【非エンジニアのためのClaude/Claude Codeシリーズ】 見にくい資料から卒業したい営業が、Claudeのデザイン機能を試してみた

【非エンジニアのためのClaude/Claude Codeシリーズ】 見にくい資料から卒業したい営業が、Claudeのデザイン機能を試してみた

資料作りに毎回3時間以上かかっていた営業が、Claude Designを使ってその時間を大幅短縮。mdファイルとの組み合わせで、見た目も中身も優れた資料を効率よく生成できるようになった実体験をお話しします。
2026.07.23

はじめに

向暑の折、一段と暑さが増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 クラスメソッド 西日本営業本部の中桐です。

私、資料の「見た目」を作るのがめちゃくちゃ苦手です。

折しも、上期や四半期などに活動を振り返る時期でございます。
イベントの開催実績、売上データ、案件の動き……数字を各所から拾ってきて、まとめて、Excelでグラフにして、パワポに貼って体裁を整える。
この作業に毎回3時間以上かかっていました。
しかも出来上がった資料を見た自分の感想が「うん、読めなくはない」。
読めなくはない、で、3時間です。私も年を取るはずです。

今回の記事は「Claude Design」を使って、この資料作りの時間泥棒を退治した話です。

ちなみに私はエンジニアでもデザイナーでもありません、営業一筋十数年です。
それでも試してみたら、資料の見え方が別物になりました。新しい景色、見てみたくありませんか?

まず「Claude Design」って何? 非エンジニアなりの理解

最初にざっくり説明します。

Claude Designは、Anthropicが提供するAIデザインツールです。テキストで指示するだけで、プレゼン資料やグラフなどのビジュアルを生成してくれます。

これまでのClaudeでも、データを渡せばmd(マークダウン:見出しや箇条書きを記号で書くテキスト形式)に綺麗に整理してくれましたし、スライド資料そのものを作ることもできました。
ただ、正直に言うと「体裁を整えるのは結局自分」というハードルが残っていました。色や配置、フォントのバランスを見ながら手直しをする作業が発生し、しかも作るたびに一から体裁を考え直す必要がありました。ここが最後の壁だったのです。

Claude Designは、ここが違います。あらかじめクラスメソッド専用のフォーマット(デザインルール)を読み込ませておけるので、指示するだけで色・配置・フォントが統一されたビジュアルがそのまま出来上がります。しかもキャンバス上で対話しながらその場で微調整できるので、「作り直す」のではなく「直してもらう」感覚に近いです。つまり、まとめる作業も、体裁を整える作業も、Claude操作の中で完結するようになりました。

実際にやってみた:2つの変化

ここからが本題です。正直なBefore/Afterを書きます。

Before(問題)

イベント実績や売上データを振り返る報告資料。数字を拾ってくる→Excelで集計→パワポに貼る→フォント・色・配置の調整、で毎回3時間以上。しかも私が作る「売上成長ストーリー」のような時系列図は、黒丸と赤丸を手作業で並べて、テキストボックスを一つひとつ配置するだけの代物です。見た目はシンプルというより、もはや象形文字。
報告会で「要は何が言いたいのか?」を聞き返される時間が発生し、伝えたかったはずの「上期への抱負や手応え」はどこかへ消えていました。これでは報告会ではなく反省会です。

After(結果)

用途ごとに用意しておいたmd(活動データをまとめたもの)をClaude Designに渡し、クラスメソッド専用フォーマット(社内で作成済み)を指定するだけで、報告資料が出来上がりました。
同じ「売上成長ストーリー」でも、リスク要因が赤く強調され、マイルストーンが視線の流れに沿って配置され、一目で「なぜこの数字になったか」が伝わる図になりました。かかった時間は体裁調整込みでも従来の数分の一です。正直シンプルではあるもののまずは社内共有用としては出来に違和感なく、資料の出来を気にすることなく、伝えたいことに集中できました。

実際にClaude Designに指示した様子と、生成されたAfterの図がこちらです。

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落とし穴ポイント

最初は「この資料をいい感じにデザインして」と雑に頼んだら、たしかに綺麗だけど「何を伝えたいのかわからない」資料が出てきました。しかも絶妙に元のスライドと変わってない。
見た目が良いだけに、一瞬信じそうになるのが怖いところです。「誰に」「何を伝えるための資料か」を指示に入れること、そして数字の桁や単位は必ず自分の目で確認すること。見た目の説得力と中身の正しさは別物です。ここは人間の仕事として残しておきます。

