[アップデート] Asia Pacific 初!Amazon Managed Blockchain がシンガポール・リージョンで利用可能になりました

[アップデート] Asia Pacific 初!Amazon Managed Blockchain がシンガポール・リージョンで利用可能になりました

Amazon Managed Blockchain に二番目のリージョンが追加!
Clock Icon2020.03.07

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本日より、Amazon Managed Blockchain(以下、AMB) がシンガポール・リージョン(ap-southeast-1)で利用可能になりました。

簡単な確認ですが、AWS コンソールでもサポートリージョンに追加されていますね。

何が嬉しいのか

これまで AMB はバージニア・リージョン(us-east-1)でのみ提供されていました。AMB は以下図のように、リージョン内の VPC から PrivateLink を介して AMB の基盤へとアクセスします。

単純に距離が遠くなると、レスポンスに時間が掛かるという話です。

国内から利用の場合、バージニアよりもシンガポールの方が断然近いので、レスポンスの改善が期待されます。

どれくらい違うのか?

では国内からアクセスした際に、バージニアとシンガポールではどの程度の差がでるのでしょうか。

先の図のとおり、AMB にはリージョン内の何らかのリソースからアクセスするわけですから、単純に距離的なレスポンスだけを計測するのであれば AMB をたてるまでもなく、各リージョンに EC2 をおいて、HTTP リクエストするだけで十分でしょう。

バージニア、シンガポールそれぞれに配置した Amazon Linux 2(t3.micro) に私の Mac Book から以下の curl コマンドを実行しレスポンスタイムを計測しました。

curl 'http://ec2-xx-xx-xx-xx.ap-southeast-1.compute.amazonaws.com' -s -o /dev/null -w  "%{time_starttransfer}\n"

それぞれ 10 回実行した結果の平均値は以下のとおりです。

リージョン レスポンスタイム(秒)
バージニア(us-east-1) 0.439341
シンガポール(ap-southeast-1) 0.175406

2倍強の時間差ですね。0.2〜0.3 秒の差ですが、コマンドを打っていても体感でわかるくらいの差でした。

ということで、今後は国内から AMB を利用する場合はシンガポール・リージョンを選択するのが良さそうですね。

Amazon Managed Blockchain 事例

AMB でシンガポールといえば、シンガポール証券取引所(SGX)の事例が有名ですね。

This is My Architecture にも公開されていますので、御覧ください。

さいごに

これまでバージニアでのみ利用可能だった Amazon Mnaged Blockchain に待望の2番目のリージョンが追加されました。

シンガポール証券取引所のようなビッグユーザーがいるからシンガポールなのかなぁ、、と思ったりもしますが、Asia Pacific 向けにということで考えると、東京、韓国(ブロックチェーン大国!)、シドニー、ムンバイなどの中間に位置するシンガポールは都合が良いというのもありそうですね。

以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!

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