CloudWatchアラームの状態変更をAWS User Notificationsで通知してみた

2023.06.01

こんにちは。
繁松です。

はじめに

AWS User Notificationsを使用してCloudWatchアラームの状態変更を通知してみました。

CloudWatchでアラームを通知するには、アラームの状態毎にトリガーの設定と、通知先の設定が必要となります。
通知先を細かく分けたい場合は便利ですが、全てのアラームの状態変更を通知させたい場合には、やや手間がかかります。
設定作業が増えることで通知設定を見落としてしまいアラーム状態になったことに気づけないといった可能性も考えられます。

※CloudWatchの通知設定画面

AWS User NotificationsでCloudWatchアラームの状態変更を通知することで、CloudWatchアラーム毎に通知設定を行わずに全てのアラームの状態変更を通知可能です。

やってみた

今回はEC2のCPU使用率のアラームを通知させてみます。

AWS User Notificationsの設定

通知設定の作成

  • [通知設定を作成]をクリック

  • 名前を入力

  • イベントルールを設定
    AWSのサービス名前:CloudWatch
    イベントタイプ:CloudWatch Alarm State Change
    リージョン:Asia Pacific(Tokyo)

  • 集約設定
    Do not aggregateを選択
    (用途に応じて選択してください)

    翻訳

  • 配信チャネル
    Eメールを選択、メールアドレスと名前を入力

  • 配信チャネルで設定したメールアドレス宛に[Email verification]が届くので[Verify email]をクリック

CloudWatchの設定

今回はEC2のCPU使用率に以下の条件でアラームを設定してみます。
条件:5 分内の1データポイントのCPUUtilization >= 80

  • [アラームの作成]をクリック

  • [メトリクスの選択]をクリック

  • 対象EC2のCPUUtilizationを選択し、[メトリクスの選択]をクリック

  • メトリクス

  • 条件

  • アクションの設定
    通知設定はなしで[次へ]をクリック

  • 名前と説明
    アラーム名を入力し[次へ]をクリックし、[アラームの作成]をクリック

アラーム通知

EC2のCPU使用率を上げてアラーム状態にしました。

メール内容

対象のインスタンスがどういった状態か、かなり見やすいです。
メールはアラーム状態変更後すぐに届きました。

メールには対象のアカウントも記載されています。

メール内の[View details in service console]をクリックすると対象のCloudWatchアラームの画面を開くことができます。(ログインしている場合)

AWS User Notifications 通知センター

OK通知

EC2のCPU使用率を下げてOK状態にしました。

メール内容

AWS User Notifications 通知センター

さいごに

AWS User Notificationsを使用することで、全CloudWatchアラームの状態変更を通知する場合の設定が簡単に実施できました。
メールもかなり読みやすい内容でした。

なにかのお役に立つと幸いです。
以上、繁松でした。