『クラスメソッドのCDK事情大公開スペシャル#2』 を開催しました! #cm_cdk_special
みなさんこんにちは、リテールアプリ共創部エンハンスチームの塚本です。
2025年1月17日(金)に "クラスメソッドのAWS CDK事情大公開スペシャル#2" を開催しました。
今回は初めて開催側で参加しました。
イベント概要
イベント名 | クラスメソッドのAWS CDK事情大公開スペシャル#2 |
日時 | 2025年1月17日(金) 19:00~ |
現地開催場所 | クラスメソッド 日比谷オフィス |
現地参加者 | 19名 + 現地LT4名 |
オンライン開催場所 | Youtube Live |
オンライン参加者 | 94名 |
クラスメソッドから3名、外部から4名の合計7名の方にご登壇いただきました。
前回開催時点でご登壇を考えて下さった方もおり、非常に良い流れで第2回の開催ができました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
登壇内容
登壇内容を紹介していきます。
CDKのコードレビューを楽にするパッケージ cdk-mentorを作ってみた
弊社 製造ビジネステクノロジー部所属の 佐藤智樹 さんにご登壇いただきました。
自作のコードレビューパッケージ、cdk-mentorの紹介です。
デモでは、CDKのコードレビューでよく挙がる指摘事項を自動で検査できる様子を紹介していただきました。
cdk-mentorを支える仕組みとして、CDKのAspectsやvisitなどの詳細も解説されており、非常に勉強になりました!
複雑なStep FunctionsをAWS CDKでコード管理するときに気にしたところ
弊社 リテールアプリ共創部所属の 中野ヨシユキ さんにご登壇いただきました。
StepFunctionsをCDK管理すると辛くなる...という話はよく聞きますが、その解消方法がわかりやすく説明されている登壇でした。
継続判定処理をStepFunctions側に持たせるのではなく、Lambda側に持たせるというアプローチは実践的で参考になりました。確かに、Lambda側に判定を任せた方が後からのデバッグもしやすそうですよね。
並列処理時のDistributed Mapの活用事例が実践的で参考になりました!
CDKコマンド誤用による環境リソースの損失を防ぐ方法
弊社 リテールアプリ共創部所属の るおんさんにご登壇いただきました。
開発環境で誤ってcdk destroyコマンドを実行し、システム環境が丸ごと消えてしまった体験談を聞かせていただきました。
特に印象的だったのは、復旧作業の難しさです。
Retain属性が設定されたリソースが残っていて新規デプロイができないなど、普段CDKを使っている身としては「あるある...」と共感してしまいました。
CloudFormationの削除保護機能の活用は、明日から活用できるシンプルで有益な対策だと感じました!
CDK使ったAmazon Bedrock Agent構築
aki.ts(ハリネズミ)さんにご登壇いただきました。
CDKを利用して、Amazon Bedrock Agent 構成を作る際のTipsが非常に参考になる登壇でした!
特にAgentとKnowledge Baseそれぞれのスタック分割に関しては、Amazon Bedrock Agentならではの構成だと感じました。
CDKで簡単に静的サイトホスティングをする
daikwさんにご登壇いただきました。
AWS CDKを使った静的サイトホスティングの実装方法と、利用可能なコンストラクトの比較検討についての登壇です。
PDKといった、普段触ることのない概念も知ることができました。
ESLintプラグインを使用してCDKのセオリーを適用する
yamanashiさんにご登壇いただきました。
yamanashiさんが開発している、CDK用のESLintプラグイン eslint-cdk-pluginの紹介とそのルールについて紹介いただきました。
最近Zennの記事で気になっていたのですが、ご本人の話を聞けて嬉しかったです。
constructのIDをPascalCaseで書くことや、thisの適切な使用、変数使用の制限など、CDK特有のベストプラクティスを強制できる優れたツールだと感じました。
こちらを導入することで、レビューの負担も減り、チーム全体のコード品質も向上しそうです。早速、次のプロジェクトでの導入を検討してみようと思います!
CDKでつくる IAM Tracker
SAYJOYさんにご登壇いただきました。
IAM Trackerという、SAYJOYさんが作ったIAM監視ツールについて、機能と作ったモチベーションなどをご紹介いただきました。
AWS CDKの実践的な学習としてツールを作成されたそうです。このような実践的なツールを作ってデプロイ・運用まで回すのは、確かにワークショップのような入門より圧倒的に身になるだろうな、と感じました。
懇親会
懇親会でも、しっかりとAWS CDK話で盛り上がりました。
「すべてCDKで作るべきなのか、手作業で作った方が良い箇所もあるのか」や「ESLint Pluginぜひ使いたい!」という話になり、一緒にいた方と盛り上がったのが非常にCDK勉強会の懇親会らしくて楽しかったです。
最後に
盛りだくさんの登壇内容で、非常に刺激を受けました!
外部登壇の方も早い段階で集まっていただき、CDKの盛り上がりを感じることができました。
次回も参加して、AWS CDK界隈に元気をもらっていこうと思います!