クラスメソッド データアナリティクス通信(機械学習編) – 2026年5月号

クラスメソッド データアナリティクス通信(機械学習編) – 2026年5月号

2026年4月分のAWSの機械学習関連サービスのアップデート情報をお届けします。
2026.05.06

データ事業本部の鈴木です。
クラスメソッド データアナリティクス通信(機械学習編) の2026年5月号です。2026年4月分のアップデート情報をお届けできればと思います。

はじめに

Amazon Bedrock では、AgentCore の AWS Agent Registry とマネージドハーネスがインパクトの強いアップデートでしたね。
ほかにもBedrock Guardrails のクロスアカウント保護機能の一般提供、IAM プリンシパルによるコスト配分、AgentCore の Browser・Gateway・Identity まわりのアップデートなど、エージェント活用を組織的に管理・運用するための機能が多く発表されました。

Amazon SageMaker では、SageMaker Unified Studio のノートブック VPC 対応は嬉しい方もいるのではないでしょうか。HyperPodやData Agentなど、生成 AI・大規模学習に関わる改善も続いています。

Amazon Bedrockのアップデート

AgentCore で AWS Agent Registry がプレビュー提供

Amazon Bedrock AgentCore から利用できる AWS Agent Registry がプレビュー版で利用できるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/aws-agent-registry-in-agentcore-preview/

https://dev.classmethod.jp/articles/aws-agent-registry-preview/

組織内で「誰がどんなエージェントを作ったのか」「どのMCP Serverが使えるのか」という疑問に対して アプローチする機能になります。
承認ワークフロー、CloudTrail による監査証跡、セマンティック検索・キーワード検索が用意されており、エージェントやツールが増えてきた組織で「何がどこにあり、誰が使ってよいのか」を管理するための基盤になりそうですね。
東京リージョンでもプレビュー提供されています。

AgentCore にマネージドハーネスなどより迅速な開発のためのツールが追加

マネージドハーネス (プレビュー)、AgentCore CLI、コーディングアシスタント向けの AgentCore スキルが追加されました。これらのツールを使い、より簡単にAgent Coreでエージェントを開発可能になりました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/agentcore-new-features-to-build-agents-faster/

以下の記事では具体的な利用イメージを合わせて紹介しています。

https://dev.classmethod.jp/articles/bedrock-agentcore-managed-harness-preview/

Bedrock Guardrails でクロスアカウント保護機能が一般提供開始

Amazon Bedrock Guardrails で、組織内の複数 AWS アカウントに対して安全管理を一括適用できるクロスアカウント保護機能が一般提供されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/bedrock-guardrails-cross-account-safeguards/

以下のブログで紹介しています。

https://dev.classmethod.jp/articles/bedrock-guardrails-cross-account-safeguards/

IAM ユーザーとロールによるコスト配分をサポート

コストと使用状況レポート 2.0 (CUR 2.0) と Cost Explorer において、IAM ユーザーや IAM ロールなどの IAM プリンシパルによるコスト配分がサポートされました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/bedrock-iam-cost-allocation/

IAM ユーザーやロールにチーム、プロジェクト、コストセンターなどの属性をタグ付けし、それらをコスト配分タグとして有効化することで、Bedrock のモデル推論コストをタグ単位で分析できます。

AgentCore Browser が OS レベルのインタラクション機能を追加

Amazon Bedrock AgentCore Browser で、Chrome DevTools Protocol (CDP) だけでは対応しづらい、マウス操作・印刷ダイアログ・ネイティブシステムアラート・キーボードショートカットなど OS レベルのインタラクション機能がサポートされました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/agentcore-browser-os-actions/

以下の記事でも紹介しています。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-bedrock-agentcore-agentcore-browser-sample/

AgentCore の Gateway と Identity で VPC 内のリソースとのシームレスな通信が可能に

AgentCore Gateway から、VPC 内にあるプライベートリソース、たとえば EKS 上でホストされている MCP サーバーなどを直接呼び出せるようになります。また、AgentCore Identity では、VPC 内で実行されている ID プロバイダーへの接続がサポートされ、プライベート IdP によるトークン検証やアウトバウンドリクエスト向けのトークン取得が可能になります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/04/agentcore-gateway-identity-vpc/

API アップデート

Amazon SageMaker AIのアップデート

SageMaker Data Agent が日本とオーストラリアで地域固有の推論をサポート

Amazon SageMaker Data Agent で、日本とオーストラリアのクロスリージョン推論プロファイルがサポートされました。

アジアパシフィック (東京) およびアジアパシフィック (シドニー) リージョン内の Data Agent からの推論リクエストが、それぞれ日本・オーストラリアの地域内で処理されるようになります。JP-CRIS と AU-CRIS による地域固有の推論の設定で、データレジデンシー要件を満たしやすくなります。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/03/sage-maker-da-infr-jp-au/

SageMaker Data Agent がチャート作成とマテリアライズドビューをサポート

Amazon SageMaker Data Agent で、インタラクティブなチャート作成、Snowflake データソースに対する SQL 分析、マテリアライズドビュー管理がサポートされました。
自然言語で「2025年の月次売上推移を地域別にプロットして」といった依頼をすると、ノートブック内にインタラクティブなチャートを生成できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/03/amazon-sgmkr-dataagent-chart-mv/

SageMaker HyperPod がギャングスケジューリングをサポート

Amazon SageMaker HyperPod タスクガバナンスで、ギャングスケジューリングがサポートされました。
分散型トレーニングジョブに必要なすべてのポッドがトレーニング開始前に利用可能となります。
必要なポッドの一部だけが起動すると、処理は進まないのにリソースだけを保持してしまうことが防げます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/sagemaker-hyperpod-gang-scheduling/

SageMaker AI が生成 AI 推論レコメンデーションを提供開始

Amazon SageMaker AI で、生成 AI 向けの推論レコメンデーションがサポートされました。

利用者が独自の生成 AI モデル、想定トラフィック、パフォーマンス目標(コスト最適化、レイテンシー最小化、スループット最大化など)を指定し、SageMaker AI が複数のインスタンスタイプで最適化とベンチマークを行い、デプロイ準備済みの構成とメトリクスを提示します。
東京リージョンでも利用できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/sagemaker-ai-inference-rec/

SageMaker Unified Studio がノートブックカーネル向け VPC をサポート

Amazon SageMaker Unified Studio で、ノートブックカーネル向けに Amazon VPC がサポートされました。

ドメインレベルで設定された VPC 内でノートブックカーネルが実行されます。これにより、ノートブックからプライベートデータベース、内部 API、一般公開されていないデータソースなどに接続できます。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/sagemaker-unified-studio-vpc/

SageMaker HyperPod で G7e と r5d.16xlarge インスタンスをサポート

Amazon SageMaker HyperPod で、G7e インスタンスと r5d.16xlarge インスタンスがサポートされました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2026/04/amazon-sagemaker-hyperpod-g7e-r5d/

API アップデート

イベント・サービス情報

相談会

クラスメソッドのアナリティクス分野の支援では、AWS、Google Cloud、Snowflakeを中心としたクラウド上でのデータ分析基盤環境づくりにおいてトータルでサポートしています。

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最後に

2026年4月に発表された、AWSのAI/ML機能のアップデートについて、ピックアップした情報をご紹介しました。

データアナリティクス通信(機械学習編) - 2026年5月号は以上です。

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