Alteryx11.3新機能 : Visual Layoutツール

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こんにちは、小澤です。

現地時間2017/06/27(日本では6/28)にAlteryx11.3がリリースされました。 今回は新機能の中の1つである、Visual Layoutツールについて紹介させていただきます。

Visual Layoutツールとは

Visual Layoutツールは、レポートを作成する際に、掲載する各要素の配置をGUI上でインタラクティブに行うためのツールになります。

実際にVisual Layoutツールを配置してみると、設定は「Manage Layout」と記載されたボタンのみが配置されたシンプルなものになっています。

スクリーンショット 2017-06-28 11.23.29

ボタンを押すと、Visual Layout用の別ウインドウが開きます。

スクリーンショット 2017-06-28 11.24.51

Visual Layoutツールを使ってみる

さて、では実際に使ってみましょう。

Visual Layoutツールに配置できるものは、Reporting系のツールの出力となりますので、以下のようなワークフローでいくつかの要素を出力しています(ここのデータにはあまり意味がないので解説はしません)。

スクリーンショット 2017-06-28 11.33.56

Visual Layoutツールでレイアウトしたものは以下のようになります。

スクリーンショット 2017-06-28 11.36.29

Visual Layoutツールに接続された各種レポーティング情報は左側に配置されているので、ドラッグ&ドロップで画面に配置できます。 すでに配置されている要素がある場合、左右上下に緑色の枠が表示されますので、新たに別要素を配置する際のどの場所に置くかを決めることができます。 また、右上にある「Page Setup」を押すと出力に関する設定を行うことができます。

レイアウトを作成したら、Visual Layoutツールの出力をRenderツールに接続することで、レイアウトを行ったレポートの出力を行うことができます。

注意点

Visual Layoutツールは現在、まだ実験的なツールとのことです。 そのため、今後のバージョンで大きく仕様が変更される可能性があります。

また、Layoutツールなどを使って、複数の要素をグルーピングしたようなものには現在対応していないようです。

終わりに

今回は、Alteryx11.3からの新機能であるVisual Layoutツールについて書かせていただきました。

Alteryxで複雑なレイアウトのレポーティングはこれまでも行うことが可能でしたが、 このツールの登場によってより直感的かつ柔軟に変更しやすいレポーティングが可能になったのではないかと思います。