#cmdevio2016 (レポート: La-2) AWS Mobile Maniacs
はじめに
こんにちは!加藤 潤です。
多数の方にご参加頂いているDevelopers.IO 2016ですが、私からは アマゾンウェブサービスジャパン ソリューションアーキテクトの塚田 朗弘さんによるセッション「AWS Mobile Maniacs」をレポートします。
セッション概要
AWSはモバイル開発の強力なサポートを始めてから約5年が経ち、今なお急速に進化を続けています。モバイル開発者の方やそのバックエンドシステム担当者の方に、AWSがいかに開発とビジネスの加速に寄与できるか、最新情報を踏まえてお届けします。
Mobile x AWS
- モバイルアプリ開発では、ユーザーID管理や認証、プッシュ通知のセグメンテーション管理など、考えなければいけないことが多いが本当に注力する必要がある部分(ビジネス)にフォーカスするためにAWSを使ってもらいたい
- Amazon CognitoやAWS Lambdaなど、AWSにはモバイルアプリを開発する上で利用できるサービスがたくさんあり、 それらをうまく活用することが大事
- サーバーレスアーキテクチャーはモバイル開発と相性が良い
- 2-TierアーキテクチャーでCognitoを利用することによりモバイルアプリ内にアクセスキーなどを保持しなくてよいのでよりセキュアに出来る
- 最近LambdaファンクションからVPC内へのリソースにアクセスできるようになり、よりLambdaの利用範囲が広がった
- モバイルアプリ開発の最初の一歩はMobile Hubを使うと良い。ただしMobile HubはmBaasではない。
- Mobile HubとmBaasが違うところは、mBaasは完全に中がブラックボックスで抽象度が高い反面カスタマイズに限界があるが、Mobile Hubは構成しているのがAWSの個々のサービスなのでブラックボックスではないのでスケールやパフォーマンスの面で信頼でき、カスタマイズ性も高い
Maniac(?) Usage
- Device Farmはテストのためのサービスだが、Request Generatorとして使っている(様々な端末からのWebアクセスを発生させる)人がいる(!)
- API Gateway + Async Lambda(同期処理のタイムアウトのための回避策)
- Cognito Sync as Another Datastore(Cognito Syncをデータストアとして使う)
- CloudFront Kamasetoke(キャッシュしないとしても、CloudFrontを前段に立てることで様々な恩恵を受けられる)
スライド
セッション内容の詳細は下記スライドをご覧ください。
まとめ
Mobile Hubについては筆者もベータ版の時から触っており、モバイルアプリ開発者がAWSを触る上での最初の一歩として最適だと思います。また、Device Farmのちょっとマニアック(?)な使い方や同期処理のタイムアウトを回避するためのAPI GatewayとLambdaの構成などもとても参考になったのではないかと思います。
登壇して頂いた塚田さん、ありがとうございました!!
それでは、AWSのサービスを利用して楽しいモバイルアプリ開発ライフを!!