初めてClaude Codeを利用して業務改善ツール作った際に感じたこと
こんにちわ、こーへいです。
ついに自分もAI(Claude Code)で良さげと思われたツールを2ヶ月前に作ったので、今回はAIによるツール作成第一歩の共有と上手くいかなかった報告記事として残させてください。
ツールの紹介
どん
Slack Daily Report AI 📊
Slack App(Bot)が参加しているチャンネルから対象ユーザーのメッセージを自動収集し、Amazon Bedrock Claude AI を使って日報を生成するツールです。
こちらのREADMEに使い方などは記載していますので、こちらでは詳しく記載しません。
後述の通り使わなくていいツールなのでREADMEは詳しく見なくてもいいです(悲しみ)。
ツールの目的
今回ツールを作成した目的は、業務日報を自動で作成することでした。
以前までは大きめな案件を対応していたこともあって対応が必要な案件数が少なかったのですが、期が変わったタイミングで小さい案件を多数同時にこなすようになり、1日に一回タスク整理を兼ねた個人的な日報需要が出てきました。
そこで基本的に私は業務連絡やタスクメモなどを全てSlackに集約しているため、一日に投稿した内容をAIに食わせて日報として出力するツールがあればタスク整理が楽になれるなと思ったわけです。
構成
基本的には業務後にローカルにダウンロードした本ツールを実行すると、当日投稿したslackメッセージをBedrockに流して日報風に出力するツールでした。
ずんだもん可愛いね
残念だったこと
メッセージを取得するためにconversations.history methodを利用していたのですが、こちらではチャンネルに投稿したメインメッセージのスレ(返信)までは拾えないこと問題となりました。
一応conversations.replies methodという、スレに返信されたメッセージを拾うAPIも用意はされていたのですが、そのAPIを込みで実装しようとしたところ、過去日に投稿したメインメッセージに対しての当日返信したスレのメッセージは収集対象外日だったり、それへの対応策としてメッセージの取得日を広げようとすると処理が重たくなりすぎたりと使い勝手が微妙かつ、当初の目的の実現には至らなかったです。
ということで無事にお蔵入りとなり、日常で使用することは無くなりました。後はSlack AIの使い勝手がそのうち上回りそうだなとも感じたのもあり開発をやめました。
学べたこと
- Claude Codeでツールを作成する体験はすごい良かった。特にやりたいことと作りたいツールを自然言語で指示するだけでほぼほぼ完成系が作れたのがびっくり
- アイデアを現実に落とし込むとやっぱり何かでつまづくことが多いと改めて感じた
- ライセンスについてちょっとだけ調べた(ずんだもんとOSS周り)
- 作ったものを社内に展開するタイミングはもう少し遅らせるべきと感じた(上記の残念だったことに気づく前に作れたことに嬉しくなって展開してしまった)