[アップデート]Amazon ConnectでAIボットの作成が簡単になりました #AWSreInvent
Amazon Connect アドベントカレンダー 2024、8日目の記事です!
クラスメソッドとギークフィードさん、クラウドビルダーズさん、ネットプロテクションズさん、AWSJさんの有志が募ってチャレンジしている企画になります。
(アドベントカレンダーのカレンダー一覧はこちら↓)
はじめに
Amazon ConnectにAIボットを簡単に作成される機能が追加されました。
Amazon ConnectでAIボットを設定するにはAmazon Lexを利用する必要があります。
今まではAmazon ConnectとAmazon Lexは別々に構築・管理する必要がありましたが、今回のアップデートでAmazon Connect側から数クリックでLexの構築まで実施できるようになりました。
Lexのインテント作成や発話の設定もAmazon Connectのコンソールから実施することができ、AIボットの導入が簡単に実現できるようになりました。
やってみた
前提条件
- Amazon Connectは構築済み
Amazon Connectの設定
AWSコンソールにログインし、Amazon Connect を開きます。
Amazon Lex ボットの有効化
問い合わせフローを開き、「Amazon Connect 管理ウェブサイトで Lex ボット管理を有効にする」と「Amazon Connect 管理ウェブサイトでボット分析とトランスクリプトを有効にします。」にチェックを入れ保存します。
※SCPでLexへのアクセスを制限されている環境では有効にすることができません。
有効にするとAmazon Connectコンソールのフローのページにボットが追加されます。
ボットの作成
Amazon Connect コンソールにログインし、ルーティング > フロー > ボットを選択します。
ボットの作成を選択します。
ボット名を入力しCOPPAの設定を選択し作成します。
COPPAとは児童オンラインプライバシー保護法で、日本では16歳未満の子供から個人データを収集するかの選択になります。
設定ページが開くので言語の追加で利用する言語を選択します。
インテントの追加
ボットの設定ページで、インテントを追加 > 空のインテントを追加 を選択します。
FallbackIntentはデフォルトで追加されています。
インテント名を入力し追加します。
追加したインテントに発話、応答メッセージ、プロンプトなどの設定ができます。
コンタクトフローの設定
コンタクトフローの作成を開きます。
顧客の入力を取得するブロックを追加し開きます。
Amazon Lexを選択し、作成したボットを選択します。
インテントを追加する場合にはインテントの追加 > 虫メガネのマークを選択
インテントの検索画面が立ち上がるので選択します。
以上でAIボット利用のための設定は完了となります。
あとは用途に応じてインテントや各種設定を変更してみてください。
高度な設定
ボイスボット(Lex)のその他の設定を行いたい場合にはボットの画面から高度な設定を選択することでLexを開かずに詳細な設定変更が可能です。
高度な設定画面
さいごに
Amazon ConnectとLexの連携が容易になったアップデートについての紹介でした。
今までもLexの連携は複雑ではなかったものの、数クリックで設定ができAmazon ConnectのコンソールからLexの設定を管理できるようになったのはとても便利ですね。
参考情報