[レポート] 「カスタマーに愛されるスキルの作り方とスキル内課金でのビジネスの作り方」-Alexa スキル Learning Day #Alexadevs #Alexaラーニングデー
せーのでございます。
12/13(金)に東京は目黒、Amazon東京オフィスにて行われましたAlexaスキルの最新情報や機能を紹介するイベント「Alexa スキル Learning Day」が行われました。
海外スキルDeveloperやAmazon本社のプロダクトマネージャーなど様々なスピーカーのセッションがあり、今回はその中から「カスタマーに愛されるスキルの作り方とスキル内課金でのビジネスの作り方」の模様をレポートいたします。
スピーカー
Invoked Apps
ニック・シュワブ氏
Invoked AppsのファウンダーでありAlexa Championでもあるシュワブ様に、スキル内課金をアメリカでリリースされた2018年から導入されている、ユーザーに長く支持されるスキルの開発やスキル内課金でのポイントなどをお話いただきます。
レポート
- フルスタックのWeb Developerだった
- 保険会社やスタートアップにも勤めていた
- 自動車会社にも勤めていた
- 強みは基本的なインフラやアーキテクチャを作れること
- 弱みはデザインやフロントエンド
- Alexaは弱みがないと思った
- スタートアップを解雇されてしまった
- 自由な時間が増えた
- その間にAlexaスキルを作ってみた。
- 初めて作ったスキルはBargain Buddyという名前
- その日のお買い得品をお知らせするスキル
- echo dotを見て好奇心が湧いた
- ちょうど株に投資をしていた時だったので株価を聞いてみたところ「わかりません」と言われた。3年前の話
- 株価を調べるスキル「Opening Bell」
- 無料の株価情報を調べまくった
- 話し言葉で株価を見てもらおう、と考えた
- 結構大きなユーザーを獲得した
- 引っ越したところ上の階にもご近所さんが引っ越してきた
- 朝5時に騒音で起こされて犬もうるさかった
- 眠れなかったので眠れる環境音を作って解決しようとした: 「Rain Sounds」
- サウンドマシンは1万円以上する。無料で作れるじゃないか
- 3週間ほどトライして安眠できると確信した
- 環境音は何百とあるが、2016年として初だったので人気スキルになった
- 全体で45以上の環境音スキルを発表した
- 何百万のユーザーが使っている
- Lambea requestは2億5千万以上の呼び出しがある
- 実際は300ドル程度でできる
- 月あたり4ペタバイトのストリーム
- なぜ人気になったか
- 個人的に作ったスキルは信頼性が高い
- 習慣化するとは思っていなかった
- スキルはシンプルに使える
- 使い方がシンプルだった(Start/stop loop on/off)
- Amazonではワンショットスキルという
- 名前が超わかりやすい
- コマンドも覚えやすい
- 毎日すぐお気に入りの音が再生できるように工夫した
- ディスプレイ付きのものでも美しい背景をつけることもできる
- ユーザーの15%がディスプレイ付きデバイスを利用している
- ユーザーのUXがよくなることが重要
- フィードバックを元に改善する
- ポーズが1時間ごとにある
- 雨と波の音が一緒にほしい
- コオロギとカエルの音が一緒にほしい
- 雨の音がベーコンを焼いている音のようだ
- この解決法をプレミアムのスキル内課金にできると思った
- 4ペタバイトをストリーミングするのはコストが高い
- スキル内課金が運営に必要だった
- 消費型
- ゲームでヒントを買うなど
- 買い切り型
- 一回払えばずっと手元にある
- ゲームのアイテム
- クイズの拡張パックなど
- サブスクリプション
- 月間、年間単位で支払いをする
- アップデートを提供するなど
- 70%は手元に入ってくる
- サブスクリプション
- 継続的な売上を得ることで継続的な費用を相殺したい
- 値付けについて
- 1セント/月/ユーザー のコストだった
- 全体の2%がサブスクリプションの会員になった
- 5-11月でMRRが300%増えた
- 成功のヒント
- 無償の部分をなくさない
- funnelの最適化
- どのお客様に販売したいのか
- アップセル
- 3回使ってもらったお客様のみアップセルする
- ソフトにアップセルをする
- サブスクリプションはフリートライアルの期間を提供する
- フリートライアルの90%は実際の顧客になる
- UXに適応する
- アップセルにNOと言われたら引き下がる
- コンバージョン率を上げる
まとめ
現役のデベロッパーらしい、かなり具体的な内容でした。これからスキルをビジネスとして開発したい方の参考になったのではないでしょうか。
ニックさんには後ほどDevelopers.IOの独占インタビューも予定されていますので、そちらもお楽しみに!