
【 Alteryx One 】 Auto Insights のレポートを自動配信できるスケジュール配信機能を試してみた
こんにちは、業務効率化ソリューション部のikumiです。
今回はAuto Insights のスケジュール配信機能を試してみました。スケジュールに対応して、レポートも最新に更新されているか?などに注目して検証をしているので、その内容を記録していきます!
前提として、Alteryx Oneのスケジュール関連機能のご利用には、Enterpriseライセンスが必要となりますのでご注意ください。
前提として、Auto Insightsとは何ぞや?という方は、以下のブログなどを参考にしていただけると幸いです。
Auto Insights でレポート作成する
使用するデータ
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Snowflakeにアップロードされた日次の売上データを使用します
-
このデータは毎日更新され、常にその日の最新データを確認できるテーブルとなっています
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Alteryx CloudとSnowflakeのコネクションは事前に作成し、該当のテーブルもAuto Insightsにアップロード済である前提で進めます
SnowflakeのConnection作成は以下のブログを参考にしてください
Missions
- アップロード済のデータセットを元に以下のMissionを作成しました
- 日次で前日との差分を確認できるレポートになっており、当日時点の最新のデータとなっています
- 日次で前日との差分を確認できるレポートになっており、当日時点の最新のデータとなっています
Reports
- 同様に、同じデータセットでReportも作成しました
- こちらも日次で前日差分を確認できる仕様となっており、画面の上部には作成時点のデータの要約文章も差し込んでみました
- こちらも日次で前日差分を確認できる仕様となっており、画面の上部には作成時点のデータの要約文章も差し込んでみました
即時配信して実行結果の確認
- MissionとReportのそれぞれで、レポート結果の即時メール配信の設定をします
- また、この際検証として 『データセットのアクセス権を持っているユーザー』『データセットのアクセス権を持たないユーザー』それぞれに配信設定 を行いました
- Missionsでの設定画面
- Reportでの設定画面
-
Missionsの配信結果(データセットのアクセス権を持っているユーザー)
- 前提として、Missionはメール本文にHTML形式でデータが送信されています
- データセットのアクセス権を持っているユーザーは、問題ないくデータの表示ができています
-
Missionsの配信結果(データセットのアクセス権を持たないユーザー)
- 一方で、アクセス権を持たないユーザーは
The dataset SAMPLE_TRAN_0820 is required to view this insight.
と表示され、データの中身が確認できませんでした
- 一方で、アクセス権を持たないユーザーは
-
Reportの配信結果
- Reportについては、中身がPDFで送信されます
- また、Reportはデータセットのアクセス権の有無に関わらずデータが送信されているようです
まとめますと、
- Missionsのメール送信は、データセットのアクセス権の有無によってデータの閲覧が制限 され、
- Reportsは、データセットのアクセス権の有無に関わらずデータが表示される仕様 となっているようです
ですので、メール送信の際にはデータセットのアクセス権について十分注意をしてください。
スケジュール配信設定
- 続いて、各レポートのスケジュール配信設定を進めます
- スケジュールは翌日に設定したので、データセットも更新され中身のデータが最新になっている!はず!
Datasetの更新スケジュール設定
- データセットの更新は、Alteryx Oneのホーム画面から設定を行います
- ホーム画面の
Schedules
タブを選択し、+ New Schedules
から新しいスケジュールを選択します
- スケジュールの設定から、Auto Insightsの対象のデータセットに対して、任意のスケジュールを設定します
- こちらでデータセットの更新スケジュールの設定は完了です
Missionの配信スケジュール設定
- スケジュールを設定したいMissionを開き、
Schedules
>+ New Schedules
を選択します
Occurrence
タブで、配信頻度の設定を行います。この際、念のためデータセットの更新が問題なく終わる想定の時間より後の設定しましょう
Recipients
タブで、メールの受信者を選択します
- 以上でMissionのスケジュール設定は完了です
Reportの配信スケジュール設定
- 同様にスケジュールを設定したいReportを開き、
Schedules
>+ New Schedules
を選択します
Occurrence
タブで、配信頻度の設定を行います。この際、念のためデータセットの更新が問題なく終わる想定の時間より後の設定しましょう
Recipients
タブで、メールの受信者を選択します
Email Setting
タブでは、メールタイトルや本文の編集が可能です
- 以上でReportのスケジュール設定は完了です
スケジュール配信の結果
- 翌日になり、配信されたレポートを確認してみます
- Missionの配信結果
- 問題なく、最新の日付データでレポートが送信されています
- 問題なく、最新の日付データでレポートが送信されています
- Reportの配信結果
- こちらも数字については最新の日付になっているようですが、要約文章については作成時点のまま でした
- こちらも数字については最新の日付になっているようですが、要約文章については作成時点のまま でした
さいごに
今回は、Auto Insightsのスケジュール配信機能について試してみました。Mission、Reportなどそれぞれの機能によって見え方の違いや注意点こそあるものの、適切な使い方をすることでKPIを追いかける際などに非常に強力なツールだと思いました。
是非みなさまも活用してみてください!