[Amazon Connect] プロンプトのテキスト読み上げにSSMLが使用可能です

2018.06.05

1 はじめに

Amazon Connectを使用すると、低コストでコンタクトセンターを構築することができます。今回は、テキストの読み上げ時に使用可能なSSMLについて確認してみました。

2 テキストの読み上げ

Amazon Connectは、テキスト又は、SSMLの読み上げをサポートしています。テキストの読み上げが可能な問い合わせのフローのブロック(操作)は、以下の4つです。

  • プロンプトの再生
  • 顧客の入力を取得する
  • 顧客の入力を保存する
  • プロンプトのループ

オプションで、テキスト読み上げにチェックを入れて、テキスト入力のところで指定します。

3 SSML

テキストの読み上げはAmazon Pollyを使用しているため、SSML(Speech Synthesis Markup Language)がそのまま利用可能になっています。

SSMLタグを使用すると、発音、ボリューム、話す速度など、音声のさまざまな要素をカスタマイズして制御できます。

オプション指定の中では、解釈するのところでテキストSSMLが選択するようになっています。

4 サポートされているタグ

Amazon PollyのSSMLは、W3C勧告のSSML1.1のサブセットとなっています。
参考:Amazon Polly の制限

Amazon ConnectでサポートされるSSMLのタグは以下のとおりです。

(1) speak

SSMLテキストのルート要素です。SSMLは、このタグで囲む必要があります。

(2) break

音声の一時停止を示します。単語や文節の区切りに一定の間を開けたい場合に利用できます。

例)

<break strength="medium">
<break time="3s"/> //  (秒) 最大、10sまで指定可能
<break time="300ms"/> //  (ミリ秒) 最大、10000msまで指定可能

(3) p、s

pは、テキストの段落、sは、テキストの文の示します。 どちらで区切っても、切れ目で<break strength="x-strong"/>と同様の一時停止が入ります。

(4) prosody

ボリューム(volume)、速度(rate)、ピッチ(pitch)を制御できます。

<prosody volume="x-loud">音量を大きくします</prosody>
<prosody rate="x-slow">ゆっくり話します</prosody>
</speak>

(5) その他

  • lang (囲まれた語句の言語を示します ※日本語では、現在、使用できないようです)
  • mark (ユーザーが独自にテキスト内にタグを配置するためのものですが、読み上げに影響はありません)
  • phoneme (発音を指定できます)
  • say-as (入力テキストの解釈方法を示します。Amazon Pollyの読み間違えを修正できます)
  • sub (alias 属性内の発音を、タグで囲まれたテキストの発音に置き換えます)
  • w (単語部分を指定して、単語の発音をカスタマイズします)
  • amazon:effect name="whispered" (このタグを使用して合成音声に呼吸音を追加することで、自然音に近づけることができます)

サポートされていないタグを使用すると、処理時に自動的に無視されます。

詳しくは、下記をご参照下さい。
Amazon Polly の SSML タグ

5 最後に

今回は、プロンプトなどのテキスト読み上げにSSMLを使用してみました。

Amazon Pollyの読み上げで聞き取りにくさを感じた場合、SSMLを使用することでチューニングが可能かもしれません。

現在、日本語ではlangタグが使用できないのですが、これが機能するようになると、英文を含む読み上げなどに絶大な効果を発揮すると思います。

6 参考リンク


Amazon Connect 簡単に使えるクラウド型コンタクトセンター
Amazon Connect User Guide
Using Text-to-Speech with Amazon Connect
[Amazon Connect] 問い合せフローのログを保存する
Amazon Connectのコールバック機能の使い方
[Amazon Connect] キューに入った時のメッセージや保留音を変更する
Amazon Connectでコンタクトフロー上で設定した値を画面上に表示する方法
Amazon ConnectのCCP(Contact Control Pannel)から発信、転送する方法
Amazon Connectのデータストリーミング機能でコンタクト履歴情報をKinesis Firehose経由でS3に保存する
[Lex] Amazon Connectを使用して Amazon Lex を電話で使用してみる
Amazon ConnectをZendesk Support上で使用してみる
Amazon ConnectのACD機能について
Amazon Connectの通話録音機能について
Amazon Connect Outbound ContactのPreview版を試してみる
Amazon Connect Streamsで各種EventをSubscribeする
Amazon Connect Streamsの初期セットアップ手順
(レポート)BAP202 : Amazon Connectでクラウドベースのコンタクトセンター向けにパーソナライズされた顧客体験を届ける #reinvent
Amazon Connectのユーザー管理機能について
Amazon Connect CTI Adapter for SalesforceでScreen Popupを試してみる
Amazon ConnectをSalesforce Service Cloud上で使用してみる
Amazon Connectを使って電話からEC2を再起動する
コールセンターサービス Amazon Connect で日本語TTSメッセージを再生する
[アップデート] コールセンターサービス Amazon Connect が諸々アップデート
AWSのコールセンターサービス Amazon Connectの試し方