[アップデート] AWS Cost Categories のルールが最大12ヶ月前までさかのぼって適用可能になりました

年始からとか期初からとか1年以内なら遡及適用OKだよ
2022.10.06

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どうも、ちゃだいん(@chazuke4649)です。

AWS Cost Categories のルールが最大12ヶ月前までさかのぼって適用可能になりました!

AWS Cost Categories がルールの遡及適用(そきゅうてきよう)のサポートを開始

そもそも AWS Cost Categories (コストカテゴリ) とは? という方はこちらをどうぞ。

何が嬉しい?

これまでは、コストカテゴリの作成月の初めからルールが適用されていました。なので、例えば会社の会計年度が4月始まりの場合に、仮に6月にコストカテゴリを設定した場合、「4月、5月も見たい」とか「年始から見たい」と言っても見ることはできませんでした。

それが今回のリリースにより、新たに作成するコストカテゴリや、既に作成済みのコストカテゴリに対し、それを作成したタイミングから最大12ヶ月前までコストカテゴリルールを適用できるようになりました。さらにこの変更は、AWS Cost Explorer にも反映可能です。

やってみた

今回は既存のコストカテゴリを更新してみます。

AWS Billing コンソールから、Cost Categoriesを開きます。既存のコストカテゴリ test1 を編集します。変更前の Effective start date は 「2022年4月1日」になっています。

最初の画面の下部に 「Lookback preriod」 の項目が追加されていました。ここで遡及適用を設定すればよさそうです。

チェックボックス一番下の"Apply cost category rules starting any specified month from the previous 12 months"を選択すると、現在から12ヶ月前の月まで選べるようになっていました。今回は年始から見てみたいので、「2022年1月」を選択します。

その他変更がなければ、一番下の「変更を保存して終了」を押します。

更新が成功したとのことです。

コストカテゴリ一覧画面にて、ステータスが「処理中」になっており、Effective start date が「2022年1月1日」に変更されていることが確認できました。

また、test1のコストカテゴリを開くと、右上に年月を選択できるプルダウンがありました。

適用後は、ここで遡及適用した年月を指定すれば、過去のグラフが参照できるものと思われます。

確認は以上です。

参考情報

Creating cost categories - AWS Billing