使っている指示テンプレート

添付のmd(上期活動振り返り)をもとに、
クラスメソッド専用フォーマットで社内報告用の資料を作成してください。
・読み手は営業本部のメンバーと上長
・イベント実績は開催数・参加者数の推移がわかるグラフに
・売上データは前年同期と比較できる形に
・1スライド1メッセージで簡潔に

用途ごとのmd運用で、資料が「来年も使える資産」になった

Before(問題)

報告資料は毎回ゼロから作っていました。半年前の自分が作った資料を発掘して「どうやって作ったんだっけ……」と思い出すところからスタート。データの集計方法も体裁もその場の勢いで作っているので、再現性がありません。過去の自分は他人です。

After(結果)

今は用途ごとにmdファイルを分けて管理しています。イベント実績用、売上報告用、といった具合です。振り返りの時期が来たら、該当のmdに今期の数字を追記して、Claude Designに渡すだけ。フォーマットはクラスメソッドオリジナルのものなので、必要な事項を足すだけで来年もそのまま使えます。資料そのものではなく「資料の元になるmd」を育てるという発想の転換で、保守性(あとから誰でも更新しやすい性質)の高い仕組みになりました。

落とし穴ポイント

mdの書き方が雑だと、生成される資料の構成も雑になります。「数字は表形式で書く」「見出しの階層を揃える」など、mdの段階で整理しておくのがコツです。前回の記事でも書きましたが、Claudeを使い始めてから、自分のメモやデータの整理の質が上がった気がします。もちろん、私はまだ進化の余地を残しています。

やってみてわかったこと

試してみて気づいたことを正直に書きます。

デザインセンスは、指示で補える

「非デザイナーだから資料がダサいのは仕方ない」と思っていましたが、違いました。センスがなくても「誰に何を伝えたいか」さえ言語化できれば、見せる部分はClaude Designが引き受けてくれます。言語化は努力でカバーできる分野です。言語化、仕上がってるよ!

培ったmdファイルが資産になる

前回は指示テンプレートが資産になると書きましたが、今回はmdファイルそのものが資産になりました。用途ごとのmdを育てておけば、来期の自分が3時間の作業から解放されます。未来の自分への最高の引き継ぎ資料です。

まとめ

エンジニアじゃなくても、デザイナーじゃなくても、Claude Designを使えば「数字を拾ってまとめて資料化する」という大事だけど地味〜な時間泥棒を一気に片付けられます。

特に効果を感じているのは、用途ごとのmd運用との組み合わせです。毎回3時間以上かかっていた振り返り資料が、mdへの追記と一言の指示で終わるようになりました。

まずは手元の報告資料を1つ、mdにまとめてClaude Designに渡すところから試してみてください。「このmdをもとに、〇〇向けの報告資料を作って」の一文から始まります。

ぜひ試してみてください!

発展編(次にやりたいこと)

ここからは「まだ試していないけど、次はこれをやりたい」というアイデアの話です。実体験ではなく構想ベースとして読んでください。

発展① デザインシステム連携でブランド統一を自動化

Claude Designにはデザインシステム(色・フォント・レイアウトなどのルール集)を読み込ませる機能があります。クラスメソッドのブランドルールを登録しておけば、誰が作っても「らしい」資料になるはずです。チーム全員の資料の見え方が揃う未来はもう目の前です。

発展② Canva等への出力で顧客向け資料へ展開

社内報告で使ったビジュアルを、外部ツールへの出力機能を使って顧客向け提案資料にも展開できないかと考えています。「社内向けに一度作れば、社外向けにも使い回せる」状態が実現できれば、資料作りの時間をさらに減らし、代わりにお客様のことを深く考える時間が取れますね。

発展③ CRM・売上管理システムとのMCP連携で「データ収集」もゼロに

現状、mdに数字を追記する部分は手作業です。前回のGoogle カレンダーMCPのように、CRMや売上管理システムとMCP(コネクタ)で連携できれば、実績データを毎回拾いにいく作業自体がなくなります。

例えば「今期のパイプライン実績を教えて」と話しかけるだけでCRMから最新の案件フェーズ情報の数字を引っ張ってきて、そのままmdに反映、Claude Designで資料化。ここまで一気通貫でできれば、数字を拾う→まとめる→資料化する、という3ステップすべてが「話しかけるだけ」になります。「振り返り資料に関する手作業がほぼゼロ」どころか、振り返り資料そのものが「話しかけたら数分後にできている」状態も夢ではなさそうです。夢はいつか叶うと言います。


Claudeならクラスメソッドにお任せください

クラスメソッドは、Anthropic社とリセラー契約を締結しています。各種製品ガイドから、業種別の活用法、フェーズごとのお悩み解決などサービス支援ページにまとめております。まずはご覧いただき、お気軽にご相談ください。

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