[アップデート] AWS コンソールモバイルアプリで CloudWatch Logs Insights が使えるようになりました
いわさです。
AWS コンソールモバイルアプリを使うと、スマートフォンなどのモバイルデバイスから AWS リソースを操作することが出来ます。
CloudWatch Logs の基本機能も提供されており、ロググループに出力されたログ内容を確認することも出来たのですが、細かい条件を設定して分析したりするのは中々大変でした。
そんな中、今朝のアップデートで CloudWatch Logs Insight がコンソールモバイルアプリでもサポートされました。
CloudWatch Logs Insights を使うとクエリ構文を使ってログを分析することが出来る非常に便利な機能です。
単純な文字列検索くらいであれば従来の CloudWatch Logs の検索機能でも十分なのですが、様々な条件を組み合わせて発生頻度を把握するなどより詳細な分析が必要な場合は CloudWatch Logs Insights が非常に便利です。
コンソールモバイルアプリをアップグレードし、新機能を確認してみたので使い勝手などを紹介します。
Logs Insights 機能の確認とアップグレード
サービスアイコンから CloudWatch にアクセスします。
次のようにダッシュボードとロググループのみ、CloudWatch Logs Insights のメニューが表示されていない場合はバージョンがおそらく古いのでまずはアプリバージョンを確認しましょう。
私の環境はアップデート前の v3.10 でした。
今回の新機能は v3.11 から利用が可能です。
アップグレード後は先程の CloudWatch メニュー上に CloudWatch Logs Insights が追加されていると思います。
使い方
マネジメントコンソールの CloudWatch Logts Insights と UI は違いますが使い方は同じです。
ロググループを選択し、抽出範囲の時間を設定し、クエリを実行します。
デフォルトではロググループが選択されていないので Run Query が実行できません。
ということでまずはロググループを選択しましょう。
上部の「Search log groups」からロググループを選択することが出来ます。
続いて必要に応じて時間の絞り込みもしましょう。デフォルトでは「直近 1 時間以内」が選択されていました。
Custom から範囲を広くしたり、絶対値での指定も可能です。
あとはクエリを入力して実行ですが、CloudWatch Logts Insights はこのクエリ入力が少し大変ですよね。
Queries ボタンを押すと保存されたクエリを検索することが出来ます。
Common Query という位置づけでよく使うクエリセットが AWS からも提供されています。
クエリを入力したら「Run Query」ボタンで実行しましょう。
実行結果はこんな感じです。ログが羅列される感じですね。
ログは折りたたまれた状態で表示されるので、右上の Expand All を押すか、それぞれのログをタップすることで広げて表示することが出来ます。
さいごに
本日は AWS コンソールモバイルアプリで CloudWatch Logs Insights が使えるようになったので使ってみました。
外出先から CloudWatch のログ分析をしたい時に使ってみてください。これでいつシステム障害やセキュリティインシデントが起きても大丈夫ですね。