Alteryxで商品を買った人の割合を表示したい
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
このシリーズでは、Alteryxを触り始めた際に出てくる「こうしたいけどやり方が分からない」「どのツールを使えばいいか分からない」といった疑問を切り口として、Alteryxの機能をご紹介していきます。
今回のテーマは「割合を表示したい」です。
特定の商品を買った人の割合を計算したい
今回は上の表からチーズバーガーを購入した人の割合を計算します。
今回作成するワークフローでは、Input Dataツールでファイルからデータを読み込んだのち、
- データの準備
- Summarizeツールで商品ごとの数を集計
- Summarizeツールで全体の数を集計
- Joinツールでデータの結合
- Formulaツールで割合を計算
という処理を行います。
まず、[Transform]->[Summarize]を追加し、商品ごとでグループ化するため「Item」を「Group by」で追加します。またチーズバーガーの数を調べるため、「Item」を「Count」で追加します。
また、全体の数を調べるため、もう1つSummarizeツールを追加します。「Customer」を「Count」で追加し、列名は「Total」として設定します。
[Join]->[Join]を追加します。Joinツールでは、準備した2つのデータを「Join by Record Position」で結合します。「Join by Record Position」は、「Record #」の場所によってデータを結合します。これで、チーズバーガーの数と、全体の数が1つのデータとして結合されました。
[Preparation]->[Formula]を追加します。[+ Add Column]を選択して新しく「%」という列を追加し、割合を計算するための式を設定します。
実行して結果を確認。
チーズバーガーの割合が追加されました。
円グラフで表示したい
次は円グラフで割合を表示します。
今度はInput Dataツールでデータを読み込んだのち、
- Summarizeツールで商品ごとの数を集計
- Chartingツールでグラフ化
という処理を行います。
今回の処理でも、先ほどと同じ表を使用します。
まず、Summarizeツールで「Item」を「Group by」でグループ化。それぞれの商品の数を調べるため、「Item」を「Count」で出力します。
[Reporting]->[Charting]を追加し、[Chart Type]を「Pie」(円グラフ)に設定します。[Pie Value]には商品の数が入力されている「Count」を、[Label Field]に商品名が入力されている「Item」を選択します。
[In/Out]->[Browse]ツールを接続し、実行して結果を確認。
円グラフが表示されました。
最後に
今回は割合の計算、円グラフの表示についてご紹介しました。これからもAlteryxの機能をご紹介していきます。
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