ニューロインクルーシブなクラウド体験の構築 #AWSreInvent #IDE201
AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。
今日は「Building neuroinclusive cloud experiences」というタイトルのセッションについてレポートします。
公式セッション紹介(日本語訳)
AWSでは、インクルージョン、多様性、公平性がユーザー体験を設計する方法の中核となっています。このセッションでは、AWSがどのようにニューロインクルージョンをクラウド製品のユーザー体験設計の中核に据えているかを学びます。責任あるAIやインクルーシブなセキュリティから公平なスマートシティ体験まで、ニューロダイバーシティがどのように私たちのクラウドテクノロジーやインターフェイスを地域、コミュニティ、組織のさまざまなニューロロジカルプロファイルに拡張するのに役立っているかをご覧ください。誰もが平等にAWS製品に関わることができる、アクセシブルなデジタル空間を構築する際に学んだ重要な教訓をご覧ください。
オンデマンド動画
概要/オススメポイント
このセッションでは、ニューロインクルージョンがテーマです。
ニューロインクルージョンとは神経多様性(Neurodiversity)を尊重する考え方です。ADHD、自閉症スペクトラム、学習障害など、従来は弱点ととらえがちであった個性のプラスの部分に着目し、その能力を最大限に発揮してもらうことを目指した、インクルージョンの考えた方です
一般的な人(Neurotypical)は認知機能が一定の範囲で平準化されています。
一方、神経多様性のある人(Neurodivergent)な人は、認知機能の幅が広く、得意不得意があります。
この長所の部分に着目するこで、より多くの才能を生かすことが出来ます。
神経多様性のある人々は、「神経型」の人々とは異なる配線を持っており、価値を創造したり認識したりする企業の努力に新たな視点をもたらす可能性がある。 バーバード・ビジネス・レビュー
AWSではニューロインクルージョンに対して次のようなアプローチをとってます。
人事プロセスの評価と改善
採用プロセスの見直し
マネジャーの能力開発
AWS神経多様性育成大使プログラム
またテクノロジーを使ったサポートも始めてます
神経多様性のある人と共に進むための大切なポイントをまとめると次の5点です
- あいまいさをなくす
- ピープル・ファーストおよび/またはアイデンティティ・ファーストの言語を使用する
- 障害のある顧客のニーズを理解する
- 既存のツール、製品、サービスの障害を特定し、取り除く
- 障害を持つ顧客のために革新を続ける
このセッションでは、ニューロインクルージョンについて、丁寧に説明されています。 ぜひ全ての方に視聴頂きたいです。
まとめ
セッションの概要を紹介しました。ご興味があれば上記のリンクよりセッション動画をご覧ください。
また、英語が苦手な方は、YouTubeの概要欄の「文字起こし表示」を活用してみて下さい。例えば文字起こしのテキストを翻訳ツールに簡単にコピペできます。
皆様のスキルアップのお手伝いになれば幸いです。