと直近3期の決算報告書をHPに公開しているので、それをサンプルに分析を行うことにしました。
- 対象:クラスメソッド株式会社
- 分析内容:クラスメソッドのHP記載の財務ハイライト(5期)と3期分の決算報告書(pdf)を用いた財務分析
Markdown/html比較
財務分析というのもあり実際はそれなりのボリュームでしたが、違いがわかりやすい部分をピックアップして紹介していきます。
表の比較
Markdown記法のものだと、**太字**の表現も入っていたりして桁がズレて視認しづらいですが、
htmlファイルはきれいに表でまとめられておりExcelの表を見るのと変わらない印象を持ちます。
加えて棒グラフを用いて比較しているので数字の変化も一目でわかるようになっているかと思います。
2つピックアップして紹介しています。
Markdown記法
| 指標 | FY2021 | FY2022 | FY2023 | FY2024 | FY2025 |
| ---- | ------ | ------ | ------ | ------ | ------ |
| 売上高 | 30,486 | 42,710 | 59,005 | 77,190 | **95,056** |
| 売上総利益 | 3,858 | 5,241 | 6,370 | 7,870 | **9,273** |
| 営業利益 | 2,779 | 4,151 | 4,980 | 6,492 | **7,901** |
| 経常利益 | 3,057 | 4,407 | 5,103 | 7,139 | **7,913** |
| 当期純利益 | 2,111 | 2,981 | 3,484 | 4,779 | **5,213** |
*(単位:百万円)*
html形式

Markdown形式
| 指標 | FY2021 | FY2022 | FY2023 | FY2024 | FY2025 |
| ---- | ------ | ------ | ------ | ------ | ------ |
| 売上総利益率 | 12.7% | 12.3% | 10.8% | 10.2% | **9.8%** |
| 営業利益率 | 9.1% | 9.7% | 8.4% | 8.4% | **8.3%** |
> **読み取り**: 売上総利益率が5年で **12.7% → 9.8%** へ低下。これは後述の「商品再販(AWSリセール等)」の構成比上昇が主因と**推定される**。利幅が相対的に薄めの大型再販売上が伸び、率を押し下げている構図。一方で**営業利益率は8%台で踏みとどまっている**ため、販管費のコントロールは効いている。
html形式

表の比較
ClaudeがSWOT的な整理をしてくれていたのですが、html形式はMarkdown形式の箇条書きに比べるとグラフィカルにまとめられており読みやすい印象を持ちます。それぞれのテキストが色分けされているのもあって頭に入ってきやすいように思います。色分けをしてほしいなどの指示は出していません。
Markdown形式
### Strength(強み)
- 5年でCAGR 32.9%の高成長と、8%台で安定した営業利益率の両立
- 自己資本比率61.8%・流動比率243%という鉄壁の財務体質
- 1人当たり売上170百万円の高い生産性
### Weakness(弱み・留意点)
- 売上総利益率の逓減(12.7% → 9.8%)= 利幅が相対的に薄めの再販への構成比シフト
- 成長率の鈍化トレンド(規模拡大に伴う自然減速だが、次の成長ドライバーが要る)
### Opportunity(機会)
- 生成AI領域(Claude総合支援・AI-Starter・AIDD等)の本格立ち上がり
- AWS再販で築いた「請求代行+技術支援」モデルを、Claude/Bedrock再販へ横展開できる
### Threat(脅威)
- クラウド再販の価格競争・マージン圧縮の継続
- 生成AI領域での大手SIer・新興プレイヤーとの競合
html形式

まとめ
html形式だと、グラフィカルにかつWEBページを見るように抵抗なく読むことができるのではないでしょうか。
視認性が高く便利だなと思う一方で、表記に誤字脱字があった場合にメモ帳ないしはテキストエディタで修正することが必要で非エンジニアの方にはハードルが少し高いのが難点ではあります。
Claudeに修正箇所を指摘して修正してもらうのが現実的な対応方法かと思います。







