[アップデート]Aurora Global Database がクローニングに対応しました

[アップデート]Aurora Global Database がクローニングに対応しました

Clock Icon2020.11.29 10:04

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、崔です。

Amazon Aurora Global Database がクローニングに対応しました。
Amazon Aurora Global Database Expands Manageability Capabilities

Aurora のクローン作成機能を利用すると、クラスターボリュームとそのすべてのデータの複製を含む新しい Aurora クラスターを、スナップショットから復元するより、すばやくコスト効率よく作成できます。

やってみた

こちらの Global Database からクローニングを作成してみます。

対象のクラスターを選択し、アクションから「クローンの作成」を実行します。

クローン用のDBインスタンス識別子を入力します。

通常のAurora作成時と同様に、インスタンスサイズやVPC、サブネットグループ、セキュリティグループ、パラメータグループ等を設定し、クローンを作成します。

これで、簡単にクローンが作成されました。

注意点

Aurora のクローン作成には、現時点で以下の制約があります。

  • Aurora Serverless DB クラスターでは、サポートされていない
  • リージョン間でクローンを作成することはできない。各クローンは、ソースクラスターと同一リージョンに作成する必要がある
  • 現在のところ、そのほかのクローンからのクローンを含め、1つのコピーから15までのクローン作成に制限されます。最大数に達した場合、1つのコピーのみ作成できます。ただし、各コピーは最大で15までのクローンを作成できます
  • DBインスタンスを持たないクラスターからクローンを作成できない
  • 元のクラスターとは異なるVPCにクローンを作成できるが、VPCのサブネットは同じアベイラビリティゾーンにマッピングする必要がある

Global Database の観点で見ると、今まではリージョン間でクローンを作成できませんでしたが、Global Database のセカンダリークラスターがあるリージョンでは、セカンダリークラスターからクローンを作成することができるようになりました。
しかし、DBインスタンスを持たないセカンダリークラスターの場合は、クローンを作成できないので、注意が必要です。

まとめ

Aurora Global Database 環境でも、クローン作成が可能になったことにより、本番データを利用したアプリケーションの開発・テストや、分析クエリの実行など、既存のGlobal Database 環境に影響を与えることなく、簡単に実施することが可能になりました。
セカンダリークラスターからクローンを作成することで、プライマリークラスターとは別のリージョンでも利用できるので、便利になりましたね。

この記事をシェアする

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.