AlteryxのFormula式におけるファイルパス操作いろいろ

AlteryxのFormula式におけるファイルパス操作いろいろ

Clock Icon2018.09.12

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こんにちは、小澤です。

みなさん、AlteryxのFormulaツールやFilterツールは使ってますか? これらは、多くのツールが存在するAlteryxの中でも比較的利用頻度の高いツールだと思われます。

これらのツールではFormula式を使って処理内容を記述します。 Formula式はワークフローの作成方法と同様、同じことを実現するにしても複数の書き方が考えられます。

今回は、その中からファイル名やパスに対する操作を行う関数について書いていきます。

どんな関数を紹介するの?

今回は、Fileにある関数たちを紹介していきます。

紹介する関数は

  • FileExists
  • FileGetDir
  • FileGetExt
  • FileGetFileName
  • FileAddPaths

となります。

関数紹介

では、どんどん紹介していきます。 今回は、ファイルやパスに関する操作なので、Directoryツールを使って結果を利用しています。

FileExists

FileExists関数はファイルの存在の有無を確認します。

FileExists([FullPath])

結果は以下のようになります。 今回はDirectoryツールから一覧を取得しているため、全てのファイルが存在しています。

FileGetDir

この関数は、ファイルパス中のフォルダ部分のみを取り出します。

FileGetDir([FullPath])

結果は以下のようになります。

FileGetFileName

この関数はファイル名の部分のみを取り出します。 出力結果には拡張子が 含まれません 。

FileGetFileName([FullPath])

結果は以下のようになります。

FileGetExt

この関数は、ファイルの拡張子部分のみを取り出します。

FileGetExt([FullPath])

結果は以下のようになります。

FileAddPaths関数

この関数は既存フォルダの子階層を設定するような際に利用します。

この関数の動作としては、

  • 第1引数がパスの区切り文字で終わっている場合 : そのまま結合
  • 第1引数がパスの区切り文字で終わっていない場合 : 区切り文字をつけて結合

となります。

以下のように1行目は末尾に区切り文字あり、2行目はなしのdir列と、file列があるとします。

このデータに対して以下の関数を適用します。

FileAddPaths([dir], [file])

結果は以下のようにどちらもパスの区切り文字が1つ入った状態となります。

おわりに

今回は、AlteryxのFormula式におけるファイルパスに対する操作を行う関数について書きました。

Alteryxの利用において、これらの関数を利用するシーンはそれほど多くはないかもしれません。 複数ファイルを入力とする際にワイルドカードやDirectoryツールのみでは対応できないような、複雑処理で読み込み対象を決定するような仕組みが必要な場合には、これらの関数を使って入力対象を組み立てるなどしてください。

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