AWSクラウドコンピューティング初心者が見るべき、AWSome Dayセッション2: ストレージとデータベース
どうも皆さん、たいがーです?
前回の続きである、AWS InnovateにおけるAWSome Dayに関するブログです。
AWSome Dayの4つのセッション
AWSome Dayは4つのセッションから構成されています!
- AWSのグローバルインフラストラクチャとネットワークおよびコンピューティング
- ストレージとデータベース
- AWSのセキュリティの基本
- Well-Architected Frameworkと料金の話
AWSome DayはOnlineでも開催されており、次回(記事公開時点)は5/11 15:00から開催予定なので、Innovateの開催期間が終わっていた!!という方はそちらを是非チェックしてみてください!
今回は二つ目、"ストレージとデータベース"に関して振り返っていきます!
まずはストレージに関してです!
ストレージ
AWSのデータストア
データストアとは、データを保存する場所のことです。
AWSのデータストアは2種類あります。
- サーバ自身からしかアクセスできない
- 複数のサーバからアクセスできる
ユーザは、データの種類に応じた適切なデータストアの選択が必要になります。
まず始めに、サーバ自身からしかアクセスできないもの、つまりサーバにアタッチしマウントして使う"ローカルストレージ"について振り返っていきましょう。
Amazon Elastic Block Store(EBS)
一貫性のある低レイテンシーのパフォーマンスを提供する永続的なブロックレベルのストレージボリュームです。AZ内で自動的にレプリケートし、Amazon S3にスナップショット(バックアップ)を保存します。
EBSには様々なタイプがあります。
- コールドHDD
- スループット最適化HDD
- 汎用SSD
- プロビジョンドIOPS SSD
これらは、要件に合わせて選択することができます。
また、EBSボリュームにもいくつか特徴があります。
- 暗号化可能
- 伸縮性
- 可用性
- 様々なドライブタイプ
- スナップショットを取る
暗号化は追加コストなく選択できることができます。また、別のタイプへの変更も可能です。
前回出てきたクラウドの特徴である、"使えるリソースが柔軟に、かつ早く変更が可能"という点を活かしていくことが重要です。
続いて、複数のサーバからアクセスできるデータストアの中の共有ストレージにあたる、"Amazon Simple Storage Service(S3)"に関してです。
Amazon Simple Storage Service(S3)
AWSの一番初めに始まったサービスの一つです。
オンライン経由でアクセスし、アップロード、ダウンロードができるオンラインストレージサービスです。
S3の特徴はこのようなものです。
- HTTP(s)でアクセス
- 容量無制限
- 高い堅牢性
- 安価なストレージ
- スケーラブルで安定した性能
S3は99.999999999%(イレブン・ナイン)という高い堅牢性を持っています。
S3にアップロードされたデータはリージョン内でデータのコピーを自動で行われています。そのため、どこかのデータセンターが障害にあったとしても2つ以上のデータセンターでデータが守られ続けます。
また、どれほどストレージをあげたとしても、安定して使うことができます。
続いて、S3の概念についてです。
まずキーワードとしては二つが挙げられます。
- オブジェクト
- バケット
S3では、データがオブジェクトとして、バケットはフォルダのようなものとして定義されています。つまり、オブジェクトがバケットに保存されます。
バケット内のオブジェクトに関しては、基本的には作成したユーザのみが閲覧可能となっています。用途に応じて、権限を付与し、HTTP(s)経由でアクセスするという形になっています。
オブジェクトにはそれぞれ一意のURLが振り分けられます。そのURLにはバケット名が含まれるため、バケット名は唯一無位の名前でなければなりません。
S3にはスナップショットやEC2のAMIイメージなどが保存されています。またURLを公開設定にすることにより、ホスティングサービスのような形でデータを公開することもできます。
ここまでが、AWSのストレージに関してでした。
続いて、データベースに関してです。
データベース
AWSのデータベースについて入る前に、一度リレーショナルデータベースについて、復習していきましょう。
リレーショナルデータベースとは、表の形でデータを管理する考え方です。
複数人が同時に実行してもデータを更新できる、つまりトランザクション処理を実行可能となっています。
今回は、AWSマネージドデータベースサービスの中で、Amazon RDSが紹介されていました!
Amazon Relational Database Service(RDS)
RDSは、6つのデータベースエンジンから選択し、使うことができます。
特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- フルマネージドなサービス
- シンプル
- 安定したパフォーマンス
- 従量課金性
マネージド型サービスである、という点からデータを作る、入れる点にフォーカスすることができます。
バックアップも自動でされ、最大35日間まで保持期間を選択できます。
また、手動でスナップショットを作成することも可能です。
また、データベースをマルチAZに自動展開することも可能です。同期でレプリケーション(コピー)を取るので、もしDBインスタンスが落ちてしまったとしても、データを失うことがありません。また、フェイルオーバーも自動で行うことが可能です。
まとめ
データベースとストレージについて、振り返っていきました。 ここでも重要視されていたのは、要件にあった物を選択することです! それぞれの利点を見比べて、適した物を選択していきましょう!