Amazon Connect AIエージェントでナレッジベースの数や最大サイズ、コンテンツ数の上限緩和申請が可能になりました

Amazon Connect AIエージェントでナレッジベースの数や最大サイズ、コンテンツ数の上限緩和申請が可能になりました

2026.04.15

はじめに

Amazon Connect AIエージェントのナレッジベース関連クオータについて、上限緩和申請が可能になっていました。

https://docs.aws.amazon.com/connect/latest/adminguide/amazon-connect-service-limits.html#connect-ai-agents-quotas

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これまで、これらのクオータはデフォルト上限のままで利用する前提で、上限緩和はできませんでした。

今回、新たに上限緩和可能になったものとして確認できたのは以下の3つです。

  • ナレッジベース数
    デフォルト 10
  • 1ナレッジベースあたりの最大サイズ
    デフォルト 5GB
  • ナレッジベースあたりのコンテンツ数
    デフォルト 5000

また、この上限緩和は Amazon Connect インスタンス単位ではなく、AWS アカウントレベルで申請する形です。

本記事では、今回の変更によって何がうれしいのか、どのような場面で効いてくるのかを整理します。

申請単位は AWS アカウントレベル

今回のアップデートでもう1つ重要なのが、申請単位です。

この上限緩和は、Amazon Connect インスタンス単位ではなく、AWS アカウントレベルで申請する形です。

そのため、複数の Amazon Connect インスタンスを運用している場合は、特定インスタンスだけの話ではなく、AWS アカウント全体としてどのようにナレッジベースを利用していくかを意識して設計する必要があります。

特に、部門ごとや用途ごとにインスタンスを分けている環境では、どのインスタンスでどれだけナレッジベースを作るか、どこにコンテンツを集約するかをあらかじめ考えておくとよさそうです。

このアップデートがうれしい理由

今回の変更によって、Amazon Connect AIエージェントのナレッジベース設計がより柔軟になります。

たとえば、1つの FAQ を 1ファイルとして管理する運用をしている場合、FAQ を積み上げていくと 1ナレッジベースあたりのコンテンツ数 5000 がボトルネックになる可能性があります。FAQ や手順書、社内ナレッジを細かい単位で整理したい場合には、今回の上限緩和が効いてきます。

また、商品カテゴリごとにナレッジベースを分けたい、サポート対象のサービスごとにナレッジベースを分離したい、といった構成を取りたい場合には、ナレッジベース数 10 が制約になることがあります。上限緩和次第では、10ナレッジベースを超える構成も取りやすくなります。

さらに、1つのナレッジベースに大量の FAQ やマニュアル、業務資料をまとめて格納したい場合は、1ナレッジベースあたりの最大サイズ 5GB が制約になりえます。こちらも上限緩和によって、5GB を超える規模で利用できる可能性があります。

こうした構成を取りたい場合、ナレッジベース数、最大サイズ、コンテンツ数の3つは設計上の制約になりやすいです。今回のアップデートにより、その制約を緩和できる可能性が出てきました。

関連記事

複数ナレッジベースの活用や、これまでのクオータ整理については以下の記事も参考になります。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-connect-ai-agent-multiple-knowledge-bases/

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-in-connect-important-quotas/

また、1ドキュメントあたりのサイズ上限が 1MB から 5MB に拡張された件については、以下の記事もあわせてご覧ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-connect-ai-agent-knowledge-base-document-size-limit-5mb/

まとめ

Amazon Connect AIエージェントで、ナレッジベース数、1ナレッジベースあたりの最大サイズ、ナレッジベースあたりのコンテンツ数について、上限緩和申請が可能になっていました。

これまでは上限緩和できなかったため、デフォルト値の範囲で設計する必要がありましたが、今後は運用規模に応じた拡張を検討しやすくなります。

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