[アップデート] 祝!Amazon Managed Blockchain が東京リージョンに来た!
本日、Amazon Managed Blockchain(以下、AMB)が東京リージョンで利用可能になりました!
先日、Asia pacific としては初のシンガポールリージョンで利用可能になった、という記事を書いたばかりですが。
今後は国内から AMB を利用する場合はシンガポール・リージョンを選択するのが良さそうですね。
とか
シンガポール証券取引所のようなビッグユーザーがいるからシンガポールなのかなぁ、、と思ったりもしますが、Asia Pacific 向けにということで考えると、東京、韓国(ブロックチェーン大国!)、シドニー、ムンバイなどの中間に位置するシンガポールは都合が良いというのもありそうですね。
とか、知ったようなこと書いてスミマセンでした!!
シンガポールで利用可能になったときに東京が含まれていなかったので、「あ、これはアジアはシンガポール使ってくれ!ってことだな」と裏読みしたのですが、まったくの見当違いでした!(汗)
なにはともあれ、ブロックチェーン界隈のみなさま、おめでとうございます!
料金比較
シンガポールの際はレスポンスの比較などやってみましたが、もう国内であれば東京リージョンが早いのは当たり前なので割愛します。
気になるのは料金の違いかと思いますので、以下に執筆時点での比較表をまとめました。
ざっくり言うと、バージニアのほうがピアノード料金だと3割弱、その他料金も1割程度お安くなりますので、ここは期待するレスポンスとお財布にご相談ください。
(最新は公式サイトをご確認ください)
料金 | 東京 | シンガポール | バージニア |
---|---|---|---|
メンバーシップ料金 -スターターエディション-(/時間) | $0.34 | 0.34 | $0.30 |
メンバーシップ料金 -スタンダードエディション-(/時間) | $0.63 | $0.63 | $0.55 |
ストレージ料金(GB/月) | $0.12 | $0.12 | $0.10 |
データ書き込み(/GB) | $0.11 | $0.11 | $0.10 |
オンデマンドのピアノード料金(/時間)
インスタンスタイプ | 東京 | シンガポール | バージニア |
---|---|---|---|
bc.t3.small | $0.044 | $0.042 | $0.037 |
bc.t3.medium | $0.087 | $0.084 | $0.067 |
bc.t3.large | $0.174 | $0.169 | $0.134 |
bc.t3.xlarge | $0.348 | $0.338 | $0.307 |
bc.m5.large | $0.198 | $0.192 | $0.154 |
bc.m5.xlarge | $0.397 | $0.384 | $0.307 |
bc.m5.2xlarge | $0.794 | $0.768 | $0.617 |
bc.m5.4xlarge | $1.587 | $1.536 | $1.229 |
bc.c5.large | $0.171 | $0.157 | $0.136 |
bc.c5.xlarge | $0.342 | $0.314 | $0.272 |
bc.c5.2xlarge | $0.685 | $0.627 | $0.544 |
bc.c5.4xlarge | $1.37 | $1.254 | $1.088 |
上記のほかに、別途、通常の AWS データ転送量が掛かります。
料金体系は以下のスライドが解りやすいですね。
東京リージョンで起動
本日より東京リージョンで起動できるようになっています!
国内事例
国内での AMB 事例ですと、ソニー・ミュージック社の著作権情報管理が有名ですね。re:Invent 2019 で登壇された動画が公開されていますので、ご覧ください。
さいごに
先日、アジア初としてシンガポールが先に利用可能になったことで、アジア圏はシンガポールに集約するのかな…なんて思っていたので数日後に東京リージョンで利用可能になったことには驚きました。
国内のブロックチェーン界隈の方には待ち焦がれたアップデートの 1 つではないでしょうか。
あと 1 つは AMB が発表された re:Invent 2018から、ずっと Coming soon の彼ですかね・・・。
以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!