Alexa Dev Day Tokyo 2018レポート – AVS Updates #AlexaDevDay #alexa
こんにちは、中村です。 今日は2018年10月12日、13日に千葉はヒルトン東京ベイにて行われた「Alexa Dev Day Tokyo 2018」の様子をレポートします。
この記事では、AVS Updatesのセッションレポートになります。スピーカーは、AVSシニアソリューションアーキテクト 北迫 清訓氏です。
レポート
AVSは、世の中のありとあらゆるものにAlexaを搭載。
スマートスピーカーを持っていなくても、今あるデバイスでAlexaを利用できるようにする。
Alexa Interaction(動く仕組み)
Wake Word Engine: ウェイクワードを認識しない限りクラウドにデータをアップロードしない仕組みを必須で実装する必要がある
AVS Device Architecture
- ハードとソフトの組み合わせて成り立っている
- API利用のためAmazonアカウントが必要
Device Hardware Architecture
- ビームフォーミングでノイズを減らし音声をクリアにする
- 複数のマイクで一番距離が近いもののみをONにして聞き取る
Alexa Development Kit
Intel Speech Enabling Developer Kit
- Echoと同じものがすぐできる
- Intelと相談して形を変えたりマイクの配置を変えたりする
AVS API Interface
- REST APIとなっていて、全て定義されておりWebにドキュメント公開されている
AVS APIとのやり取り / Alexa Device SDK
- Alexa Device SDKを入れることで、クライアントで排他制御等複雑な実装をしなくてよい。
AVSの始め方
公式のドキュメントを参考に、学ぶ→設計→開発→公開で進める。
- Raspberry Piを利用したAVSチュートリアルが用意されている。
- AVSを利用するための各種ガイドラインに準拠する必要がある
- 各種SDKの利用やソリューションプロバイダーと一緒に開発を行うことで、公開時に押さえておくポイントなどに気をつけることが可能。
- スキル公開同様、AmazonによるCertificateがある。サードパーティ・サービスのストリーミングメディアにアクセスする機能を商用端末に搭載する場合は、製品を提出して音楽認定を申請する必要がある。
AVS New Features
Alexa Smart Screen & TV SDK
- 開発キットも公開
Alexa Multi-Room Music(MRM) SDK
- サードパーティーを含む家中のプロダクトをグループとして音楽を流せる
Alexa Mobile Accessory Kit
- スマホアプリの開発は負担が大きい → Alexaアプリを使って通信を行う
- ex. Bose QC35
まとめ
いかがでしたでしょうか。
AVSの仕組みを始め、開発を加速させるSDKがたくさんでてきました。
なかなか検証できてない領域ですが、ぜひチャレンジしてみたいなと思いました。