Tableau Cloud Managerを使用して複数サイトを作成してみた
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はじめに
データ事業本部 BIチームのKariyaです。
Tableau Cloudで、テナント単位で複数のサイトを管理できるようになりました。
さっそく、サイトの追加から削除までをやってみましたのでご紹介します。
対象読者
Tableau Cloudのサイト管理をされている方(情報システム部門など)
Tableau Cloud Managerとは
Tableau Cloudでは、1サイトのみ管理する構成となっていました。
管理者から見ると、1サイトのみ見えている状態です。

2024年秋より、Tableau Cloud Managerによって管理者が複数のサイトを管理できるようになりました。
ライセンスにより作成できるサイト数は異なりますが、最小でも3サイトが管理できることになります。
Tableau Cloud Manager (TCM) で管理するサイトは、組織内の Tableau Cloud サイトに対応します。既定では、テナントには最大 3 つのサイトが含まれますが、ライセンスの種類によってこの制限が増え、Enterprise ライセンスでは 10 サイトまで、Tableau+ ライセンスでは 50 サイトまで管理できます。
これにより、例えば1つの企業のTableau Cloudの中で、以下のように複数のサイトを使い分けることができます。
- 本番環境用のサイト
- 検証環境用のサイト
- お客様向けのデモ用のサイト

やってみる
Tableau Cloud Managerの画面へ移動
Tableau Cloudのサイト一覧の画面から、Cloud Managerの画面へ移動します。

サイトの作成
新しいサイトをクリックし、サイト名・サイトの場所・サイト管理者を指定して作成します。

サイトの一覧に、作成したサイトが表示されました。

作成したサイトの確認
作成したサイトへ移動すると、管理者のみが登録されているサイトが確認できました。

サイトの設定変更
作成したサイトの設定で、サイトロール制限をすることができます。

例えば、Creatorを6ライセンス持っているがこのサイトでは3ライセンスまでの使用に制限したいなど、サイト毎の使用ライセンスの上限を設定できます。

サイトの削除
サイトが不要になった場合は、削除をします。

削除により、サイトが使用できなくなりますが、30日以内であれば有効化することで再度使用できるようです。

サイトの有効化
削除から30日以内の場合は、サイトの一覧に表示され、アクションから「有効化」が選択できます。


なお、サイトの削除から有効化までには最大24時間待つようにとの説明があります。
サイトの削除と有効化は短時間で何度も実行するのはやめておいた方が良いでしょう。
注: 誤ってサイトを削除した場合は、サイトをもう一度有効化することを試みる前に、動作が完了するまで最大 24 時間お待ちください。
おわりに
Tableau Cloudでサイト作成から削除までの手順をご紹介しました。
複数サイトを使用する際の参考になれば幸いです。










