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[アップデート] AWS Elemental MediaLiveで4KとHEVCの出力に対応しました

AWS Elemental MediaLiveで4K(3,840x2,160)解像度での出力、ならびにHEVCコーデック(H.265)の出力に対応したので実際に4K/HEVCな配信をして確認してみました。
2019.09.30

はじめに

清水です。AWS Media Servicesの細かなアップデートを追っていくコーナーです。本エントリで紹介するのはこちら、AWS Elemental MediaLiveで4K解像度での出力、ならびにHEVCコーデックでの出力に対応しました!(2019/09/13にアップデートされた内容になります。)

AWS Elemental MediaLiveではこれまで、入力として4K解像度やHEVCコーデックの利用はできましたが、チャンネル出力としてはFHDまで、またコーデックもAVCのみでHEVCには非対応だったかと記憶しております。今回のアップデートで4K解像度への対応、またAVCよりもより圧縮率の高いHEVCコーデックに対応しました。本エントリでは4K解像度ならびにHEVCコーデックでの出力を確認してみます。

MediaLiveで4K、HEVCの出力を確認してみた

では実際にMediaLiveで4K解像度、HEVCコーデックでの出力を確認してみます。Inputは通常通り作成、Channelを作成する際、4K解像度の映像を入力として使用したいので、Input specificationsでInput resolutionをUHDにしておきます。

出力設定では、今回はHLS出力として、Stream settingsの箇所で以下のように設定しました。

  • Widthを3840
  • Heightを2160
  • Codec SettingsをH265(HEVC)

その他、必要な項目を設定して、MediaLiveのChannelを作成します。(私はFrame Rateを入力し忘れてしまい、エラーと格闘しました……。 *1

Channel作成後、Startさせてエンコーダから映像を送信します。今回は約1年前の発売日になぜか購入したiPhoneXS上のZixi ONAIRを使用しました。設定で4Kp30 10000kbpsを選択します。

今回はMediaLiveからMediaStoreに出力しました。CDNは経由せず、MediaStoreから配信してみます。再生プレイヤーはmacOS上のVLC media playerを使用しました。以下がVLCでMediaLiveからの4K HEVCを再生した様子です。

また、tsファイルを直接取得、MediaInfoで情報を確認してみます。以下の通り、4K(3840x2160)、HEVCコーデックであることが確認できます。

General
ID                                       : 1 (0x1)
Complete name                            : /Users/shimizu.toshiya/hls_1_00020.ts
Format                                   : MPEG-TS
File size                                : 12.0 MiB
Duration                                 : 11 s 941 ms
Overall bit rate mode                    : Variable
Overall bit rate                         : 8 390 kb/s

Video
ID                                       : 481 (0x1E1)
Menu ID                                  : 1 (0x1)
Format                                   : HEVC
Format/Info                              : High Efficiency Video Coding
Format profile                           : Main@L5@Main
Codec ID                                 : 36
Duration                                 : 12 s 12 ms
Maximum bit rate                         : 8 445 kb/s
Width                                    : 3 840 pixels
Height                                   : 2 160 pixels
Display aspect ratio                     : 16:9
Frame rate                               : 29.970 (30000/1001) FPS
Color space                              : YUV
Chroma subsampling                       : 4:2:0
Bit depth                                : 8 bits

Audio
ID                                       : 492 (0x1EC)
Menu ID                                  : 1 (0x1)
Format                                   : AAC
Format/Info                              : Advanced Audio Codec
Format version                           : Version 4
Format profile                           : LC
Muxing mode                              : ADTS
Codec ID                                 : 15
Duration                                 : 11 s 946 ms
Bit rate mode                            : Variable
Maximum bit rate                         : 277 kb/s
Channel(s)                               : 2 channels
Channel positions                        : Front: L R
Sampling rate                            : 48.0 kHz
Frame rate                               : 46.875 FPS (1024 SPF)
Compression mode                         : Lossy
Delay relative to video                  : 6 ms

Menu
ID                                       : 480 (0x1E0)
Menu ID                                  : 1 (0x1)
Duration                                 : 11 s 941 ms
List                                     : 481 (0x1E1) (HEVC) / 492 (0x1EC) (AAC) / 502 (0x1F6) ()
Maximum bit rate                         : 8788800

まとめ

AWS Elemental MediaLiveでアップデートされた新機能、4K解像度ならびにHEVCコーデックでの出力について確認してみました。今後4K出力やそれにあわせてHEVCコーデックもますます広がっていくかと思います。(HEVCコーデックについては4Kでなくても利点はあるかと考えますが。)これまで4K出力ができずに断念したり別の方法を検討していた、また今後は4K出力を行いたい、などの場合にマッチする、大変うれしいアップデートですね。引き続き、AWS Elemental MediaLiveをはじめとしたAWS Media Servicesの機能アップデートに注目していきたいと思います。

脚注

  1. こちらのForumsの内容に助けられました。