
【非エンジニアのためのClaude/Claude Codeシリーズ】Gemini・NotebookLM・Claude Designを組み合わせて資料を作った話
こんにちは、クラスメソッド アカウント営業部のやまの-yamano-です。
今回は、資料作成にあたって複数のAIツールを使い分けた話をします。
普段の壁打ちはGeminiとNotebookLMを使っていて、Claude Designには資料の生成をお願いする、という役割分担で進めました。
背景と使ったツールの整理
このときの私はお客様との商談を控えていましたが、資料作成の時間に余裕がない状況でした。
ただし、資料の質は落としたくないという思いがありました。
使ったツールはこの3つです。
| ツール | 役割 |
|---|---|
| Gemini(NotebookLM連携) | ゴールとアジェンダの設計、壁打ち |
| NotebookLM | 過去の議事録やメモをソースとして読み込ませてレビュー |
| Claude Design | スライドの実生成 |
なぜこの3つを使い分けたのか
最初はClaude Designだけで壁打ちからレビュー、スライド生成まで全部やろうとしていました。
ただ、全工程をClaude Designに任せるとトークン利用料が積み上がる懸念があったため、
Claude Designはスライド生成に集中させるという判断をしました。
壁打ちとレビューをGemini+NotebookLMにしたのは、すでに自分の中で安定した運用ができていたからです。
NotebookLMに過去の議事録を読み込ませた状態でGeminiと壁打ちする流れは、精度と再現性の面で信頼していました。
一方、スライド生成はGeminiでも試したことがあるのですが、自社フォーマットへの対応や図解の質が期待に届きませんでした。
Claude Designの完成度は想定以上で、構成を考えるのは自分、図解に落とすのはClaude Designという分担がうまくはまりました。
自分は資料の構成を考えるのは好きですが、それを図解してビジュアルに落とす力はまだ弱い。そこをClaude Designが補ってくれた形です。
今回の進め方:3ステップの全体像
面談準備の流れを大きく3つのステップに分けて進めました。
ステップ1:戦略を固める(Gemini × NotebookLM)
過去の議事録をNotebookLMに読み込ませ、Geminiと壁打ちしながらゴールとアジェンダを設計します。
何を、どの順番で、どの時間配分で話すかをここで決めます。
ステップ2:整合性をチェックする(NotebookLM)
構成案ができたら、再度NotebookLMに評価させます。
過去の決定事項との矛盾や、抜け落ちた視点がないかを確認するレビュー工程です。
ステップ3:スライドを生成する(Claude Design)
固まった構成をもとに、Claude Designでスライドを生成します。
Geminiに他のAIへ渡すプロンプトを作らせてから渡すのがポイントです。
各ステップの詳細は以下で説明します。
ステップ1:GeminiとNotebookLMでゴールとアジェンダを固める
まず社内の打ち合わせメモをNotebookLMに読み込ませた状態で、Geminiに壁打ちをお願いしました。
最初に設定していたアジェンダ案は、お客様の組織理解や過去の経緯への配慮が不足している部分がありました。
Geminiは読み込ませた情報から「過去の文脈を踏まえると、別のアプローチの方が適切である」という指摘をしてくれ、戦略の方向性をより最適な形へ修正できました。
また、「提案時間が〇〇分想定ならどう変えるか」と時間制約を明示して追加質問したことで、出力されるアジェンダの優先順位が研ぎ澄まされたのも効果的でした。
ポイント:時間制約を明示する
ステップ2:NotebookLMでレビュー
ゴール・アジェンダ・スライド構成案がある程度固まったところで、NotebookLMに評価してもらいました。
プロンプトはシンプルです。
ソースにある内容をベースに、今回控えている面談のゴールやアジェンダ、スライド構成案が当日の内容として最適かどうかを評価してください。不足している視点や、議事録での決定事項と矛盾している点があれば指摘してください。
また、個人的な話になりますが、NotebookLMを使い始めてから、
誰かに見せる前に、まずNotebookLMにレビューさせることが習慣になりました。
自分のアウトプットへの不安が減り、心理的安全性が上がったのは予想外の副次効果でした。
ステップ3:Claude Designでスライドを生成する
Geminiに「他の生成AIにスライドを作らせるためのプロンプト例を出して」と依頼して、そのプロンプトをClaude Designに渡すという流れにしました。
プロンプトに含めた内容
プロンプトには以下の項目を順番に盛り込みました。
- 提案相手の役割と関心事
- 提案において特に配慮すべき過去の経緯や懸念事項
- 本提案のゴール
- スライド全体のページ構成案
- 各ページの目的と記載内容のイメージ
(例)
提案相手:〇〇部門の責任者。コスト意識が高く、ROIを重視する傾向がある。
過去の経緯:昨年の導入検討時に〇〇という懸念が残っており、今回も同様の観点で見られる可能性がある。
ゴール:本日の面談で次回PoC実施の合意を取る。
構成案:①現状課題の整理 ②提案内容 ③期待効果 ④進め方
各ページの詳細:①では〇〇のデータを用いて課題を可視化。②では…
ポイント:Claude Designへの入力を具体的にする
2パターン作って、NotebookLMにどちらが良いか評価させた上で最終版を決めました。
うまくいかなかった部分
Claude Design:フォーマット調整は手作業が必要
フォントサイズの調整をClaude Designにお願いしたのですが、思ったように反映されませんでした。
最終的には手作業で修正しています。
ページ設定をワイドスクリーン16:9、フォントサイズの範囲を12〜24に統一してください
という指示を出しても、PPTXの細かいフォーマット調整はまだ苦手なようです。
フォーマット周りもスムーズにできるようになると、資料作成の流れが一気につながるなと思いました。
フォーマットを触って自分でテンプレートを作れるようになることが、次の自分の課題だと認識しています。
NotebookLM:格納工数がネック
なお、NotebookLMについても現状のネックがあります。
議事録や資料を一つずつ手動で格納する作業が地味に工数を取られており、運用負荷になっています。
精度は高いだけに、この格納工数をどう減らすかは今後解決したい課題です。
まとめ:ツールの役割分担が大事
今回の流れを整理するとこうなります。
| ツール | 役割 |
|---|---|
| Gemini + NotebookLM | 戦略の設計・壁打ち・整合性チェック |
| Claude Design | スライドの生成 |
| 手作業 | フォーマット調整(フォントサイズ等) |
Claude Designだけで完結させるのが理想ではありますが、現状はトークン節約も考慮して、それぞれのAIが得意なところを使い分ける方が今のところ現実的です。
壁打ちや議事録ベースのレビューはGemini+NotebookLM、スライドの生成はClaude Designという組み合わせは、自分の中でしばらく定番になりそうです。






