[レポート] C-7 Data Superherosと語る最先端のデータ活用~データ民主化の魅力と秘密~ – Snowflake Data Cloud World Tour Tokyo – #SnowflakeDB

2023.09.11

皆さんこんにちは、アライアンス事業部の清水です。

2023年09月08日(金)、ANAインターコンチネンタル東京にて、Snowflake社による日本最大級のデータイベント「Snowflake Data Cloud World Tour Tokyo」が開催されました。

「Snowflake Data Cloud World Tour」と銘打っているように、このイベントは全世界3つのリージョン(APJ, Americas, EMEA)、26の都市で継続的に開催されています。東京での開催はその一環という訳ですね。

この日は関東地方が、以下の通りあいにくの台風でどうなるかと思いましたが、予定通りイベントは開催されました!

ということで当エントリでは、イベント内のセッション『Data Superherosと語る最先端のデータ活用~データ民主化の魅力と秘密~』の参加レポートをお届けします。

概要

アジェンダに記載されているセッションの概要は以下の通りです。

セッションタイトル: ・Data Superherosと語る最先端のデータ活用~データ民主化の魅力と秘密~
登壇者: ・アルテリックス・ジャパン合同会社 井澤 考史 氏 ・株式会社truestar 藤 俊久仁 氏
セッションの説明: ・皆様はデータ分析を短時間で行えていますか?Alteryxはビジネスユーザーがデータを効率的に利活用できる基盤を提供しています。弊社のあるお客様ではデータ分析にかかる多くの非効率的な時間を大幅に削減し社員の生産性を劇的に向上させるなどの効果をあげています。本セッションでは、これら事例のご紹介だけでなく、株式会社truestarからSnowflakeのData Superherosに認定された藤様にもご登壇いただき、AlteryxとSnowflakeを使ったサービスのデータ活用の魅力や秘密についてご紹介します。

内容

登壇者挨拶・本日のAgenda

最初にAlteryx社の井澤様、true star社の藤様・小澤様が壇上へ

Agendaは以下の通りです。

Alteryxについて

米国カリフォルニア州アーバインが本拠地で、8300社を超えるクライアントが利用中です。製造業など数字に厳しい業界からも利用されております。また日本のケースでいくと「alteryxユーザー会」といったユーザー同士の交流の場もございます。

歴史ですが、2000年にアメリカの国勢調査データ分析ソフトウェアからスタートし、その後に地理空間分析データ分析へと進んできた経緯があります。2017年にはニューヨーク証券取引所へ株式上場、資本強化後、クラウドに向けて展開しています。日本ではソフトウェアレポートから投資No1の評価を受けました。

データの取り込み、加工、集計、そしてモデル作成などを一貫して行うことが可能で、これが強みになっています。

Alteryxのベネフィット

データ取扱の効率化や大規模データ処理といった観点で、多くのクライアントがAlteryxを利用し、高い効果を実感しています。

事例として、大手小売業者はAlteryxの使用により、日報や在庫管理作業における作業時間を97%削減できました。また、通信業のクライアントでは2億6億円のコスト減、11,000時間の労働力削減を達成。多数のプロジェクト展開やハッカソン等を通じて、Alteryxの効果を体感している企業が増えています。

DXの課題とAlteryxの対応

DX(デジタルトランスフォーメーション)に向けた進行の中で、各企業が抱える課題や懸念も存在しています。

Alteryxはそのような課題に対しても、具体的に対応しています。

例えば、ビジネス部門が主体的に自走可能なデータを取扱えるよう「Analytics for all」をモットーとし、全員が参加可能な環境を提供しています。

詳細は、以下をご確認ください。

リファレンス・ユーザー様のご紹介

Alteryxの長期ユーザーであり、「Data Superhero」とも称される株式会社true star 代表取締役社長 藤様と、データエンジニアの小澤様が壇上へ。true star社ではデータ分析、可視化、およびデータ開発などの事業を行っています。

データは主にPrepper Open Data Bankから取り扱い、Alteryxを使用してこれらのデータを加工し、Snowfalkeのマーケットプライスに公開しています。

公開データは以下のような内容です。true starと検索するだけで、さまざまなデータに無料でアクセス可能とのことですので、ぜひご確認ください。

From Alteryx to Snowflake

PODBから取得したデータをAlteryxで加工し、Snowflakeで公開するのに具体的にどのようにしているかの説明です。

国土数値情報のポリゴンデータ、国勢調査のデータ、国土地理院のデータを集めて、Alteryxでデータクレンジングをし、マージしたうえでSnowflake上に公開しています。

他にも気象庁のデータには、都道府県などの属性が含まれていないため、これらを関連付けて公開しています。このようなデータは、必ずしもすぐに使いやすい形になっているわけではないため、ユーザーが必要な情報を簡単に検索し、取り扱うことができるようtrue star社では行っています。

From Snowflake to Alteryx

事例として、大手コンサルティング会社の内容が語られております。対象となっているのはCO2の削減量の分析で、そのための学習データの作成に、Alteryxを利用した内容のご紹介です。

データソースは全体で5つあり、3つはPODBからSnowflakeを経由して取り込み、残りの2つは手元にあるデータを使用したとのこと。これらのデータはAlteryx上で組み合わせたり、按分計算を行ったり、一番近い値を紐づけたりという操作を行い、最終的に学習データを生成したとのこと。具体的には、観測所のデータと衛星画像データを組み合わせた内容でした。

観測所が近くにない場合、範囲内の複数の観測所から取得したデータを平均化して使用。これによりデータの不適切性を緩和し、データの品質を保つための行ったとのこと。これらの処理は、Alteryxの空間ツールとフィルタリングツールを使用して容易に行うことができます。

alteryxを使う理由

  • Alteryxがノーコード、仕様書不要、充実した空間分析ツール等を提供し、プロジェクト運用の障壁を超える力がある
  • デバッグが容易で、コードの可動性が高い
  • Alteryxの視覚的なUIが解析プロセスの可視化と理解を容易にし、他のコード言語よりも複数人での共用や説明が簡単

Alteryxのポートフォリオ

最後に以下のクラウド製品のご紹介です。

以下の製品の詳細は、Alteryx社のイベントのブログをご確認いただければと思いますが、データエンジニアではなくビジネスユーザーでも簡単に利用できることが協調されています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業にとって有用なツールですので、ご興味がありましたら弊社までお問い合わせください。

まとめ