[会場レポート] イベント連動型スマホアプリを使ってハンバーガーやグッズをGETしてみた #BrazeForge22
大阪オフィスの玉井です。
本記事は2022年7月12日に開催された Braze FORGE Japan 2022 に関するものです。
Braze FORGEでは、イベントをより楽しんでもらうために、イベント専用のスマホアプリが用意されています。
当イベントでは、アプリを使ったイベントが施策が用意されていました。今回、私も現地に赴き、実際にアプリを使った施策に参加してみたので、そちらの模様をお届けします。
イベント専用アプリについて
位置情報を用いた顧客体験(CX)
こちらのアプリですが、イベントのセッション情報の確認等といった、通常の機能は当然ながらありました。
しかし、このスマホアプリの一番の目玉は位置情報を用いた顧客体験です。
会場のどこかにクーポンが隠されたスポットが存在しており、そこに(スマホアプリをインストールした状態で)近づくと、アプリにプッシュ通知が届き、ドリンク等と交換できるクーポンが取得できるようになっていました。
最初は下記のような状態ですが、クーポンをGETできるスポットに近づいて、クーポンボタンを押すと、クーポンを実際に取得することができます(そのクーポンを見せると、ドリンク等と交換できるようになっています)。
仕組み
こちらのスマホアプリは、全てがスクラッチで作られているわけではなく、色々なサービスを組み合わせて作られています(Best of breed)。
基本的な機能はBraze SDKを用いて開発されています。これのおかげで、Braze上から簡単に位置情報に連動したプッシュ通知等ができるようになっています。
「スポットに近づいたらクーポンが解除される」ですが、こちらはスポットにビーコンが仕込まれており、そのビーコンの設定範囲に、スマホ(アプリ)が近づくと、クーポンを実際にGETできるわけですが、そのビーコンまわりは、(当イベントにも出典されている)Tangerine様の仕組みが使われています。
また、この施策の分析側には(これまた当イベントにも出典されている)Amplitude様の仕組みが使われているとのことでした。
このように色々なサービスを利用して開発されているので、このスマホアプリは1人月でリリースできたとのことです。
実際にやってみた
というわけで、 仕事もせずに このアプリを体験してみました。
ちなみに、これらの体験をするためには、スマホ側の設定で、位置情報とBluetooth(ビーコンと通信するため)をONにする必要があります。
ハンバーガー
ハンバーガークーポンがGETできるようになったとのアナウンスがあったため、 仕事もせずに 早速ダッシュでスポットを探しに行きます。
スポットに近づくと、プッシュ通知が来て、バーガーのクーポンを解除できるようになりました。
このクーポンの画面を、会場の外にあるバーガー屋さんに見せて、ハンバーガーをGETです!
ちなみに、こちらはアメリカのバーガーキング社が仕掛けたキャンペーンを再現したものになっています(実際にBrazeが使われています)。詳細は下記の記事を読んでもらえればと思いますが、マクドナルドに近づくとバーガーキングのクーポンが届くという攻めに攻めた施策です。
スペシャルドリンク
午後からは、スペシャルドリンクの提供が始まりました。 仕事もせずに スポット調査に繰り出します。
スポットを見つけて…
クーポンGETです。
ドリンク交換ステーションに行きます。
カルピスソーダ的な感じで美味しかったです。
BrazeTシャツ
最後はBrazeさんのTシャツです。Tシャツはなんぼあってもいいですからね。 仕事もせずに スポットを探します。
スポットを探して…
クーポンGETです。
Tシャツ交換ステーションに行きます。私はピンクのLサイズにしました。私はピンクも似合う気がしたからです。
感想など
コロナ禍で久しくこういうオフラインのイベントに行っていなかったので、純粋に楽しむことが出来ました。
私の端末(Android)では、ほとんど問題なく施策を体験できたのですが、一部のAndroid端末等では、ビーコンの補足等がうまく動作しないパターンがありました。スマホアプリ側の事前検証で、どこまでの端末を追いかけるか、非常に難しそうです(iOSは、私の周りの人は問題なさそうでした)。
おわりに
実は、私自身、過去にビーコンと連動したイベント用アプリの運用に関わったことがあり、懐かしい気持ちになりました。
ビーコンとスマホ自体の相性は本当に千差万別でして、テストがとても大変だった記憶があります。他に大事なこととしては「いかに位置情報とBluetoothをONにしてもらうか」です。(私もそうなんですが)電池消費やプライバシーを気にして、意外とONにしてくれない来場者の方が多いです。当イベントでも受付時に確認してくれたり、スタッフの方が随時助けてくれるような体制が組まれていました。