[レポート] 1年間のEC2の進化を一気にキャッチアップ!Amazon EC2 Innovation at Scale #AWSSummit
こんにちは、菊池です。
本記事は、現在開催中のAWS Summit 2018 Tokyoで行われたAWSセッション「Amazon EC2 Innovation at Scale ー Special Session presented by EC2 Leadership」のレポートです。
この1年間であった、Amazon EC2関連の機能アップデートがまとまった、一気にキャッチアップできるセッションでした!
セッション概要
Amazon EC2 では、さまざまなインスタンスタイプが用意されており、静的な Web サイトから高性能なハイパフォーマンスコンピューティングまで、あらゆるユースケースに適しており、柔軟性の高い価格設定オプションでご利用いただけま す。本セッションでは、 Amazon EC2 の最新インスタンスファミリーの種類と機能、最適なユースケースのみならず、 EC2 の global infrastructure や Nitro Hypervisor までご紹介します。
Amazon Web Services, Inc. Director - AWS, EC2:Raj Pai氏
レポート
- EC2の基盤の進化として、以下の項目にそって紹介
- リソース
- 可用性
- 管理
- 購入オプション
EC2の基礎
- クラウド環境の仮想サーバ
- ホストの上にハイパーバイザー、その上にVM
- 11年以上前から開発
- 必要に応じてスケール
- 従量課金
- One Size fits all
- 最初の2つは変わっていない
- One Size fits allこれは変わった
- 当初はM1インスタンスのみだった
- EC2インスタンスの特性
- 今は70のインスタンスタイプ
- ファミリー、世代、サイズ
- CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークパフォーマンスで選択
Nirto System
- Nitro Hypervisor
- EBS NVMeとENA
- AWS が使ったASIC上で動作するハイパーバイザ
- ASICなので、その上のインスタンスは、HW上のリソースを100%使え
AMI(Amazon Machine Image)
- Amazon管理
- コミュニティ
- ユーザが作成
EC2インスタンス
汎用ワークロード:M5/T2
- メモリ(GB)vCPU比 4:1
- M5:最新のジェネレーション
- 最大で96のVCPUと384メモリ
- 小さいサイズのインスタンスでもIOパフォーマンス改善
- しかし、大半のインスタンスは高使用率の状態ではない
- T2バースト可能インスタンス
- T2 Unlimitedでいつでもバースト可能に
メモリ最適化:R4/X1/X1e
ストレージ最適化:I3/D2/H1
- I3:最大で33,000,000IOPSのNVMeストレージ
- EC2ベアメタル
- i3.metal
- 特殊なハイパーバイザが必要か、仮想化を制限するライセンシングモデルをもつワークロード
- D2とH1 高密度ストレージワークロード
- 最低のストレージコスト、高いシーケンシャル
- h1.16xlarge:16TB HDD
コンピューティング最適化:C5
- メモリ(GB)vCPU比 2:1
- 最大、72個のvCPU
GPUとFPGA:G3/F1
- CPUで限界
- CPUは高い自由度、高速
- GPU/FPGAは高いスループット、高効率
- CPUよりも大規模な並列処理と効率化が可能
- G3
- Elastic GPUs:G3ではオーバースペックなケース
- CPUをワークロードに最適化
- GPU は機械学習、AI、HPC
- F1インスタンス
- FPGAによる最初のクラウドインスタンス
- F1でゲノミクス処理の世界記録達成
ストレージ
- インスタンスストア (非パーシステントストレージ
- EBS
- スナップショットは差分
- エラスティックボリュームに対応
VPC
- 論理的に分離された仮想ネットワーク
- VPCピアリングでアカウント内、アカウント間でVPCを接続
- リージョン間VPCピアリング
- AWS PrivateLink
- プライベートにサービスを共有できる
- セキュア、スケーラブル、高信頼性
プレイスメントグループ
- スプレッドプレイスメントグループに対応
- ラックをまたぐことで障害範囲を分離
ローンチテンプレート
- 起動パラメータをあらかじめ設定
- 一貫性
- シンプルなアクセス権
- 生産性向上
- ガバナンスとベストプラクティス
- スポット、オンデマンド、AutoScalingに統合
Amazon Time Sync Service
購入オプション
- オンデマンド
- スポット
- リザーブドインスタンス
- 3つの購入方法を組み合わせる
- RIはベースライン
- スポット、オンデマンドでスケーリング
- AWSのサービスを組み合わせることで効果的に使える
- AWS Batch、AutoScaling、ECSなど
まとめ
最近のEC2関連の機能アップデートが一気に紹介されました。この機会にキャッチアップしておきましょう!