Alteryx2018.3新機能:Interactive Chartツールでグラフ作成がより便利になりました!

2018.08.28

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こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

日本時間の2018年8月28日、Alteryxのバージョン2018.3がリリースされました。

Alteryx Designer 2018.3では、これまでのChartingツールが廃止され、新たにInteractive Chartツールが追加されました。当エントリではInteractive Chartツールについてご紹介いたします。

Interactive Chartツールでグラフの作成を試してみた

「Interactive」は「双方向」や「対話型」といった意味になります。Interactive Chartツールでは、Interactive Chartの画面上にて出力結果を確認しながらグラフを作成することができます。

Interactive Chartツールは、Reportingグループ内に用意されています。

早速Interactive Chartツールを試してみます。以下のデータを用意しましたので、このデータをInteractive Chartツールでグラフ化してみます。

Interactive ChartツールのConfigurationは以下のような画面になっています。

[Configure Chart]をクリックすると、新しいウィンドウが開きます。

新しく開いたウィンドウ上でグラフの設定を行っていきます。

[Layer]にて[Add Layer]をクリックすると、グラフの設定画面が表示されます。グラフの種類は[Type]にて設定できます。[Type]に「Bar」(棒グラフ)を選択、[DATA]にX軸とY軸にそれぞれ「月」と「こしあん」を選択すると、以下のようなグラフが作成されました。

[Add Layer]をクリックして、もう一1つレイヤーを追加します。[Type]に「Bar」を選択、[DATA]には「月」と「つぶあん」を選択すると、同じ画面上に棒グラフが追加されました。

ワークフローを実行しなくてもInteractive Chartの画面上でグラフの結果を確認できるので、グラフを作成しやすくなりました。

Interactive ChartツールのTemplate機能

Interactive Chartツールではグラフの設定をテンプレートとして保存することができます。グラフを作成したのち、[Template]の[SAVE TEMPLATE]にてテンプレートの名前を入力して[Save]をクリックすると、テンプレートとして保存されます。

今度は保存したテンプレートを使ってみます。

新しく以下のデータを用意しました。列名はテンプレートに使用している元のデータと同じになっています。

Interactive Chartツールと接続し、[Configure Chart]を開きます。[Template]にて作成したテンプレートをクリックすると、[Import]ボタンが表示されます。

[Import]をクリックすると、テンプレートが呼び出され、グラフが表示されました。

よく使用するグラフの設定をテンプレートとして保存しておくことで、グラフ化が楽になりそうですね。

Chartingツールを使用しているワークフローを2018.3で開いた場合

2018.2にて作成してChartingツールを使用しているワークフローを2018.3で開いた場合はどうなるのか試してみました。2018.3ではChartingツールは以下のようなアイコンで表示されました。

Charingツールの設定も可能です。

ワークフローを実行してBrowseツールで確認すると、グラフが表示されました。

Chartingツールも引き続き使用可能ですが、Interactive Chartツールに更新することを推奨しているとのことです。(参照:Designer 2018.3

最後に

Interactive Chartツールのご紹介でした。Chartingツールから進化し、さらに使いやすくなった印象です。Alteryxでのグラフの作成の幅が広がりそうですね。

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