
経験学習 – 具体的経験
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こんにちわ。組織開発がミッションの人事グループ・組織開発室に所属しているてぃーびーです。
仕事においてステップアップをしていくためには新しい知識やスキルを身に着けていく必要があります。そして、新しい知識やスキルを習得する最善の方法は実践を通して経験をすることです。
個人が経験を通して学習するサイクルについて「コルブの経験学習」の概念があります。

具体的経験とは?

具体的経験に必要な要素
適度な難易度の挑戦

- パニックゾーン(Panic Zone) - パニックゾーンは、自己のスキルや能力を超えるような挑戦やストレスが高まる状況です。この領域では、不安や緊張が支配的になり、適切な対処が難しくなります。過度なストレスや不安は学びや成長を妨げる可能性があります。
- ラーニングゾーン(Learning Zone) - ラーニングゾーンは、学びや成長が最も活発に起こる領域です。この領域では、挑戦と達成のバランスが取れており、自己のスキルや能力を超える新たな挑戦に直面しつつ、それに対処するためのリソースやサポートも利用できます。この状況下での経験は、成長や発展につながります。
- コンフォートゾーン(Comfort Zone) - コンフォートゾーンは、自己のスキルや能力の範囲内で行動する領域です。この領域では、安心感や安定感がありますが、新しい挑戦や成長の機会が限定されます。コンフォートゾーンに留まり続けると、スキルや能力の向上が制限される可能性があります。
内発的な動機
失敗を許容する文化
自己効力感
まとめ
コルブの経験学習における「具体的経験」について掘り下げました。
具体的経験に必要な機会はマネージャーが調整する範囲もあれば、自ら手を上げるなどして本人が調整できる範囲もあります。一方で、仕事の場に存在する経験機会の総量は一定です。良質の経験の機会を得るには過去の成果の積み重ねをもとにした信頼が必要だったり、普段のコミュニケーションからの関係構築が必要であったり、絶対的もしくは相対的に適任とみなされる実力が必要だったりします。その意味で、強みを磨き、良質の機会の主担当者としてお声がかかる状態を意図的に作り上げていくなど、自分なりの戦略を立てていく必要もあるでしょう。